概要
平頂山を根城に弟・銀角と共に三蔵法師を捕食し不老長寿を得ようとしている妖怪で、天界から盗み出した五つの宝貝、すなわち琥珀浄瓶(こはくじょうへい)、七星剣(しちせいけん)、芭蕉扇(ばしょうせん)、幌金縄(こうきんじょう)、紅葫蘆(べにひさご)を使用する。
名前がヒジョーに覚えやすいことから、よく子供向けの作品や短編に作り直された場合には「牛魔王の手下」みたいな扱いになりやすいが、実はその正体は生粋の妖怪や魔王ではない。
五大宝貝
せっかくなのでここで解説する。
紫金紅葫蘆
瓢箪。名前を呼んだ相手が一言でも返事をすると、そのまま吸い込まれてしまう(偽名でも一度でも名乗った名前ならば有効)。中は毒液で満たされており、放っておけば溶かされてしまう。
実は太上老君の金丹入れ。
琥珀浄瓶
水差し。効能は上記の紅葫蘆と同じ。
実は太上老君が金丹作りの際に使う水差し。
七星剣
中国の伝承に度々登場する名剣。本作では太上老君の宝剣。
幌金縄
持ち主が命令すると勝手に相手に絡みつく、ドラえもんのひみつ道具みたいな魔法の縄。
実は太上老君の腰帯。
芭蕉扇
デカい団扇。該当項目参照。