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アタランテの編集履歴

2016-02-20 14:34:21 バージョン

アタランテ

あたらんて

ギリシャ神話に登場する人物。

曖昧さ回避

  1. ギリシャ神話に登場する人物。
  2. 1を基にした、Fate/Apocryphaに登場する赤のアーチャー。→アタランテ(Fate)

ここでは1について解説する。


ギリシア神話のアタランテ

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 ギリシャ神話史上最速の異名を持つ女性戦士。といってもアマゾネス出身ではないため胸は普通にある。

 父のアイアソスは男児が欲しかったため、子供が女と知るとに捨ててしまった。かわいそうに思った狩猟女神アルテミスはメスのを遣わして彼女に母乳を与え、彼女を生きながらえさせた。その後アタランテは狩人に拾われ、アルテミス神を信仰してを収斂し体を鍛えた。

 その後アタランテはアルゴ号冒険にも唯一の女性メンバーとして参加、更に帰り着いた後にはテセウスのオヤジと相撲を取って勝つなどといった女子力(物理)っぷりを発揮する。

 やがて彼女の名声を聞きつけた王様から、アルテミスの神罰によって送り込まれた「カリュドーンの退治を依頼され、諸国の英雄たちと共に狩りに参加する。アタランテはこれによって最初に猪にをつけたということで、主催者の息子で、剛勇無双で知られた槍投げが得意な英雄メレアグロス(既婚者)はプレゼントとして彼自身が止めを刺した猪の毛皮を彼女に送った。メレアグロス(既婚者)はアタランテの美貌に骨抜きになっていたのだ。これに怒った親戚を逆切れして殺してしまったメレアグロス(既婚者)は天罰が下って死に至り、衝撃を受けたアタランテは結婚しないことを誓った。

 やがてアルゴナウタイでの冒険や猪退治などでアタランテは「武勇轟く美貌の狩人」として名をはせ、男たちはこぞって彼女に求婚した。処女神としての一面も持つアルテミスの信者であるアタランテは上記のメレアグロス(既婚者)のもあってか最高にイラついており、「結婚したいなら命かけてあたしと競走しろよ、負けたらマジで殺す。かわいそうだからハンデはやるよ」と無茶ぶりを行う。野郎どもはまさか女に負けるわけがあるまいと余裕ぶっこいて走り出したが、アタランテはすぐさまそれを追い抜いてしまう。実はアタランテは人間の中で最も足が速いとまで言われたスプリンターだったのだ。かくてバカな男たちはレースが終わるや否や彼女に弓矢射殺されていった。

 しかし、世の中には諦めの悪い男がいたようで、ヒッポメネスという青年の女神アフロディーテ「お願いだから勝たせてください」と頼み込んだ。アフロディーテはヒッポメネスに3つの黄金林檎を手渡し、「追い抜かれそうになったらこれを後ろに投げなさい」と言った。試合当日、ヒッポメネスは先に走りだし、アタランテに追い抜かれそうになる度に林檎を放り投げた。アタランテはそれに気を取られて集中できず、すんでのところでヒッポメネスは先にゴールした。かくて二人は結ばれたのである。


結婚後の彼女については語られていないが、ギリシア・ローマ神話の登場人物たちが様々なもの(動物、植物、鉱物、更には星座や神など)に変身してゆくエピソードを集めた「変身物語」では、二人がキュベレーの神域で性行為を行なったため、怒ったキュベレー神によりヒッポメネス共々ライオンに姿を変えられた(古代ギリシャでは、ライオンは雌雄が直に番わずを介して番うと信じられていた。)とするなどの話もある。


余談

Fate/staynightスピンオフ漫画氷室の天地』では、主人公がプレイするカードゲームの中の「地中海デッキ」において、カストルポルックスオルフェウスメデイアなどと共に登場している。

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