概要
大阪府堺市北区にある南海高野線・泉北高速鉄道・地下鉄御堂筋線の駅。
読みにくい駅名なので各社局で案内表記がそれぞれ異なり、同一社局内でも列車方向幕、駅名標、乗車券券面などの場所によって、「中百舌鳥」「なかもず」「中もず」が使い分けられている。
南海電気鉄道(NK59)・泉北高速鉄道(SB01)
南海高野線と泉北高速鉄道は相互直通運転を行っている。準急以外の優等列車は高野線・泉北高速鉄道線直通ともに当駅に停車せずに通過する。
島式2面4線の地上駅。ホームの有効長は20m車10両分だが、最大8両編成までの発着しかなく、使われていないホームには柵が追加された。外側の1・4番乗り場については南海高野線・河内長野方面への電車が、内側の2・3番乗り場については泉北高速鉄道方面への電車が使用。
難波側には泉北高速鉄道線内完結列車の折り返し用の引き上げ線がある。
河内長野・和泉中央側に渡り線があるが、これは南海高野線の車両による泉北高速鉄道線内完結列車の運用へ送り込むための回送列車が使用するものであり、列車の待避のために使うものではない。
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 南海高野線 | 下り | 河内長野・橋本・高野山方面 | |
2 | 泉北高速鉄道線 | 下り | 和泉中央方面 | |
3 | 南海高野線 | 上り | 堺東・天下茶屋・なんば方面 | 泉北高速鉄道線方面からの電車 |
4 | 南海高野線 | 上り | 堺東・天下茶屋・なんば方面 | 高野線方面からの電車 |
大阪市営地下鉄(M38)
御堂筋線の終点。島式1面2線の駅で朝ラッシュ時は乗り換え客などの影響で混雑が激しい。
大阪市営地下鉄の駅では最南端に位置する。
難読のため案内上は「なかもず」と表記している。
利用状況
南海電気鉄道
- 2016年度(平成28年度)の乗降人員は98,573人である。
- 但し、泉北高速鉄道との直通人員を含む。
泉北高速鉄道
- 2016年度(平成28年度)の乗降人員は117,958人である。
- 但し、南海高野線の直通人員を含む。
大阪市営地下鉄
- 2016年度(平成28年度)の乗降人員は74,398人である。
利用状況比較表
年度 | 南海電気鉄道 | 泉北高速鉄道 | 大阪市営地下鉄 |
---|---|---|---|
乗降人員 | 乗降人員 | 乗降人員 | |
2008年度 | 97,507人 | 124,066人 | 77,896人 |
2009年度 | 95,748人 | 120,095人 | 77,897人 |
2010年度 | 95,597人 | 119,408人 | 77,898人 |
2011年度 | 94,359人 | 118,633人 | 81,128人 |
2012年度 | 94,100人 | 118,208人 | 78,599人 |
2013年度 | 94,870人 | 119,784人 | 79,324人 |
2014年度 | 94,536人 | 118,425人 | 81,378人 |
2015年度 | 97,017人 | 119,088人 | 79,690人 |
2016年度 | 98,573人 | 117,958人 | 74,398人 |
余談
南海高野線と地下鉄御堂筋線は難波駅~当駅間で競合関係にある。運賃と所要時間の関係は、和泉中央駅・難波駅・梅田駅を基準にすると・・・地下鉄の料金体系によって有利・不利に差が出るのがわかる。
和泉中央~難波
- 南海経由:運賃550円 最速31分(※特急を使わない場合)
- 地下鉄経由:運賃640円 最速39分+乗り換え時間
和泉中央~梅田
- 南海経由:運賃790円 最速38分(※特急を使わない場合)+乗り換え時間
- 地下鉄経由:運賃640円 最速47分+乗り換え時間