星型八面体
ほしがたはちめんたい
多面体の一種。
概要
星型多面体の一種であり、恐らく三次元的な星型を表現する際に最も多く用いられている図形である。
2つの正四面体を組み合わせた形(複合体)であり、正三角形を逆向きに組み合わせて六芒星を作るのと似た要領で作る事ができる。そのため、六芒星の三次元版のようにも見える所だが、五芒星の三次元版的なものである小星型十二面体や大星型十二面体の方が複雑な形となっている。
六芒星が、星型多角形ではあっても星型正多角形ではないとされているように、これも星型正多面体には含まないとされる。
外見的には、正八面体のダ・ヴィンチの星と全く同じであるため、絵としては同じと見なして良いが、数学的にはちょっと異なる。星型八面体は、2つの正四面体を交差させて組み合わせたものであるのに対し、ダ・ヴィンチの星は、各面に角錐を張り付けるという発想に立っているため、前者は「正三角形8枚・交差有り」、後者は恐らく「正三角形24枚・交差無し」といった感じとなる。