演/藤田玲
概要
ラッキークローバーの一人でドラゴンオルフェノクに変身する。
一見無邪気な少年の様だが、その本質は、子供の持つ残忍さを兼ね備えながらもどこか人の心を見透かすような老獪さも垣間見せる事もある不思議な少年。「ヤダなぁ〜」が口癖。
普段は倦怠感と不気味さを感じさせるような話し方をしているが、時々ドスの利いた話し方になる。
自身を世界最強の「王様」と考えており、その自負に見合うだけの強大な力を持っているため、他のオルフェノクからも恐れられている。
良くも悪くも気分屋な性格の持ち主でもあり、例え相手から挑発されても襲わなかったり、機嫌が悪ければ凶悪な本性を剥き出しにして襲い掛かったりと行動に一貫性がない。
また、飽きっぽい性格でもあり、あと一歩までライダーたちを追い詰めて置きながら、たまたま近くで子供たちが遊んでいた紙飛行機に興味をそそられ戦線を離脱したこともあった。
また戦いに敗走した際には激昴するという一面も持つ。
そのほか、触れた物が灰になる能力を持っているが自分で制御できる訳ではなく、そのことに苛立ちを見せることもある(オルフェノク体でも使用可能)。
仮面ライダーデルタの変身者の一人(ただし上記の通り飽きっぽい性格のため途中で「飽きた」といって澤田に手放している)。
自分に恐怖心を抱くたくまくんをいじって(イジメて)遊んでいる。
※イメージイラスト
過去、スマートブレイン社の一部の上層部の過激派たちの依頼を受け、流星塾生の同窓会の際、塾生たちを青沼ことスロースオルフェノクと共に殺害した張本人でもある。
最期
物語の終盤、「オルフェノクの王を倒した者が次のオルフェノクの王」という遊びを思いつき、その考えを冴子と琢磨に持ち掛けるが、当然、滅びを迎えようとしている種族であるオルフェノクの未来を全く考えていない自虐的な提案から2人に着き放されてしまい、一人で王を倒すべくオルフェノクの王を探していた所、555とデルタに遭遇して戦闘に突入。
冴子と琢磨の二人が自分のゲームに付き合うつもりがないことに逆上するが、直後に仮面ライダー555と仮面ライダーデルタのクリムゾンスマッシュとルシファーズハンマーの同時攻撃を喰らい、強引に浮かび上がった紋章を壊すことで耐えきるものの敗走。この好機を逃すまいと今まで散々いじられて来た琢磨に鞭で滅多打ちにされる復讐を受け、そこへ探していたオルフェノクの王=鈴木照夫ことアークオルフェノクに遭遇してしまい逃げ出すがこれまで王に襲われていたオルフェノクと同様にあっさりと殺害される。その硬質化した亡骸は王に貪り食われるというショッキングな最期を迎えた。