CV:大川透
人物
オーブ連合首長国前代表首長であり、五大氏族・アスハ家当主。
キラの育ての親であるヤマト夫妻からカガリ・ユラ・アスハを託された彼女の養父。
カリスマ的指導者で、『オーブの獅子』と呼ばれるオーブの精神的支柱であり、初登場時である「PHASE-25 平和の国」では既に首長の座はホムラに譲っているが、指揮は彼が主に行っていた。
第2援護艦隊に砲撃させ、ザフトにアークエンジェルを追い払ったかのようにかけた上で入国させるが、これはあくまでも自国を防衛するためのモビルスーツ・M1アストレイ開発に必要な、ストライクの戦闘データとキラの技能の提供を得るためで、中立国としての理念を守り続けるべく行った判断である。なので、『SEED DESTINY』時にどこぞの無能がとった『馬鹿げた回答』とは同一視しないで頂きたい。
また、連合やプラントに比べて、国を守る為の軍事力が乏しいオーブが、この時点では「ナチュラル、コーディネイター、どちらとも敵対しない」という中立が絶対的でなれずにいる事が分かる。
小説版や『ASTRAY』の裏設定によると、ウズミが当主を務めるアスハ家が絶大な支持を得ていた背景には宇宙開発を成功させオーブを経済発展させてきた実績によるものなのだという。尚、彼がカガリを養子縁組に迎え入れた理由は学生時代に彼女の実父ユーレン・ヒビキと友人だったため。
パナマ攻略戦後、再び首長の座に立ち平和維持を宣伝するが、ムルタ・アズラエル率いるブルーコスモスの派閥が連合政府をほぼ完全に牛耳ろうとしていた事から、オーブが侵攻されるのは既に時間の問題となっていた。
連合軍がオーブ解放作戦を開始後、新型のGAT-Xシリ-ズに搭乗するブースデットマンや量産型のストライク・ダガーによる、数に物を言わせた攻撃によってオーブは次第に追い込まれていく事になり、ウズミは、カガリに二人の赤子(キラとカガリ)と二人を抱いている母親らしき女性が写った写真を見せ、「きょうだいがいること」と「カガリの父であったことは幸せだった」と告げ、クサナギに乗せる。
その後、カガリの乗るクサナギが無事出発したことを知った直後、マスドライバーの施設とモルゲンレーテ本社を連合に利用させない為に自爆させ、側近と共に炎に包まれて死亡した。
ナチュラルとコーディネイターが共存できる社会を目指したウズミの信念こそ嘘・偽りのないものであったが、オーブ解放作戦後は彼のやり方に不満を持つ人物も少なからずいる。
特にオーブ出身のシン・アスカはウズミは政治的理念を優先したから多くの国民を犠牲にした、戦争を続けるために降伏をしなかったと曲解し、オーブを憎む事になっている。
しかし、ウズミが降伏をしなかったのは、コーディネイターの撲滅を掲げるブルーコスモスの派閥で占められていた連合からオーブに在住するコーディネイター達を守る為でもあった為、一概に彼の判断を間違いと言うのは誤りと言える。
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・・・オーブ五大氏族サハク家当主。ウズミの理念とは対立していた。ウズミ死亡後はカガリの暗殺を図った。