影浦雅人

かげうらまさと

影浦雅人とは、週刊少年ジャンプで連載中の漫画「ワールドトリガー」の登場人物

「よぉチビ……遊ぼうぜ」

プロフィール

ボーダー本部所属B級2位の影浦隊の隊長(アタッカー)。

ボサボサの髪にギザギザの歯、そして野獣のような鋭い眼光を持つお好み焼き屋の次男坊。

歯に関しては本人も気にしているのか、マスクを着けている。

作者の中では髪の毛を描くのがダントツでめんどくさいらしく、その内突然野球か仏門に目覚めて丸坊主になる可能性が濃厚らしいが…？

初登場は第108話(13巻収録)。自身の陰口を叩いていたC級隊員二人に対していきなり攻撃して首をはねるという中々インパクトのある登場をした。(なお、トリオン体だったので、二人に怪我は無い)

そのワイルドな見た目に違わず気が短く粗暴な性格で、根付さんやC級隊員に対して度々暴力事件も起こしている問題児。

根付さんアッパー事件による隊務規程違反でB級に降格＋8000pt剥奪の処置を受けている。

なお、上記のC級に対する攻撃によって、さらに追加で2000pt剥奪されたらしいことが窺える。

しかし村上曰く、「根は単純で裏表がない」らしく、自分を見て怯えるC級隊員に向かって襲い掛かるようなポーズをとって驚かせるなどお茶目(?)な一面もある。

(｢・ω・)｢ｶﾞｵｰ

影浦隊の面々をはじめ、同い年の村上や荒船など、親しい間柄の人物からは「カゲ(さん)」と呼ばれており、影浦自身も村上の事は「鋼」と呼んでいる。

近界への遠征には興味がなく、そのせいか他チームのランク戦の映像記録は滅多に見ない様子。

村上が仲介する形で遊真と顔合わせする事になるが、この時は個人戦は受けずに作戦室で映像記録を見に行っている。その姿を見たゾエさんが「やっとやる気になってくれた」と感激していた。

続くB級ランク戦第四戦「二宮隊vs影浦隊vs三雲隊vs東隊」では、遊真を優先的に狙いつつも、隙を見せた相手には容赦なく襲いかかり、2得点を上げた。

最終的に遊真との一騎打ちを二宮に潰されてしまい、狙撃手の東も残っていた事から、三者睨み合いのまま時間切れで試合終了となった。

主な使用トリガーは「スコーピオン」で、個人ポイントは4780pt(ペナルティで-10000pt済) 。

トリガーセットから分かるように攻撃方法は「スコーピオン」のみと、搦め手は使わない純粋な近接型。

「スコーピオン」を鞭のように細長く変形させて離れた相手を攻撃する蛇腹剣のような扱い方をするのが特徴。その正体はスコーピオンを2本つなげて使う「マンティス」という荒技で、桜子によれば影浦自身が考案したとの事。この技により、攻撃手としては長いリーチを持つ。

前述の通り、隊務規程違反のペナルティで大幅減点を受けているため順位こそ低いがボーダーでも屈指の実力を持つ攻撃手であり、攻撃手4位の村上が個人戦で勝ち越せていない四人の内の一人である（他の3人は太刀川、風間、小南）。

トリオン	攻撃	防御・援護	機動	技術	射程	指揮	特殊戦術	トータル
7	12	5	7	9	2	4	5	51

「感情受信体質」

自分に向けられた他人の意識や感情を肌で感じ取ることが出来、本人によれば「肌にチクチクと刺さるような感じがする」らしい。信頼や恐れなど感情ごとに刺さり方が異なり、負の感情ほど不快に感じるとのこと。

作者曰く「作中トップクラスにしんどいサイドエフェクト」。

日常生活では難儀なことこの上ないが、戦闘ではむしろプラスの面が強く、自分の方に意識が向いてさえいれば相手が死角や離れた場所に居ても攻撃を察知できるので、彼に不意打ちや狙撃は一切通じない(加古曰く「乱戦では有利」)。

現に、上記の遊真との一騎打ちの最中には二宮が「両攻撃追尾弾」で乱入したが、いち早く察してシールドを展開し、被弾を防いでいる。

ただし、流石に相手の思考までは分からない上に、影浦本人が「クソ能力」「便利じゃない」と愚痴っていることから、本人の意思とは関係なく受信してしまうものと推測される。