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第8話「悪魔のトリル」に登場。

概要

 身長195.8cm、体重38kg。

 バイオリンを体内の空洞で共鳴させて破壊超音波を生み出す、セミの怪人。

 ヘアバンドを付けさせた人間の3つの単眼で操り、自分の受けたダメージをその人間に与えてしまうダメージスワップ能力を持つ。

 伸び縮みする鋭い口吻を使って敵を刺す攻撃も得意。複眼からは高熱光線を撃つ。


 バイオリニストを目指してオーディションに応募したものの、主催団体に多額の寄付をしていた金持ちの娘が選ばれたことで自暴自棄に陥っていた少女・広瀬百合に目をつけ、彼女の元にゴルゴムの使者を送り理解を示す素振りをすることで作戦に引き込んだ。


 百合を操ってバイオリンを弾かせ、破壊音波に変え世間を混乱させると、やってきた仮面ライダーBLACKと戦闘。ダメージスワップ能力で自分の受けたダメージが百合に反映されてしまうと知ったBLACKが手を出せないのをいいことにビームや空中からの攻撃で翻弄し、姿を消す。


 その後はバイオリニストの少女たちを多数誘拐し、レコード「悪魔のトリル・セミ怪人変奏曲」の録音を行っていたが、乗り込んだBLACKと再度戦闘。

 バイオリンの超音波で苦しめるが、ダメージスワップ能力の秘密が額の単眼にあると見抜かれ、ライダーパンチで単眼を攻撃されてリンクを断ち切られ、ライダーキックを受け倒された。


萬画版

 秋月信彦の友人であるクレオパトラ・ジョーンズに擬態し、寝室で眠っている光太郎を襲った。

 最初は幼虫の姿で光太郎の首に口吻を突き刺して殺害を目論むが、光太郎がBLACKに変身すると自らも羽化し、第二肢に付いたスピーカーから殺人音波を発するも脱出され、脊髄と背骨にライダーキック(という体のぶっこ抜き)を受け倒される。

 死体は元のクレオパトラに戻るが、黒人であった筈の肌が白くなったり、髪の毛が全て抜け落ちるなど改造の後遺症らしきものが残っていた。余談ではあるが、肌が白くなってしまう病は実際に存在し、「尋常性白斑」と呼ばれている。


 なお、羽化する設定は萬画だけでなく、実は特撮版に裏設定として存在する。それによれば、幼虫で4万7000年を過ごし、成虫になってから100年、つまり4万7100歳であるとのこと。


だが、よく考えると、こいつは少なくとも幼虫時代には破壊音波を使えなかったはずだから、こいつは生涯のほとんどの期間、実に4万7000年間を役立たずの幼虫として過ごしており、怪人として役に立っていたのは最後のたった100年間だけだったというのか? だとしたら、ゴルゴムとしては人体改造の際に最悪の生物選択をしたと言わざるを得ないであろう。


関連タグ

仮面ライダーBLACK ゴルゴム ライダー怪人 ゴルゴム怪人

バイオリン


蝉の怪人

セミミンガ ヒーターゼミ ソノラブーマ シケーダファンガイア

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