概要
オーボエ(Oboe)とは、ダブルリードを使用する木管楽器の一種。
クラリネットやサックスなどのシングルリードの楽器とは違い、上下に2枚重ねたリードを金属製のチューブと組み合わせ、ストローの様な形状にした特製のダブルリードを用いて音を出す。
また、オーケストラなどでは演奏前のチューニングの基準を担当する。
しっとりとした甘美な音色が特徴だが、その音色の特性上、大人数で演奏する場面などで他の楽器のサウンドにかき消されてしまうことがしばしばある。
そのため、オーボエが活躍する場面は必然的にソロを初めとするワンマン・ステージとなる。
その他、楽器の構造からくる整備の煩雑さ、ダブルリードの製作の難しさなどから、バンドや楽団における”深窓のお嬢様”のような印象を持たれることが多い。
コールアングレ(イングリッシュホルン)
オーボエより完全5度低い楽器に、コールアングレ(Cor anglais)と呼ばれる楽器がある。
楽器の先端部(ベル)が丸く膨らんでいること、オーボエより若干長くなった吹き口が特徴である。
なお、英語ではイングリッシュホルンと呼ばれるが、金管楽器のフレンチホルンとは何ら関係ない。
関連イラスト
オリジナル
版権
関連動画
オーボエ協奏曲 ニ短調 第2楽章/アレッサンドロ・マルチェッロ
家路
愛の挨拶
オーボエ協奏曲 第一楽章
3つのロマンス 第一番
3つのロマンス 第二番
オーボエソナタ ニ長調作品166/サン=サーンス
ガブリエルのオーボエ~ニューシネマパラダイスメドレー
作業用BGM
オーボエ奏者
国内
- 青山聖樹
- 池田昭子
- 市原満
- 河野正孝
- 鈴木清三
- 延原武春
- 福田淳
- 松原清
- 宮本文昭
- 茂木大輔
海外
- アルブレヒト・マイヤー(Albrecht Mayer) - ドイツ
- インゴ・ゴリツキ(Ingo Goritzki) - ドイツ
- ウィリアム・ハーシェル(Sir Frederick William Herschel) - ドイツ
- ヴィリー・ゲルラッハ(Willy Gerlach) - ドイツ
- カール・シュタインス(Karl Steins) - ドイツ
- ギュンター・パッシン(Günther Passin) - ドイツ
- クラウス・ベッカー(Klaus Becker) - ドイツ
- シュテファン・シーリ(Stefan Schilli) - ドイツ
- ハンスイェルク・シェレンベルガー(Hansjörg Schellenberger) - ドイツ
- ヘルムート・ヴィンシャーマン(Helmut Winschermann) - ドイツ
- マンフレート・クレメント(Manfred Clement) - ドイツ
- ローター・コッホ(Lothar Koch) - ドイツ
- クリスチーネ・ペンドリル(Christine Pendrill) - イギリス イングリッシュホルン(コールアングレ)奏者
- ジョナサン・ケリー(Jonathan Kelly) - イギリス
- ジョン・アンダーソン(John Anderson) - イギリス
- レオン・グーセンス(Léon Goossens) - イギリス
- ジョン・デ・ランシー(John de Lancie) - アメリカ
- ジョン・マック(John Mack) - アメリカ
- レイ・スティル(Ray Still) - アメリカ
- ロバート・ブルーム(Robert Bloom) - アメリカ
- フランソワ・ルルー(François Leleux) - フランス
- マルセル・タビュトー(Marcel Tabuteau) - フランス
- イルジー・タンチブデク(Jiří Tancibudek) - チェコ
- ハインツ・ホリガー(Heinz Holliger) - スイス
架空のオーボエ奏者
関連タグ
oboe ファゴット クラリネット バスクラリネット フルート リコーダー 笛 縦笛