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ガンダルフの編集履歴

2017-08-07 23:27:18 バージョン

ガンダルフ

がんだるふ

「ガンダルフ」とは、『指輪物語』に登場するキャラクターである。

概要

白い顎髭に青いとんがり帽子、長い杖がトレードマークの魔法使いイスタリ)である(「魔法使い」という呼称は自由の民が勝手につけたものなので、我々のイメージにある一般的な魔法使いとは趣が異なる)。


人間ではなく、西の海の果ての神々の住む国アマンから二代目の冥王サウロンに立ち向かう勢力を一つに束ねるべく遣わされた5人の賢者イスタリ(単数形イスタール)の一柱とされる。イスタリは、選ばれしマイアのリーダーであったとする資料もあり、イスタリ以外にも魔法使いがいたとされる事もある。


実質上の下級神であり、力量こそ違えどサウロンバルログ、大鷲(たぶん)などと同種族である。


つまり、最初からおじいちゃんの姿でミドルアースにやってきたのであった。本人いわく、「(ガンダルフとして)通常の人間の500世代分は生きてきた」。おそらく2000年程度は中つ国にいたのではないだろうか、とされる。


本来の姿であるマイアでは、それらの間でも最も賢いとされた。マイア時代、元々はエルフたちに想像力などを吹き込む役目であった。本名は「オローリン」であり、エルフからの呼び名は「ミスランディア(灰色の放浪者)」、ドワーフからは「サルクーン(魔法使い)」などと呼ばれており、ガンダルフの意味は「杖を持ったエルフ」。実写映画『ホビット』シリーズでは、オークの首領(というかオーク鬼の)アゾグが、嘲りを込めていたのかは不明だが、ガンダルフに対してドワーフ語での呼称を使っていた。


なお、本来の姿は超イケメンだと思われる(サルマンやラダガストも)。

魔法について

光と炎を操る力を持ち、その性格は、かれの操る火にも関連付けられる。炎のように激しく・また熱く、火のように明るく・また暖かい人物である。激しやすくもあるが冷静でもあり、これと同時に広く古い伝承に光を当て、多くの危機に警鐘を鳴らす人でもある。


映画版で「魔力で強化された杖で敵と殴りあう怪力じいさん」として演出されたせいで魔法(物理)と言われがちだが、単にイスタリの制約により神霊(アイヌア)としての力を使えないのと、また指輪物語においてはサウロンの注意を惹くのを避けるために魔法を余り使わないだけであり、実は下級神といっても過言ではない実力者。制約無しの魔法と本来の神力をあわせれば、よく引き合いに出されるダンブルドアヴォルデモートなんかとは比較にならないのである。杖は、人間の魔法使いに紛れてカモフラージュに役立ったとする意見もある。


なお、魔法はサポートや日常生活の充実化的な使用が多いが、攻撃魔法も実は多少であるが披露しており、火焔・一帯を焼く尽くすほどの熱&雷光のような破壊の光の放射・燃焼・爆破・雷撃・雷撃剣(映画のみ)・衝撃波・武器に衝撃波のような力を纏わせる・念力・水などの事象の操作・バリア・破魔または退魔の魔法・聖なる光またはビーム(ガンダルフビーム)・武器強化・武装解除・カウンター魔法・巨大化・対生物&非生物用服従化(つまり物質に命令ができる)・動物との会話・思考の読み取り・思考での対決(サウロンと直接やり合う事もあった)・回復術などはやっている。また、お得意の花火を兵器レベルにまで強化して使うことも。

  • 味を上質にする、火をおこす、などの日常生活で使えるレベルの魔法をよく使う。
  • ぶっちゃけ、あからさまな魔法を嫌うPJの好みが関係している。上記のように、原作では魔法の使用率もけっこう多い。

イスタリにこのような制約が課せられ、無理ゲーといっても過言ではない状況に置かれたのはサウロンと直接対決をさせない&自由の民を導き煽動する事で悪を乗り越えさせるため。わざわざサウロンよりも力で劣る者たちがイスタリに選ばれたのもそのためでる。

  • 過去に神力を持つ者同士で戦った際に中つ国の北西部地方がまるごと消滅したアラゴルンの先祖の大多数がサウロンに惑わされてヴァラールに反旗を翻して島ごと海に沈められた&世界の形が変わってしまい現在の地球の原型ができた&不死の国が世界から切り離された、いくら元凶がモルゴス側にあるとは言え同族殺しのエルフが出現してしまった、などなど、あんなことやこんなことが沢山発生してしまったからである。ヴァラールも、本来の予定通りに世界を造れず、「悪」という概念すら持ち合わせていなかったのに世界がこんなことになってしまい、散々に心を痛めてきた。だが、(最初から計画があったのかは不明だか)悪を放置したのも創造神であり、全てが調和の下に治まるのは、実は随分先の話である。また、強い魔法を使うと敵に察知されるという事情もある。大鷲に乗って指輪をポイッが出来ないのも、似たような理由の他に様々な事情があったから。鷲は神獣神の遣いなので気軽に呼べない&すぐにバレる&自由の民に勘違いされて攻撃をされる可能性があるため。

その他

とんでもなく困難な使命を負ったイスタリでは、唯一任務を完了している(それでも一度は死亡しており、おそらく上司の力ではなくて創造神の力で蘇った)。同時に、サルマンが堕ちたために格上げされた。不死の国アマンに正規の形で帰還したのは彼のみだが、たとえばラダガストや青の魔法使いたちも、後々に帰還を許された可能性もなくもない。

  • ファンによる考察では、ガンダルフが堕落したり任務を放棄しなかったのは、単純に最賢なマイアであった、というだけでなく、 彼の持つナルヤの為とか、ヴァラールから忍耐や憐れみなどを学んでいたから、という説がある。
  • サルマンが堕落した数知れずの原因の一つに、ガンダルフに対する嫉妬があったらしい。
    • サルマンの名前も、後のハウルのサリーマンなどに影響を見れる。

また、ガンダルフの「裏の性格」は計算高くて冷淡な部分があるという意見もある。

中つ国において、ガンダルフについては良い噂もそうでない噂もあったのは事実であり、ガンダルフ自身もピピンに対して「自分はひどいジジイだ」という旨の事を話していた。

また、トールキン教授も「もしガンダルフが一つの指輪を私用に転じたら、サウロンよりも遥かに良くないことになるだろう」としている。


余談

映画の中の人は、悪の鋼の魔法使いを演じていることでも有名である。


関連イラスト

ガンダルフGandalf


関連タグ

指輪物語 ホビットの冒険 灰色のガンダルフ 白のガンダルフ ミスランディア サルクーン

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