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おそ松くん

おそまつくん

「おそ松くん」とは、赤塚不二夫作のギャグマンガ、およびそれをもとにしたアニメである。

概要

赤塚不二夫の連載ヒット作品。最初は全4話の短期集中掲載の予定であり、「ならハッチャけよう」と考えた赤塚が顔が全部同じな六つ子を主役(本来の予定なら12つ子にするつもりだったらしいが、さすがに紙面に入りきらないため半分に削ったとのこと)にした所予想以上にこれが受け週刊少年サンデー小学館)において1962年から1967年にかけて連載されることとなる。

その後週刊少年キング少年画報社)やコミックボンボン講談社)にも掲載されている。

天才バカボン』や『ひみつのアッコちゃん』とは異なり、頻繁に前の設定が無かったことになったり、完全パラレルの名作パロディ回が出たりする。

実は1985年12月に、フジテレビ系列(ただしテレビ山口テレビ長崎テレビ大分テレビ宮崎鹿児島テレビ除く)で実写版が放送された

原作

おそ松くん

週刊少年サンデー」 (小学館) 1962年4月15日16号 ~ 1969年5月18日21号

「小学一年生」 (小学館)1966年4月号 ~ 1967年3月号

「ボーイズライフ」 (小学館)1966年4月号 ~ 12月号

新・おそ松くん

「週刊少年キング」 (少年画報社) 1972年13号 ~ 1973年53号

別名『キング版おそ松くん』ともいう。「新・おそ松くん」という名義は「天才バカボンの時代なのだ」より。

最新版おそ松くん

「月刊コミックボンボン」 (講談社)1987年11月号 ~ 1990年3月号

「月刊テレビマガジン」 (講談社) 1988年2月号 ~ 1990年1月号

「ボンボン版おそ松くん」という表記もあるが、それはテレビマガジンでも並行連載していたので誤りである。「最新版おそ松くん」という名義は実際の単行本と、1部の電子書籍サイトでも、「おそ松くん」と「最新版おそ松くん」を分けて売っているサイトがあるが、ebookjapanでは全て「おそ松くん」名義で販売をしている。この漫画では松野家の住所が「東京都新宿区下落合」になっている。

アニメ

1966年にスタジオ・ゼロおよびチルドレンズコーナーの共同制作によりテレビアニメが製作され、NET名古屋放送毎日放送九州朝日放送ほかで放送されたが、ホスト局は、1966年当時NETと関係が深かった毎日放送が務めた。なお、毎日放送がアニメのホスト局を務めたのは、この作品が初めてであった。

1988年にはぴえろによってリメイク版が作られ、フジテレビ系列局(ただし山陰中央テレビ除く)および日本テレビ系列局約2局、TBS系列局約2局(そのうち約1局フジテレビ系列局)、テレビ朝日系列局約1局(放送当時)で放送された。

原作にはないオリジナルストーリーが続出、逆作画崩壊的な美形キャラたちが登場した。加えてトト子の設定変更などテコ入れが多い。特に、イヤミとチビ太が事実上の主人公と位置づけられている。赤塚作品なら仕方ない。

2015年秋におそ松さんというタイトルで、おそ松らが大人になったという設定の三作目のアニメが製作・放送された。原作漫画は「おそ松くん」であるものの、設定が大きく異なり、完全にオリジナルストーリーである。特に六つ子に変更が加えられ名実共に主人公となっている。詳細は該当記事参照。

「おそ松さん」は「おそ松くん」のアニメの第三作目ではあるものの、上記の特徴から同一視することに関しては賛否両論があるため、声優などの記述も該当記事に記述する。

1966年版1988年版2015年版
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