曖昧さ回避
- オーストラリアの都市で、同国の首都。
- コミュニケーションゲーム『どうぶつの森』シリーズに登場するキャラクター。⇒キャンベラ(どうぶつの森)
- イギリスのイングリッシュ・エレクトリック社が開発した爆撃機。1が名前の由来。
1のキャンベラ
一応オーストラリアの首都ではあるが、キャンベラは本当に田舎である。同国で都会なのはシドニーやメルボルンであり、キャンベラは政治のためだけの首都と言える。リスク分散や政治と経済の癒着など腐敗の問題から、こちらが首都としてのあり方は正常である。日本など中国文化圏のように権力の権威誇示などが優先されてきたなどの歴史がある場合は除くが
似たような形態の都市にワシントンD.C.(アメリカ合衆国)、ブラジリア(ブラジル)、山口市(山口県)などがある。
3のキャンベラ
モスキートの後継となる爆撃機として開発された、イギリス最初のジェット爆撃機。
開発したイングリッシュ・エレクトリック社はその名の通り元々電機メーカーであり、当時は「電機メーカーが飛行機を作った」と不思議がられたようだが、航空機の製造経験がなかった訳ではなく、第二次世界大戦中に爆撃機の下請け生産を行っていた。
機体は一見すると凡庸なデザインだが、当時としては驚異的な高高度性能を有しており、高度世界記録も樹立している。かと言って高高度飛行しか能がない訳でなく、低高度での性能も優れていた。
その使い勝手の良さから、爆撃機としてだけでなく偵察機や低空侵攻用攻撃機、各種テストベッドなどさまざまな用途に使用された他、インド、オーストラリア、ニュージーランドなど海外の多くの国にも採用され、各地の紛争で多くの実戦を経験した。
使用期間が50年以上に及ぶ長寿機となり、偵察機型は2006年までイギリス空軍で使用されていた。
アメリカ空軍もB-26の後継としてB-57の形式で採用し、マーチン社でライセンス生産を行った。B-57はB型からコックピットをタンデム複座とするなど独自の改良を行っており、ベトナム戦争に投入されている。
主翼を延長した高高度偵察機型はU-2にも引けを取らない高高度性能を有し、現在もNASAで気象偵察機として使用されている。
パキスタンもB-57を採用しており、インド・パキスタン戦争では両勢力がキャンベラを使用するという光景が見られた。