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瀧三の編集履歴

2016-09-22 21:39:52 バージョン

瀧三

たきみつ

『君の名は。』の登場人物、立花瀧と宮水三葉のカップリングである。

概要

アニメ映画『君の名は。』の主人公、立花瀧宮水三葉カップリング


本来出会うはずのない、都会に住む男子高校生の瀧と辺境の田舎町に住む女子高生の三葉の二人は、ひょんなことから互いの人格が不定期に入れ替わるという奇妙な現象に巻き込まれ、それに対して動揺しながらも互いにルールを決め会うことでなんとかそれをやり過ごそうとする。


幸い2人の学年はどちらも高校2年生で同じであったため、学業の面では支障はなかったものの、それでも二人ともに自分勝手な行動をし、それによって周囲から白い目で見られたり、私生活に支障が出たりと、環境が急変するなどで互いに不満を持ち、当初の関係はあまり良いとは言えなかった。

あの「男」「女」はぁ~!!!

だが交流を深めるうちに、互いの長所が見えるようになって次第に心を許しあえる関係となり、やがて二人の間には慕情が芽生え、両者ともに直接会いたいと望むようにすらなる。


瀧がバイト先の憧れの先輩である奥寺ミキデートをすることになった際には、三葉は彼にアドバイスを送るなど、困った際には助けようとする姿勢も見せた。


関連イラスト

君の名は。

君の名は。
とりあえず、君たち鏡を見ておいでよ






以下、ネタバレ注意





















真実

三葉のアドバイスも虚しく、半ば不意打ちという形での奥寺とのデートであったため、結局結果は微妙なものとなってしまった瀧。落ち込みつつも、結果を三葉に直接報告するために瀧は彼女に電話をかけるも、なぜか電話は繋がらず、彼はそのまま帰路に着く。


しかしそれ以降、三葉との入れ替わりが発生しなくなったことから、瀧は三葉に直接会うことを決意し、自らが描いた三葉の住む町のスケッチ記憶を頼りに奥寺と友人の藤井と共に三葉を探しに向かう。


当然三葉の捜索は難航するも、たまたま立ち寄ったラーメン屋の夫婦がスケッチに描かれた場所が糸守町であることを教えてくれたために何とか場所を突き止めるが、そこで彼が目にしたのは自らが見た糸守とはかけ離れた糸守の姿であった。


実は糸守は3年前に発生した隕石落下による未曾有の大災害によって壊滅し、住民の殆どもそれによって死亡していたのである。


つまり、瀧と三葉の2人が住む世界線には3年というタイムラグが存在していたのであった。(つまり、2人の年齢も同い年ではなく、三葉の方が3歳年上ということになる)。

三葉も瀧と奥寺とのデートが気になり遠方からはるばる東京を訪れそこで瀧と対面したものの、当時の瀧は彼女と入れ替わりが起こる前であったため当然三葉の存在など知る由もなく、彼女から声を掛けられた際も「誰!?」と激しく動揺していた。


その後三葉は糸守に帰郷し、地元で開催されていた秋祭りに参加しようとしていた最中、先述の災害に巻き込まれ死亡してしまう。


即ち上記やメディア等でも言及されている「本来出会うはずのない2人」とは、距離的に2人は出会えなかったということではなく、「物理的に」「時間的に」本来2人は出会うはずはなかったという意味だったのである。


思わぬ事実を目の当たりにし激しく落胆する瀧。しかし宿泊した宿で一眠り着くと、夢の中で彼女の声が聴こえたことから、再度三葉と入れ替わりを起こすべく、災害の影響を受けていない宮水神社の神体が納められている洞窟へ向かう。


時空を超えての出逢い

神体の納められている洞窟に着きその奥にある祠に奉納されていた三葉の口噛み酒を見つけた瀧は、これを飲めば再び入れ替わりが起こるかもしれないと思い、その口噛み酒を口にする。


すると立ち上がった際に転倒し、その拍子で自らの意識に三葉の死の直前までの記憶が流れ込み、隕石災害の際の記憶を目にすると、そこにいた三葉に向かって逃げるよう必死に言い放つ。そして目を覚ますと彼は見事三葉と入れ替わっており、その直後に三葉の妹である四葉を目にしたこともあってまだ隕石が落下する前だったことを知ると泣きじゃくりながらそれに安堵する(四葉は気味悪がって逃げ出してしまったが)。


早速隕石災害から住民らを守るために行動し、三葉の友人である勅使河原克彦名取早耶香と共に隕石落下までに住民全員を隕石の被害を受けなかった場所の一つである糸守高校の校庭避難させる計画を立てる。そして隕石落下の時が近づき計画を決行するも、準備が不十分な状態だったがために計画は思うように進まず、タイムリミットは刻一刻と迫って来る。


一方の三葉はふと目を覚まし、自分が瀧と入れ替わっていることを把握すると彼が倒れていた洞窟を出て町の様子を見るべく丘を登ると、隕石落下によって壊滅していた糸守の光景を目の当たりにする。それを見た彼女は自らの死の直前の記憶を思い出し、激しく動揺する。


その頃瀧は、避難計画がスムーズに進まなかったがために計画の失敗を焦る最中、三葉が神体にいると感じ取り、勅使河原から自転車を借り大急ぎでそこへと向かう。そして神体のある山へと着くと、大声で三葉の名前を呼びそれを聞いた三葉も返しに大声で瀧の名前を呼ぶ。声は聞こえつつも、互いの姿が見えないために同じ場所を彷徨い続ける瀧と三葉。しかしカタワレ時が来ると、ついに互いの姿が視えそれを拍子にそれまで入れ替わっていた二人の人格も本来の肉体へと戻る。


かくして瀧と三葉の二人は時空を超えてついに直接出逢うことが出来たのであった。

君の名は、


お互い直接対面できたことを隕石落下の危機もつい忘れてしまうほど喜び合う二人。先に三葉が彼女と知り合う前の自分に会いに来たこと知った瀧は「先に会いに来るんじゃねぇよ」と笑いながら言い、三葉もそれに笑顔で受け答えると、瀧から入れ替わりが起こる前の彼に渡していた自らの組紐を返される。そして瀧から入れ替わりを起こすために自分の口噛み酒を飲んだことを知らされた三葉は、恥ずかしさからそれに対して文句を言う。


これらの第三者から見てなんとも言えない微笑ましさを感じさせるやり取りを交わした瀧と三葉だが、そうしている間にも隕石落下のタイムリミットは刻一刻と迫っていた。

瀧は、三葉に糸守の危機と住民の避難計画のことを伝えると、以後二度とお互いの名前を忘れぬよう掌にマジックペンで自らの名前を記すことを提案し、三葉もそれに賛成する。瀧が三葉の掌に名前を書き終えると、三葉も瀧の掌に名前を書こうとしたが、その時カタワレ時が終わってしまったことで時空が途切れ再び二人は離れ離れとなる。


唐突に三葉と別れたことで、彼女との交流の記憶が失われつつあること感じ動揺する瀧。しかしそれでも三葉のことを忘れぬよう彼女の名を必死に連呼する彼であったが、数秒経つと三葉の名前も思い出せなくなり「君の名前は!?」と大声で叫び続けた。


一方の三葉も瀧と突如に別れたことによって動揺するも、彼から託された通り糸守の住民たちを救うべく行動を開始。しかし役所の電波を乗っ取り学校の放送室から住民たちに避難を呼びかけていた早耶香が、居場所を突き止められて教師たちに連行されたことで避難誘導が打ち切られ、その場で待機するように呼びかける役所からのアナウンスが町中に流されてしまう。このままではいけないと必死になる三葉は宮水神社で勅使河原と出くわすと、彼から糸守の町長である父親を説得するよう指示され彼女は役所に向かおうとする。しかしその時瀧との交流の記憶が失われつつあるのを知ってパニックに陥り「"あの人"の名前が思い出せないの!!」と勅使河原に訴えかけるが、彼は「そんなん知るか!これはお前が始めたことや!!」と叱責し、それで我に返った三葉は急いで役所へと向かう。


それでも瀧との交流の記憶が失われつつあることに涙を流す三葉は、ふと瀧の名前を思い出すべく掌を見ると、そこに書かれていたのは「すきだ」瀧が自らに対して抱いていた想いであった

君の名は。


三葉「これじゃわかんないよ...」


そして役所に辿り着くと、父親のいる町長室に入り怒りを交えながら必死で父親を説得する三葉。それに応じた父親は避難訓練の名目で住民に学校の校庭に避難するよう呼びかけ、住民たちは指示通り学校の校庭へと避難する。そしてタイムリミットとなり、案の定隕石は糸守を直撃し町を壊滅へと追いやるも、すでに住民たちは避難を済ませていたためその影響を受けずに済み、無事糸守の住民たち全員の命は救われたのであった(なお、映画では、このあたりの出来事は断片的にしか描写されていない。時間的な制約によりカットしたのか、演出として意図的にそうしたのかは不明)。


その後

糸守の隕石災害から8年が経ち、就活に明け暮れる瀧と、妹と勅使河原、早耶香と共に東京に移り住み、そこでとある企業就職していた三葉は、互いに交流の記憶を完全に失いそれぞれ平凡な日常を送っていた。


しかしそれでも両者ともにずっと誰かを探している感覚がしていたある日、電車の中で向かいを通して目が合ったことから二人ともに電車から降りて街中を懸命にお互いを探しまわる。


そしてついにとある階段の上下を挟んで互いに目を合わせるも、当然すでにお互い見ず知らずの関係も同然であったことから言葉も掛けずにそのまますれ違おうとする。


しかし瀧は意を決して三葉に向かって「あの、君のことずっと前から知っていたような気がする」と言い、それに対して三葉も「私も…」と受け応えた。


こうして本来出会うはずのなかった二人は、壮絶な危機を乗り越えついに出逢うことが叶ったのである。

[君の名は] 落書


pixivでは…

カタワレ時に2人がようやく対面を果たした時の様子は本作でも屈指の名シーンの1つに数えられており、pixiv上でもこのシーンを描いたイラストが多い。

「君の名は。」無題黄昏時の邂逅


また、無事再会を果たした2人のその後を想像で描いたイラストも投稿されている。

そして、始まる。君の名は。


どうか、末永くお幸せに…。


関連タグ

君の名は。 立花瀧 宮水三葉

君のその後は。

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