メガオニゴーリ
めがおにごーり
基礎データ
ずかん | No.362 |
---|---|
ぶんるい | がんめんポケモン |
タイプ | こおり |
たかさ | 2.1m |
おもさ | 350.2kg |
とくせい | フリーズスキン |
概要
英語版ORAS特別体験版で初めて姿が明らかになった(日本語版はメガハガネール)。
元々鬼のような形相だったオニゴーリがさらに鬼に近くなり、額に氷の角が生えた。
しかし最大の特徴はその口裂け女のように大きく開いた顎。メガシンカの強力なエネルギーに耐えられず、顎が外れて壊れてしまったためこのような顎になった為、口が常時開けっ放しになっている。大丈夫なのかおい。
その代わり、冷気の威力がパワーアップしており、その口の中に敵を放り込んで相手を凍らせてしまうと言う。
ちなみにオニゴーリはかみくだくを習得できるため、そんな顎で噛み砕けるのかと突っ込まれる事も。
ゲーム上での性能
H | A | B | C | D | S | 合計値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
オニゴーリ | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 480 |
メガオニゴーリ | 80 | 120 | 80 | 120 | 80 | 100 | 580 |
上昇値 | ±0 | +40 | ±0 | +40 | ±0 | +20 | +100 |
見た目こそ凶悪化しているものの、タイプはこおり単色のまま変化していない。
能力は攻撃と特攻が大きく上昇し、素早さもこれに追従している。反面、耐久はメガシンカ前と全く変わっていない。つまり強化されたのは言葉通り攻撃面のみである。
特性はフリーズスキンに変化する。 アマルルガの持つ特性と同じで、特性自体は強力な部類に当たる。
…のだが、困った事にオニゴーリはノーマル技のレパートリーが非常に貧弱。
物理技はおんがえしやからげんき(レート使用を考えないならばすてみタックル)と有用な技自体はあるのだが、それに対して特殊技はいびき・りんしょう・はかいこうせんという使うには癖がありすぎる3種類しかないため、メガオニゴーリの運用はほぼ物理重視の型となる。
ORASではみずタイプへの対抗技であるフリーズドライを習得できるようになったので、一応物理特化以外の型にしても問題は無い。
能力の上昇が前述通り、攻撃面に偏っている点も問題。
元がALL80と言う平坦な数値であるため、いずれかの能力に特化した能力上昇にする事が難しく、メガシンカにしては火力不足になってしまうのは仕方ない。
一応フリーズスキン適応技+じしんで大半の相手には対抗できるのでこれもあまり問題ではない…とはいえ、やはりメガシンカ全体で見ると能力も技も不足しているとしか言えない。
また、こおりタイプは攻めで強い分耐性が非常に低い。
高い防御面の数値でタイプ不利をある程度誤魔化せるグレイシアやクレベースとは違い如何せん中途半端な数値の耐久を持つオニゴーリは不一致弱点の攻撃すら辛くなる。
その癖、メガシンカによる耐久上昇は全く無いため「メガシンカで確定数をずらす」事は不可能なのである。
メガガブリアスやメガラティオスと言った純粋な評価のあまり高くないメガシンカも、この利点があるから差別化が効かせられるのだが、コイツの場合はそれすら許されない…。
ここは、スキン特性唯一のだいばくはつ使いである点に注目したい。
その威力は実質487.5と圧倒的であり、生半可な耐久のポケモンは一瞬で塵と化す。
しかし1戦で1枠しか使えないメガシンカ枠を、そんなホイホイ自爆させて良いものなのだろうか…。
しかもこれだけ決死の攻撃を仕掛けても、防御特化クレセリアは確定で耐えてしまう。現実は非情である。
メガシンカ前の特性・ムラっけと組み合わせるのも一つの手である。
ただし、どの能力が上昇するかが安定しない上に通常のオニゴーリでいるターンが実質長くなってしまうため上級者向け。
やはりメガシンカの中ではあまり良い立場であるとは言えない。
勿論、だから使えないと言うわけではない。メガオニゴーリだからこそ出来る戦法も上記のようにあるのである。
それが自爆なので殊更目立つのだが…。
しかしそんなメガオニゴーリでも活躍できる場面はあった。さかさバトルである。
こおりタイプはさかさバトルにおいては守りにおいて強く(弱点が同じこおりタイプのみ)、数値の不安を誤魔化しやすい。
また、こおりタイプの弱点を唯一突く事が出来るという点でも評価が高い。
ただし、さかさバトルでは強力なタイプであるくさタイプやドラゴンタイプに技が通りにくくなってしまっているのが難点。