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怪獣墓場(ウルトラマン)の編集履歴

2016/10/21 00:36:03 版

編集者:水原希子

編集内容:新規記事作成

概要

1967年3月12日放送

実相寺昭雄監督によるウルトラマン第6回監督作品。

テーマは、宇宙に追放された怪獣達が安らかに眠る怪獣墓場。

STORY

この日、科学特捜隊の宇宙パトロールが行われていた。

宇宙ビートルでパトロールを続けていたアラシ隊員イデ隊員は、ウルトラゾーンに漂う怪獣達を発見する。

そこはかつてウルトラマンと科学特捜隊によって倒され、宇宙に追放された怪獣たちの霊の溜まり場であった。

その光景から発見した異空間は「怪獣墓場」と命名・と同時に、2人は地球では見慣れない全身骸骨の怪獣を目撃した。

科学特捜隊本部に戻ってきたアラシ隊員とイデ隊員の提案で怪獣の霊を弔うために「怪獣供養」を行うことを決定するが、この報告を聞いて重い顔のハヤタは本部の外へ飛び出してしまう。

ハヤタ・・いや、ウルトラマンは今まで倒した怪獣たちに謝罪の言葉をかけた。

許してくれ……地球の平和のためにやむなくお前たちと戦ったのだ。オレを許してくれ……

ハヤタはベーターカプセルを持ちウルトラマンに変身。地上に立つウルトラマンは晴天を見上げた。

心ならずも葬った数々の怪獣たちに対し、ウルトラマンはおそらく心の中で詫びていたにちがいない」 <ナレーション>

翌日、怪獣供養が仏式でしめやかに行われた。

科特隊の隊員は心から怪獣たちの冥福を祈りつつ、それぞれが苦しかった怪獣たちの戦いをひとつひとつ思い浮かべた。

一方その頃ロケットセンターから日本初の月ロケット打ち上げられたが、宇宙研究所のパラポナアンテナから月ロケットにしがみつき落下する怪獣の姿をキャッチした。この怪獣こそ、怪獣墓場で発見された亡霊怪獣シーボーズだった。

怪獣出現の連絡を受けた科特隊は、怪獣供養を中断し全員出動。

うろつくシーボーズに対し科特隊はジェットビートルでロケット弾攻撃を仕掛けるが、シーボーズは街を破壊したり反撃もしたりはして来なかった。

寂しそうに歩きながら近くにあった高層ビルに昇り、屋上で空に向かって悲しげな咆哮をあげ高層ビルから飛び降りた。

そして夕空の中、悲しげにゆっくり進み続けるシーボーズは再び夕闇に咆哮した。

それを見た科学特捜隊は、シーボーズはただ宇宙に帰りたいのでは?と感知し、ロケットセンターへ相談しに向かうのであった。

ロケットセンターに向かったムラマツ隊長は、シーボーズを宇宙に輸送するべく月ロケット2号使用を博士に打診。博士自身もシーボーズを地球に連れて来てしまった責任を感じていたため、ロケットを使う事となる。

その夜、シーボーズは喜んでいるように見えた。何故宇宙が恋しいのかを疑問に思うイデ隊員とアラシ隊員にフジ隊員は「怪獣墓場だけが静かにいられる場所なのよ。きっとどの星へ行っても、地球と同じように攻撃されるに違いないわ。だから、怪獣達が心から落ち着いていられる場所は墓場だけにちがいないわ」と話す。

翌日、ロケットセンター基地周辺に現れたシーボーズを怪獣墓場に帰すために作戦を開始。

ジェットビートル2機から発射した特殊ワイヤーでシーボーズの手首に固定。

そのまま月ロケット2号まで誘導させてシーボーズを乗せて発射しようとしたが、秒読みしている間にシーボーズが暴れた勢いでロケットが倒れ失敗に終わる。

基地から飛び出したハヤタはウルトラマンに変身してシーボーズと戦闘を開始。

戦いの末にウルトラマンはシーボーズを持ち上げ、空へ飛び上がったが戦いに時間がかかってしまいカラータイマーが激しく点滅。ウルトラマンは輸送を断念し、シーボーズは再び地上に落下。

科特隊の隊員達に救出されたハヤタは、ウルトラマンの形にした月ロケットでシーボーズを宇宙に帰還させることを提案する。

後日「ウルトラマンロケット」は完成。

自分の故郷へ戻れず、とぼとぼとぶらつくシーボーズ。そこへ2機のジェットビートルが到来するが、シーボーズの手がハヤタのビートルに直撃してしまう。墜落する機体の中でハヤタはウルトラマンに三度目の変身を敢行・嫌がり駄々をこねるシーボーズをロケット基地まで連れて行き、なんとかロケットに乗せた。

ウルトラマンが先頭に飛び上がった後、秒読みなしにウルトラマンロケット発射!

シーボーズを抱えたウルトラマンロケットは無事に宇宙のウルトラゾーンへ。亡霊怪獣シーボーズは怪獣墓場へ帰ることができた。

数日後。科学特捜隊本部から宇宙ビートルが宇宙パトロールへ出発した。

ウルトラゾーンの怪獣墓場には、相変わらず安らかに眠る怪獣たち。そして、シーボーズの姿があった。

戦いが終わった。科学特捜隊にはいつものような静かな日が帰った。それはパトロールにあけパトロールにくれる、退屈な……しかし平和な毎日であった。『怪獣墓場』。どこへ行っても嫌われる怪獣達にとって平和で静かな毎日は墓場にしかないのだろうか。『怪獣墓場』。それは、広大な宇宙のなかの奇妙なる伝説の一つではないだろうか……」<ナレーション>

おまけ

怪獣墓場に於いて遺影 回想で登場怪獣。

ケムラーアントラーネロンガ
怪獣図鑑・ケムラー怪獣図鑑・ケムラーby怪獣一直線Antler  1966  Antler  1966  by阿★凡ネロンガネロンガbyichiro
ゴモラガマクジラアボラス
行け!ゴモラ!行け!ゴモラ!by納亜納亜椎ユサオガマクジラガマクジラbyネコカン悪魔はふたたび悪魔はふたたびbyIGUNUK
ガヴァドンレッドキングゴルドン
カベドンカベドンbyくまのくまたろう黄金の怪獣黄金の怪獣byくまのくまたろう
ギガスジャミラギャンゴ
ギガスギガスby怪獣一直線帰還帰還bykurohanecoギャンゴギャンゴby田中大根
ピグモンガラモン?)テレスドン
garadamagaradamabykotetsuテレスドン & 地底人テレスドン & 地底人byアンタナナポリ

合計14体

今回の怪獣墓場のテーマは、1979年放送 ザ☆ウルトラマンの挿入歌「怪獣レクイエム」の歌詞と共通している部分が多い。

ちなみに、打倒ウルトラマンに燃える怪獣たちが集まる酒場。「怪獣酒場」が一年限定営業中。

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編集者:水原希子

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