関門トンネル
かんもんとんねる
関門海峡を越える海底トンネル
概要
山口県下関市と福岡県北九州市門司の間にある関門海峡を越える海底トンネルのことで、以下4本が貫かれている
1.1942年に単線開通、1944年に複線開通した山陽本線の下関駅~門司駅間にある鉄道トンネル。全長下り3614m・上り3604m。世界初の海底鉄道トンネルである。
全線直流電化で、JR九州内では独立状態の筑肥線を除けば、唯一の直流区間(他はすべて交流電化)となっており、JR九州はこの区間のためだけに交直流用の415系電車を所有している。
2.国道2号線のトンネル(国道トンネル)。全長3461m。NEXCO西日本(西日本高速道路)管理の有料道路である
3.国道トンネルに付属する人道トンネル(歩行者・自転車・50㏄以下の原付自転車専用。自転車と50㏄以下の原付自転車は下車の上、押して通行する)。全長780m。書類上、国道2号線の一部である。海底部分で国道トンネルと二層構造になっており、トンネル利用者はエレベーターで垂直移動する必要がある(唯一のエレベーター国道となっている)。歩行者は無料で通行できる。
ただし、通行可能時間に制限がある(通行可能時間6:00~22:00)
4.山陽新幹線の新下関~小倉間にある鉄道トンネル(新関門トンネル)。全長18713m。JR西日本に帰属する。関門海峡自体幅が狭いため海底部分は極端に短い。