ビートル(beetle)とは、英語で甲虫類、とくにカブトムシを指す名詞。
多くの場合、フォルクスワーゲンの自動車を指し、本項ではこれについて記述する。
概要
ドイツの自動車メーカーフォルクスワーゲンが製造販売していた乗用車。
正式名称は「タイプ1」。「ビートル」の名は、その形状がカブトムシを思わせるために自然発生的についた愛称であり、公式の名称ではない。
1945年の量産開始から、2003年にメキシコ工場でラインが閉じられるまで、実に2000万台以上が生産された名車中の名車。
これは、単一モデルの自動車として世界最多であり、あのT型フォードすら上回る。
オートバイを含めても、これを超える記録はホンダのスーパーカブぐらいしかない。
イギリスのミニ、フランスのシトロエン2CV、イタリアのフィアット500と並び、戦後の大衆車を象徴する存在である。