概要
プリキュアシリーズ初のソーシャルゲームで、2017年3月16日にバンダイナムコエンターテイメントから配信・サービスを開始した。
ダウンロード・プレイは無料で、アイテム課金制を採用している(課金には年齢制限があり、生年月日を登録しないと課金アイテムを購入出来ない。また課金にはペアレンタルロック機能もある)。
略称は「キュアぱず」(Twitterのハッシュタグにも使われている)。
ゲームシステム
パズルゲームで、同じ色のピースを一筆書き方式で3つ以上消すことで面クリアを目指す「マッチ3」(『コラムス』『キャンディークラッシュ』等が代表例)に属する。
敵集団・ツナガラーズにプリキュア達が挑む。プレイヤーはプリキュア(変身前の姿でカード化されており、カードの中から選択する)となって、ピースを消し続ける事で敵にダメージを与えて戦う。当然敵も反撃し、プリキュアのHPが0になるとゲームオーバーである。
ゲームは本編ステージ、トレーニングステージ、各プリキュアごとに割り当てられるエピソードステージ、ほぼ毎月設定されるイベントステージで構成される。本編ステージは4エリアで構成され1エリア辺り40面。トレーニングステージは難易度(4段階)別に1面。エピソードステージは1面。
各面には推奨キャラクターレベルが設定されている。
本編ステージの幹部面(各エリアとも5面ごとに置かれる)とトレーニングステージは1日3回、エピソードステージは1日5回までのプレイ制限がある。
ピースは7色(ピンク、赤、黄色、青、緑、紫、白)存在し、各プリキュアのパーソナルカラーに対応する。プリキュアと同じ色のピースを消すと、敵に与えるダメージがアップする。
一定の数以上のピースを消すとボム(爆弾)が生成される。また自己強化や敵スキル打消の効果を持つピースが降ってくる事がある。
ピースを消し続けると、画面内にある決め技(ゲーム内では「ひっさつわざ」と表記される)ゲージが溜まり、ゲージが満タンになると「ひっさつわざ」が使用出来る。
プリキュアのカードはレア度に応じて星1から星4までのものと、星5に相当する「変身カード」があり、レア度が高くなるほどキャラクターレベル上限やHP、攻撃力などのパラメータが高くなる。また同一キャラ・同一レア度でも固有能力(ゲームプレイに影響する「アビリティ」と、パラメータに影響する「スキル」がある)や追加効果が異なるカードがある。
同一カードが重複すると「ひっさつわざ」レベルが上昇する。レベルの上限は10で、1レベル上げるためには1~4枚が必要となる
カードはイベントの面クリアや「ガシャるん」と呼ばれるガシャなどで入手出来る。変身カードのみはエピソードステージ(低確率)か、「プリキュアチャレンジ」と呼ばれるミッション(確実)のクリアが条件となる。
面クリアや各月ごとのログインボーナスで「ほうせき」「ハート」「コイン」が入手出来る。ほうせきは初期状態に350個(2017年9月現在)が配布され、ガシャやコンティニューに主に用いられる。ハートは初期状態及び上限は20個で、パズル1面につき1個を消費し、30分ごとに1個回復するほか、「ともだち」となった他のユーザーからもらう事が出来る。コインはガシャや、プレイ制限のある面でプレイ回数を回復(3回まで)する場合に用いられる。
エピソードステージではツナガラーズ以外の敵(主にTVシリーズでの敵)と対戦する事がある。
登場するプリキュア
- サービス開始当初は『魔法つかいプリキュア!』、『Go!プリンセスプリキュア』、『ふたりはプリキュアMaxHeart』が実装された。
- サービス開始の3日後より『キラキラ☆プリキュアアラモード』の試験実装が始まり、2017年4月18日より本実装。
- 2017年6月7日より『ハートキャッチプリキュア!』が実装。
- 2017年8月2日より『スマイルプリキュア!』、その9日後に『ドキドキ!プリキュア』が実装。
- 2017年8月17日より『キラキラ☆プリキュアアラモード』のキュアパルフェ/キラ星シエルの試験実装が始まった。
なお、ゲームに登場するプリキュア妖精は『魔法つかいプリキュア!』のモフルンのみで、同ゲームのナビゲーションキャラクターを務めている。その他の妖精は各プリキュアカード(一部)のイラストやエピソードステージでの登場にとどまっている。
「メキシコの荒野」
基本的に子供向けとしている本ゲームだが、面の形態や障害物の配置、敵の妨害などが厳しく、難易度は本当に子供向けなのか疑問符が付くほど高い。特にサービス開始当初の3ヶ月は理不尽な難易度と言ってよく、東映アニメーションの2017年3月期決算株主総会にまで苦情が持ち込まれたほどだった。
- 一例を上げると、各プリキュアカードのキャラクターレベル上限は最高40(星4カード及び変身カード)だが、ステージ「キルトランド」のエリア4-40は、サービス開始から2017年6月7日のメンテナンスまで、推奨キャラクターレベルが「45」に設定されていた(現在は38に引き下げられている)。
この当時、プレイヤーの1人であるハンドルネーム「人のプーさん」が、コンテンツ共有サービ「note」に投稿した攻略記事において、その難易度を「過酷なメキシコの荒野」と例えた事がプレイヤーに受け、Twitterを中心に「キュアぱず=メキシコ(の荒野)」という表現が広まった。また、プレイヤーの間でリコが「メキシコから来たタフな男」と呼ばれるようになったのもこの記事がきっかけである。
関連イラスト
関連タグ
外部リンク
プリキュアつながるぱずるんという過酷な荒野に挑む戦士たちへ : 「キュアぱず=メキシコ(の荒野)」の発端となった人のプーさん氏の記事。攻略記事としても優れている。