玉狛支部
たまこましぶ
概要
警戒区域外縁部に6箇所存在する「ボーダー」の基地の一つ。
もっとも、支部長が外部から招いた管理官ではなかったり、地域住民に対する窓口業務は行っていなかったり、本部とは別に動き時には対等に取り引きをしたり、と他の支部とは毛色が異なっている。
スタッフは10人程だが、元S級の迅と忍田本部長から「ボーダー最強の部隊」とまで言われる玉狛第一（木崎隊）を要する少数精鋭の基地である。
反近界民の風潮が強いボーダーにあって「近界民にもいいヤツがいるからなかよくしようぜ主義」を掲げる異端の派閥であり、元近界民も快く受け入れている。
無論、「近界民は絶対許さないぞ主義」の城戸派とはあまりいい関係ではないが、少数である事や隊員の優秀さもあって見逃されている。
支部の基地は、使わなくなった川の何かを調査する施設を買い取ったもの。そのため川の真ん中に建っている。
また、支部隊員全員の個室が存在しており、住み込みの林藤支部長、陽太郎、迅、レイジ以外にも、小南や宇佐美などが泊まり込んでいる様子。
三雲隊の3人の部屋もそのうち用意される予定らしい。
本部とは違って、玉狛支部では林藤支部長が個人的に持ち帰ったトリガーと本部未承認の近界技術を使って、隊員に合わせたワンオフトリガーを作っている。
そのためランク戦には参加していない。
メンバー
A級 玉狛第一（木崎隊）
CV：前野智昭
隊長を務める落ち着いた筋肉のパーフェクトオールラウンダー。21歳の大学生。
様々な武器を操る技能の持ち主であり、近接戦闘から狙撃までなんでもこなす。
CV：釘宮理恵
「双月」(斧)を使うアタッカー。17歳の高校生。
ボーダーでのキャリアは支部内では林藤支部長に次いで二番目の古株隊員。
非常に騙されやすい性格だが、隊員としては指折りの実力者である。
遊真の師匠。
CV：福山潤
諸刃の剣なトリガー「ガイスト」を使うオールラウンダ―。16歳の高校生。
家が貧乏なためバイトを掛け持ちしており、洋服も迅のお下がりである。
もさもさした男前（公式イケメン）。
修の師匠となり、修の能力をどう伸ばすか頭を悩ませている。
CV：中尾衣里
玉狛支部所属のオペレーター。17歳の高校生。
トリガーやトリオン兵といった近界技術に興味しんしん。
元々優しいが、メガネをかけている人間にはより優しい。
元風間隊のオペレーターであり、近界遠征の経験も持つ。
その他
CV：藤原啓治
玉狛支部の支部長。34歳。
「旧ボーダー」創設メンバーの一人であり、城戸正宗、空閑有吾(遊真の父)、最上宗一（迅の師匠）の後輩にあたり、本部長の忍田真史とは同輩。
CV：浦和めぐみ
玉狛支部のお子さま。5歳。
動物と会話できる副作用を持っているが、意思疎通ができるだけでだいたい言う事は聞いてもらえない。
カピパラ。
玉狛メンバーにはオスだと思われているが実はメス。
CV：中村悠一
S級→A級隊員。19歳。
副作用で「目の前の人間の少し先の未来を見ること」ができる、自称「実力派エリート」。
師匠である最上が遺した黒トリガー･風刃を所持していたが、遊真のボーダー入隊を認めるのと引き換えに本部に返却した。
CV：島﨑信長
元アフトクラトル玄界遠征部隊隊員。16歳。
迅との戦闘中に部隊が撤退したことから捕虜として捕まっている。
現在は本部との取り引きにより、玉狛支部が身柄及び処遇の全権を握っており、それなりに快適な待遇で過ごしている。
主に世話は陽太郎が担当。
元近界民のエンジニア。表向きはカナダ人という設定で玉狛支部に所属している。32歳。
ゆりと共に隊員スカウトで他県へ出張していたため長らく支部を留守にしていたが、161話で帰還した。
オペレーター。24歳。