CV:西村知道
概要
仮面ライダービーストが使用するベルト・ビーストドライバーに封印されていたファントム。劇中では「キマイラ」と名乗っている。
ライオンをベースに、右肩に隼、左肩にイルカ、胸にバッファロー、尻尾にカメレオンの頭がついた姿をしている。
一人称は「我」で、古風な口調で話す（上記の通り頭が5つあるが対話をするのはライオンの頭部のみ）。また、プライドが高く第三者から分けて貰う形で魔力を得る事は嫌っている様子。
なお、本来の宿主については全く明かされていない。
とある遺跡を調査していた仁藤攻介が発見し、ビーストリングを使ったことで封印が解かれ、仁藤に魔法の力を授けるかわりに、魔力を喰らうように促した。
現在はビーストドライバーではなく仁藤の体に宿っている為、ビーストドライバーを外しても契約は切れない。
ビーストエンゲージリングでゲートのアンダーワールドに入り、キマイライズリングで召喚される。
前述の契約があるためか、マシンウィンガーで操作しなければならないウィザードラゴンと違って戦闘中はビーストに協力的。
戦闘時は爪牙による格闘と、各頭からビームを発射して攻撃する。トドメの際には巨大なライオンの幻影が出現し、ファントムを喰らう。
第49話にて、サバトを阻止するためビーストが白い魔法使いのハーメルンケインを奪って、自らビーストドライバーに突き刺して破壊したことで外の世界に開放された。その際にサバトで発生した莫大な魔力を食らう事で満たされた彼は仁藤を呪縛から解放し、何処かへ去って行った（同時に仁藤はビーストに変身する力を失ってしまう）。
余談
メデューサらやウィザードラゴンなどの他のファントムとは異なり、ゲートとなった人間を絶望させて新たなファントムを生み出させることはなく、一番の目的は食事＝魔力を得ることという風変わりなファントムであった。
仁藤の体から解放された際にも、魔力を喰らったあとは満足してそのまま飛び去ってしまい、人間に危害を加えた様子は見られなかった。言い方こそ上から目線だがたびたび仁藤を心配したりビーストハイパーへの強化に際しさりげなく助言のようなセリフを言うなどツンデレっぽい言動が多々見受けられる。
後日談となる映画では研究目的で仁藤に捕まえられていたが再び変身の決意を固めた仁藤が自身の意志で再契約、再び力を貸すようになった。具体的にどう摂取しているのかは不明だがヘルヘイムの森の実が好物になったらしい。後に『仮面ライダー鎧武』のテレビ本編にてその果実を食べるとインベスになる事が明らかになり、彼がインベス化するのではないかと懸念の声もある。
関連タグ
仮面ライダーウィザード ファントム(仮面ライダーウィザード)
仮面ライダービースト/仁藤攻介・・・契約者
