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クーデリア・藍那・バーンスタインの編集履歴

2017-05-08 12:18:49 バージョン

クーデリア・藍那・バーンスタイン

くーでりああいなばーんすたいん

クーデリア・藍那・バーンスタインとは、TVアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』の登場人物。同作のヒロインの一人である。

「私はもう、立ち止まれない!」

「利用できるものは、利用させてもらいます。」


CV:寺崎裕香


人物像

火星の独立自治都市「クリュセ」の代表首相、ノーマン・バーンスタインの娘。

富裕層の出身ではあるが、思想家アリウム・ギョウジャンの影響を受けてクリュセ独立運動の先頭に立ち、16歳という若さで既に大学での修学経験があり、独立運動家をまとめた「ノアキスの七月会議」を成功させた事から注目を集めた。

上流階級の出ながら他者に偏見を持たず、誰であろうと対等に接しようとする度量の持ち主であり、またその出身ゆえに高い社交性も持ち合わせる。

その本人の資質と実績から火星独立運動のアイドル(象徴)と見なされ、政治・経済のアッパークラスにも一定以上の注目を受けており、その姿はかつてのフランスの英雄ジャンヌ・ダルクに喩えられる。

一方で経済的に不自由の無い環境で生まれ育ったため理想家の面が強く、火星の貧困層の実情に対してはむしろ疎い。

また、自活能力も低い典型的な深窓の令嬢でもある。

しかし、炊事や雑務等の労働、環境の変化に嫌悪感や忌避感を抱いている様子はなく、適応力は意外に高い。更にCGSに訪れてから多くの犠牲や理想と現実のギャップを目の当たりにしつつも逃避せず受け止め、為すべき事を探し続けており、芯は強い。


その一方で父からは持ち得たカリスマ性と行動力を危険視されており、それが両者の間に溝を生んでいる。また、母もクーデリアの身を案ずるものの活動に対する理解を得ておらず、家庭環境に於いては孤立しており、家中では肉親よりも従者であるフミタン・アドモスに対して心を開いている。

また、火星に於いては市井にも名が知られており、子供からサインをねだられる程の知名度を誇るが、地球圏ではその存在が広く認知されている訳ではない。


独立運動の一環として火星のハーフメタルの貿易自由化を求めてアーブラウ首長・蒔苗東護ノ介との交渉に赴くべく地球を目指し、道中の護衛をオルガ・イツカ達CGS参番組に依頼する。

彼らに護衛を指名したのは貧困の象徴である彼らと行動する事によって運動の意義を高めようというロジックに従った物でもあった。後に彼女自身はその発想を「傲慢」であったと自己批判しているが、ともかくこれが後の鉄華団との出会いであり、様々な変革の発端であった。


しかし、運動を快く思わない父・ノーマンはその行動をギャラルホルンへ密告。それがCGSとギャラルホルンの戦端を開く切っ掛けとなった。

戦闘の結果、多くの少年兵の生命を奪った事を悔いるが、三日月・オーガスの言葉もあって現実に打ちひしがれ、過酷な戦場で自分に何が出来るかを模索。この際、一度は阿頼耶識システムの適合手術を受け戦線に立って戦うという可能性を示すも、三日月やオルガ達の生き方を見つめ、自分にしか出来ない事を成し遂げるべく、地球を目指す決心の下、自らの護衛をオルガ達鉄華団に改めて依頼し、まともに文字の読み書きが出来ない鉄華団の少年兵達に読み書きを教えながら地球を目指す。


道中ではアトラ・ミクスタらと行動を共にし、当初は三日月を意識しあうが故の不和も見られたが、バイタリティに溢れる彼女から学ぶべきものを学び、互いに影響を与え合うなど関係を築いていく。

そして、タービンズとの邂逅を経て木星の複合企業テイワズを束ねるマクマード・バリストンと接触。彼から理想の果てに新たに起こりうるであろう災禍を示唆され、理想と現実の軋轢に苦悩するが、既に流された血や失われた命のことを重く噛み締めた末、三日月が背中を押した事もあってマクマードの提示した「自身のテイワズ傘下への参入」を受け入れる事を決意し旅を続ける。

旅を続ける最中に訪れた地球圏のドルトコロニーに於いて、自身のスポンサーであるノブリス・ゴルドンが自分の死を望む事、そしてフミタンがノブリスが遣わせた監視役であった事を知る。

しかし、フミタンは長い交友を経てその心境を変化させており、クーデリアを巻き込ませないよう自ら姿を消し、彼女はそれを追うものの、時を同じくしてドルトコロニーで行われていた労働者達のデモに巻き込まれ、ギャラルホルンの武力鎮圧によって命を落とす労働者達を目の当たりにする。更にノブリスの差し向けた刺客から命を狙われるが、フミタンの命を懸けた行動によって、彼女の命と引換えに生還。

ドルトコロニーの実情と親しい者の死は、彼女の心に大きな傷を残しながらも、彼女の心境に変化を与え、より広い視野で人々の救済を望むようになる。

そして、地球に於いてついに蒔苗と対面した際には、彼に対して一歩も引き下がる事無く交渉し、贈収賄の嫌疑によって首長の座を追われた彼をアーヴラウ首都エドモントンへ送り届ける事を確約。持てる力を全て投入して目的を遂げる積極性を見せつけ、その依頼を完遂させ、ハーフメタル利権を勝ち取った。


アーヴラウ代表首長選挙を巡る戦いの後は火星に戻りハーフメタルの一次加工、流通を取りまとめるアドモス商会を設立。その代表として火星の経済的独立を掲げ、未就労者への雇用提供等に奔走。

その一方でギョウジャンなどかつての彼女と同じく理想だけで行動する活動家、思想家が自身の発言力を頼る事に対して辟易する。

明確なビジョンと手段を以って火星経済の成長を促していくが、蒔苗が爆破テロによって傷を負ったとの知らせを受け、彼を見舞うべく鉄華団に同行し、再び地球に赴いた。


戦後

物語終盤、鉄華団が不利な状況に追い詰められていく中でも彼らに対する支援を続けていたが、ノブリスの暗躍などによって、三日月やオルガを喪ってしまう。


クーデリア・藍那・バーンスタイン


戦いが一段落した後はラスタル・エリオンの改革により火星は自治権を手に入れ、マクマード・バリストンの後ろ盾もあり「火星連合」の初代議長に就任する。容姿も大幅に大人びており、かつての世間知らずな面は最早なかった。

かつて敵対したラスタルとも「ヒューマンデブリ禁止条約」のため手を結ぶ冷徹な「大人の判断」をする強かさと共に、仲間たちへの情も失わず自社でかつての鉄華団メンバーの一部を雇用し孤児たちの福祉にも力を入れている。

ラスタルとの会談時には彼にある意味釘を刺すとも取れる発言をしつつ、遺恨を飲み込んで目的のために進む姿勢を笑顔で示し、ラスタルからも評価を得ている。

私生活については、アトラ・ミクスタと共に暮らす居を郊外に構えており、彼女と三日月の忘れ形見の世話もしている。


余談

2017年4月9日に行われたオルフェンズの公式イベントお渡し会にて、暁のフルネーム公開に伴い、クーデリアがアトラ・ミクスタと同性婚を果たしていたことが明かされ、苗字も三日月の苗字である「オーガス」、アトラの苗字である「ミクスタ」、彼女の苗字の「バーンスタイン」を掛け合わせた、「オーガス・ミクスタ・バーンスタイン」に変わっていた。


その数日前、アニメ本編の最終回が放送された日の翌日であった4月3日には、クーデリア役の寺崎裕香さんが前年に結婚していたことと第一子を妊娠していることを明かしていたため、明るい話題が続いたと言っていい。


関連イラスト

幼少期クーデリアクーデリア・藍那・バーンスタインクーデリアさんクーデリア

クーデリア・藍那・バーンスタインレザージャケットクーデリアさんクーデリア嬢の憂鬱


関連項目

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ 鉄華団

三日月・オーガス フミタン・アドモス オルガ・イツカ アトラ・ミクスタ 

カップリングタグ

ミカクー オルクー クーアト

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