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山南修の編集履歴

2017-10-31 16:12:07 バージョン

山南修

やまなみおさむ

宇宙戦艦ヤマト劇場作品『ヤマトよ永遠に』に登場した新ヤマト艦長、水晶都市戦で命を落とす。リメイク作品『宙戦艦ヤマト2199』ではオリジナルと違って早々に登場し、キリシマ艦長となっている。その後の『宇宙戦艦ヤマト2202』でも引き続き登場、最新鋭艦アンドロメダ艦長となる。

「あんたの息子は、とんだ頑固者だよ‥‥‥沖田さん」

CV


概要(ヤマトよ永遠に)

 設定上は沖田十三土方竜の後輩にあたる人物。ヤマト艦長就任までイカルス天文台へ併設された宇宙戦士訓練学校の校長として、ヤマト新乗組員の養成に当たっていた。

キャラクターのデザインは西崎義展のイメージを元に、俳優のリチャード・バートンを元にデザインしている。

「ヤマトよ永遠に」では苗字しか設定されておらず、フルネームが設定されたのは初代のリメイク版である2199からである。


活躍

暗黒星団帝国の地球侵攻をきっかけに、衛星イカロスで改修中だったヤマト艦長へ就任する。暗黒星団帝国の母星であるデザリアム星へと向かわせる。その場に集結した古代進を始めとする旧ヤマトクルーを「特別扱いしない」とと宣言し、特に戦闘では冷静かる冷徹に指揮を執り、幾度となくヤマトを勝利に導く。

 しかし、デザリアム星での最終決戦時に大型ミサイルの被弾によって致命傷を負って死亡してしまう。その死に間際に遭っても冷静さを失わず、持ち場を離れて山南を心配した古代を叱責し、「部品が壊れただけだ」と言い放って戦闘続行を命じた。


声を演じた小林修氏は第1作目でドメル将軍役を、「さらば宇宙戦艦ヤマト・愛の戦士たち」、「ヤマト2」でズォーダー大帝役を演じたことで知られている。氏は後に「ヤマトの艦長をやりたかった」とも語っており、山南役でみごとその希望がかなえている。


概要(PS2版)

 PS2版で発売された暗黒星団編3部作シリーズでも登場するが、こちらは原作とはかなり違う立ち位置にあって登場する事となる。容貌はほぼ踏襲する一方、左頬に戦傷の物と思われる傷痕があるのが違う点であり、役職も『イスカンダルの追憶』ではガニメデ基地司令としてガトランティス残党を相手に戦闘の指揮を執っている。

 『暗黒星団の逆襲』『二重銀河の崩壊』では、地球防衛軍第七艦隊司令を務めると同時に、艦隊旗艦である指揮戦略戦艦アンドロメダ改級『春藍』艦長を兼任する。よって原作とは違い、ヤマト艦長に就任せず(代わりに古代守が就任する)、ゲームプレイヤーの心強い援軍として途中参戦してくれる。またプレイヤーの結果次第では、最終決戦で山南が戦死することも、生存することもある

性格

 性格は、原作よりも柔軟な思考能力を有する雰囲気になっているのも特徴的であり、戦死直前に「持ち場を離れるな」と古代を叱咤するなど堅いイメージがあったのに比べ、PS2版は地球が占領された事を理解し、彼自身がヤマトを含めた生き残り艦隊の最高指揮官であるにも関わらず、今後の指揮権を自分に置くことを良しとしなかった。

 代わりに、既に暗黒星団帝国との実践経歴のあるヤマトを旗艦とすることを明言した。同時に、副長だった古代守をヤマト艦長へ派遣、「あそこには君の娘(サーシャ)さんがいるんだろう?」と気を使う場面も見られた。


概要(宇宙戦艦ヤマト2199)

  • 所属:国連宇宙軍 極東方面空間戦闘群 第1艦隊
  • 肩書:旗艦『キリシマ』艦長
  • 階級:一等宙佐
  • 年齢:48歳
  • 出身:兵庫県

 初代のリメイク版である宇宙戦艦ヤマト2199では、フルネームと階級が設定されている。また容姿も大幅に変更されており、褐色肌だったオリジナルと違って色白な顔色に変更され、頬髯や顎鬚を生やしたものとなった。また性格もオリジナル版の様な厳格な雰囲気は無く、漂々とした雰囲気のキャラクターに生まれ変わっている(因みに漂々としているからと言って軽い、という訳ではなく、寧ろ艦艇指揮官としてかなり優秀)。

 メインイラストはこの2199でのキャラクターデザインである。

経歴

 キリシマ(宇宙戦艦ヤマト2199)の艦長として登場しており、冒頭の冥王星海戦で非力な戦闘能力でありながらも艦艇指揮官としてガミラスの艦艇を相手に奮迅し、熟練な機動戦術を見せつつ辛うじて作戦を成功させるに至る。撤退時に古代守が殿を務める事に躊躇いがあったが、沖田の撤退命令に従い艦を反転させる。

 イスカンダルへ向かうヤマトをキリシマから土方竜と共に敬礼して見送った。小説版と漫画版では、惑星間弾道弾の着弾阻止の為に修理半ばで出撃しており、小説では艦首ショックカノンを放つものの破壊には至らず、艦体がそのまま惑星間弾道弾と強く接触して大破する。漫画版では通常の主砲とミサイルで僅かに突入軌道を逸らしたが、再度軌道修正されてしまった。

 また見送った際に、桐生吾郎斉藤始ら空間騎兵隊第七連隊の残存部隊を救助する為に月基地へと向かう。斉藤が救助要請への対応の遅れに批判をぶつけてきた際、土方を艦長だと思い込んでいた斉藤に「艦長は俺だよ」と教えた。


概要(宇宙戦艦ヤマト2202

  • 所属:地球連邦防衛軍 航宙艦隊
  • 肩書:総旗艦『アンドロメダ』艦長(小説版では艦隊司令兼任)
  • 階級:一等宙佐
  • 年齢:52歳
  • 出身:兵庫県

 ヤマトが帰還してから3年後、再建された地球連邦防衛軍の航宙艦隊総旗艦たる最新鋭艦アンドロメダの艦長として就任している。小説版では艦隊司令官を兼任している事が補足されている。2199の様な飄々とした雰囲気は見受けられず、職業軍人らしい厳格な姿勢を見せているものの根は変わってはいない。かつて沖田の下で戦っていたことから尊敬していたところも大きいようで、艦長室には沖田のレリーフや、イスカンダルに上陸した際の写真等が飾っている。

 拡散波動砲に対する見識は表立って表現されてはいないこそすれ、一種の暗黙の了解として波動砲の使用に賛同している模様(でなければアンドロメダ艦長の職に就くことは出来ないのは、波動砲艦隊構想に反発した土方への冷遇を見れば明らかである)。故に、彼は楽観主義を装いつつも現実をドライに捉えている。

経歴

第一章

 彼のアンドロメダとしての初任務は、第8浮遊大陸奪還戦でのガトランティス軍の殲滅であり、拡散波動砲を用いて殲滅せしめた。しかし、生き残っていたカラクルム級戦闘艦1隻を取り逃がしてしまうこととなる。

第二章

 その後、就役したアンドロメダ級4隻と主力戦艦たるドレッドノート級前衛航宙艦14隻を率いて木星圏にて艦隊演習を指揮していた。ところがヤマトが命令に背くまでして発進した事を受けてヤマトクルーだった山本玲篠原弘樹などパイロットらが、演習中に離脱したことから追撃隊の艦載機部隊を差し向ける。さらに、彼らの教え子たちも謀反の可能性があるとしてアンドロメダに強制収容するなどの処置を講じた。

 中央司令部からヤマトの阻止行動を命じられ、艦隊ではなくアンドロメダのみで立ちふさがろうとし、見事にヤマトの針路前方へ待ち伏せすることに成功する。古代らに対して「ヤマト1艦で対処できないと分かった時は?」と、現実的に考えて単艦行動は無謀だと教えつつ、「まずは現実を味方に付けろ」と言う。それでも頑なに拒む古代が「間違った将来へ進む現実をですか」と一切の妥協を見せなかったことから、やむなく強硬姿勢に出る事となる。

 機先を制する名目で重力子スプレッドを斉射しつつ、ショックカノンの一斉射でアステロイドに隠れたヤマトを撃破しようとしたものの、アステロイドリングを利用したアステロイドシップ姿のヤマトによって砲撃が阻まれる。それを見た山南は焦ることなく、寧ろ「そんな黴の生えた代物で」と悪あがきであると見抜き、圧倒的速射・連射力でヤマトに纏わりつく岩盤を尽くはぎ取った。

 それでも突進を止めず、ぎりぎりで間に合った波動防壁で完全に阻まれ、ヤマトとアンドロメダは波動防壁同士で真正面から衝突し、そしてすれ違った。その際に山南は、頑固ととして転進すらしようとしなかった古代のやり様に半ば呆れ、

「あんたの息子は、とんだ頑固者だ。沖田さん」

とそれ以上の追撃をしようとはしなかった。

 のちに正式に政府がヤマト叛乱の嫌疑を取り消し、テレザート星への調査を命じた。それに応じ、アンドロメダに収容していた艦載機隊をヤマトへ転属させるが、よしんば成り行きで人質として使うつもりでもあった。


関連タグ

宇宙戦艦ヤマト 宇宙戦艦ヤマト2199 宇宙戦艦ヤマト2202 キリシマ(宇宙戦艦ヤマト2199) 春藍 沖田十三 土方竜

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