目次
1 概要1.1 第一の獣1.2 第二の獣2 黙示録の獣をモチーフとした創作作品のキャラクター3 関連タグヨハネの黙示録に登場する数字「666」の意味とされる、地獄より現れて地上を支配する怪物。666の獣とも言う。二種類存在する。
第一の獣
海の中から現れる十本の角と七つの頭を持ち、それらの角に十本の王冠を持ち、頭には神を冒涜する様々な名が記されている獣。豹に似て足は熊の足で口はライオンの口であると言う、所謂キメラな外見を持つ。主に黙示録の獣と言うとこの獣を指す。赤い竜から力と王座と権威を「鉄の杖」(世界を支配する象徴)という形で与えられている。
十本の角と七つの頭はローマの象徴である七つの丘、七人のローマ皇帝(三人加えて十人)を指している。これは当時、キリスト教がローマ帝国に迫害されていたことを暗喩している。
第二の獣
地中から現れる子羊に似た二本の角を持ち竜のように話す獣。第一の獣が持っていたすべての権力をその獣の前でふるい、人々に致命傷を負った先の獣を拝ませるという。
また赤い竜(サタンまたはサマエルの化身)も黙示録の獣とされる事がある。
最終的に獣は捕らえられ、生きたまま硫黄の燃えている火の池に投げ込まれるとされる。