曖昧さ回避
ここでは2について解説する。
概要
千年に一人現れる、純粋に破壊と殺戮を好む最強のサイヤ人戦士。悟空たちが変身する通常の超サイヤ人とは異なる進化を遂げた超サイヤ人。
外見は、変身前の肉体とは関係なくはち切れんばかりの筋肉と巨体を持つようになり、目は白目になる。その外見は第3形態の超サイヤ人と似たような状態に見えるが、外見に見合ったタフネスを持ちながらスピードの低下や急激なエネルギー消費などの負担も一切ない最強の存在になっている。
また性格も豹変し、それまでおとなしかった者もこの形態に変身すると破壊と殺戮を楽しむ悪魔のような姿に豹変する。
通常の超サイヤ人との違い
本来超サイヤ人とは、「千年に一人現れる、純粋に破壊と殺戮を好む最強の戦士」という伝説と共に語り継がれた存在であったが、以前に超サイヤ人が現れたとされる時代のちょうど千年後に、ナメック星でのフリーザとの闘いで悟空が超サイヤ人に覚醒し、伝説は本物となった。
しかし悟空が変身した超サイヤ人は、才能あるサイヤ人が一定の条件さえ満たせば誰でも変身できる形態であったため、その後の物語が進むに連れ、人造人間編ではベジータ、トランクス、悟飯が、更に魔人ブウ編では悟天、幼年トランクスが、更にアニメオリジナルではバーダックが変身出来るようになったりと、「千年に一人の存在」からは大分かけ離れてしまっている。これに対してベジータは、「まるで超サイヤ人のバーゲンセール」と評していた。
そんな悟空達が変身する形態に対しブロリーが変身する形態は、「サイヤ人の伝説通り、千年に一人現れる純粋に破壊と殺戮を好む戦士が他にいたら?」というコンセプトの元に生み出された形態であるため、悟空達が変身するものとは全くの別物である。主な特徴としては、全身の筋肉が異様に大きくなり、目は白目で髪が黄緑色(最後の悟空との一騎打ち時や危険なふたり~時は金髪)であったり、外見の変化も悟空達が変身すのものに比べ大きいものとなっている。
後に「超」において、第6宇宙のサイヤ人であるケールも超サイヤ人に変身した際の姿はまさしく伝説の超サイヤ人である。元々悟空以上の体格でブロリーと違い、変身前は普通の華奢な女の子であったが故に変身後の筋骨隆々とした造形は視聴者に衝撃を与えた。シスコン故に姉と戦う悟空への嫉妬がきっかけとなっているが、性格も狂暴なものへと豹変し、まさに女ブロリーそのものであった。
変身可能な人物
その他の「伝説の超サイヤ人」
原作の漫画「ドラゴンボール」では、伝説の超サイヤ人とは、<1000年に一人、どんな天才戦士も超えられない壁を超えてしまうサイヤ人の超戦士が現れるという伝説>という意味でしか使われており、この形態の他に漫画、アニメ共々様々な解釈が生まれている。
- サイヤ人と地球人のハーフで高い戦闘能力を持つもの。まだ作中で超サイヤ人の正体が分かっていなかった時点でのナッパの発言より。
- 悟空達がよくなる超サイヤ人。原作ではこちらを伝説の超サイヤ人と指している。
- 1000年前、史上初めて超サイヤ人になった人物。同じ時期にバーダックが過去に遡り覚醒しているが彼がその正体なのか真実は明らかになっていない。
- 超サイヤ人4(ドラゴンボールGT)。
- 超サイヤ人ゴッド。超サイヤ人と同じく昔から知られている伝説のサイヤ人。善の心を持った5人のサイヤ人の気を1人が吸収することで覚醒可能となる。
- 超サイヤ人ゴッドSS。『復活の「F」』では超サイヤ人ゴッドSSになったベジータがフリーザ相手に名乗っている。
このように超サイヤ人とは上記の通りどんな天才戦士も超えられない壁を越えてしまうサイヤ人のことであり、1000年に一人現れるとされているが複数の超サイヤ人が変身している。