概要
アリスソフトが発売しているアダルトゲーム「Rance」シリーズの主人公。
一応本編中で超絶に格好良い容姿とはされていないはずだが、一目惚れする女の子も多い。
自由都市のゴモラタウン出身の孤児で14歳で街を追い出された後、師とも言うべき女剣士としばらく行動を共にし、その死後に女剣士の縁でキースギルドに加入して現在に至る。
アイスの戸籍では「ランス・スーパーキング」で登録しているが、「ランス・クリア」が本名(という裏設定)。ちなみに現住所であるCITYにおいては別の姓で登録しているらしい。
尚、本編で「ランス・クリア」の名前が出たことはまるでない。
彼のルーツは二十年たった今でも、ランス・ザ・コンプリートで明かされた上記の内容程度で、片腕の騎士によってゴモラタウンに連れてこられる以前の情報など、素性に至っては、まったく不明のままなのだ。
ちなみに最新作にあたる「ランスクエスト」では、23歳を数えている。
これでも三児の父親だったりもする。(ランスクエスト終了現在)
経歴
0歳
- 誕生
4歳
- 片腕の騎士に連れられて独立村ゴモラタウンにやってくる。
唯一素性を知る片腕の騎士も直後に息を引き取る
13歳
- 村長の家で使用人として育てられていたランスは、村長の二人の娘の手でエロに目覚める。
その後、村中の女の子に手を出していたのが発覚して村を追放処分に。
14~16歳
- 師匠である女戦士「姉さん(仮名)」に連れられて冒険生活。
姉さんによって最低限度の良識を植え付けられる。
だが、姉さんが命を落とした事で、姉さんの友人であるキースに引き取られ、キースギルドに加入する。
18歳
- 奴隷商人の護衛任務中に商品であるシイルの事が気に入り、速攻で家一軒分のゴールドを支払って購入する。
- 「Rance-ヒカリを求めて-」
- 「RanceII-反逆の少女達-」
19歳
- 「RanceIII-リーザス陥落-」
- 「RanceIV-教団の遺産-]
- 「Rance4.X]
- 「Rance5D」
20歳
- 地下帝国ブハード事件。勇者アリオス・テオマンと激突して重傷を負う。
21歳
- 「RanceVI-ゼス崩壊-」
22歳
- 「戦国ランス」
23歳
- 「ランス・クエスト」
24歳
- 「ランスIX-ヘルマン革命-」
性格
自分の欲望に超正直で、正義とか秩序とかなんぼのもんじゃい!!といわんばかりの性格の持ち主。ついたあだ名が”鬼畜戦士”ってなもんだから相当である。
ただし、自分の欲望に超正直なだけ、かつ相手の意思をほとんど気にしていないだけで女の子を辱めることそのものを楽しんでいるわけではなく(結果的に辱めていることは多々ある)、
「世界中の美女に愛(セックス)を与える」ことが使命とかのたまっている等、てきとーにデカイことを抜かしているが、ただ本人は美人とセックスをしたいだけである。色々な意味でエロゲーの主人公としては最適な男。
十六歳の頃までとある女剣士(名前は不明で、故人)の下でサバイバル訓練と最低限の性交観念を学んでいる。そのため犯罪もいとわない鬼畜らしさは目立つが、ぺドフィリアやネクロフィリア、重度のレイパーや近親相姦者などといった社会不適合者では決してない。
もちろんそういったクズを、ランスは過去に何人もぶった切っている。やるときはやる男。その素直さでもって、時には悪逆、時には人助けを気ままに行うが、責任感など微塵もない。
シリーズを重ねるごとにハーレムを形成していくが、ついてくる女の半分ほどはランスに惚れているわけでない(逆に言えば、残りの半分はランスに本気で惚れている)。ただ、ランスの向こう見ずなまでの行動力に流されているだけだったりする。
男連中からも信奉から憎悪まで様々な感情を向けられているが、女性に比して男性に対しては彼の桃色の脳細胞は仕事をしないらしく、よほど特徴のある人物以外は名前も顔も忘れがち。
エロ以外にも実は趣味として貝の収集を行っており、例え他の人物にはゴミとしか見られないような価値の貝でも滅多な事では手放さず、特にお気に入りにしているのは桜貝(シィルの髪と同じ色)。
『鬼畜王ランス』の最終ボスである創造神ルドラサウムからは「だってキミは本物の鬼畜じゃないもの」と評されており、『ランスVI』においても、物事の本質を見抜くのに長けているカオル・クインシーから「本当に鬼畜になれる人物ではない」と評されている。
規格外な男
フリーの冒険者にして、大国リーザス、魔法王国ゼス、東国JAPAN、自由都市の巨大財閥と非常に親しく、過去の冒険で返しきれないほどの大恩を与えている。
最近になってカラー(エルフ)の村で英雄扱いになったり、最大宗教のAL教団の法王ともつながりを持ったりもした。彼の一声で動く情勢は、彼自身が自覚しているものよりはるかに大きい。
しかしリーザス女王の情報操作により、彼の解決したあらゆる行いは歪曲、秘匿されている。
よって、傍からすれば、自分の英雄譚を語るランスはただのほら吹き小僧である。哀れ。
また、ランスの世界では全ての人間はレベルアップできる上限がそれぞれ決まっているが、彼だけはイレギュラーな存在なのか、その限界が存在せず、実質無限に強くなれる素質を持つ(ただ、冒険の合間にしょっちゅう怠けてレベルダウンしているため、高Lvでいる期間はあまり多くない)。
そして、人間は言うに及ばず、幽霊・カラー・人造生物・女の子モンスター、さらには超越存在である悪魔・魔人・天使、果ては魔王・神とすらエッチしている。恐らく世界で唯一の所業である。
シィル・プライン
ランスが十六歳のころ、服従の魔法がかかった奴隷として売られていた所を全財産をはたいて購入。
以来、ずーっと彼の従者(数々の雑務含む)兼エッチの相手として側においている。
ランス自身は「便利でいびりがいがあってエッチの相性がいいだけの奴隷」としか自覚してないが、シィルの存在価値は彼の普段彼女の扱いに反してとても高い。
基本的に「女の子とのセックス」以外の動機では、たとえ人死が出る場合でも動こうとしない彼だが、シィルの事になると嫌々そうにしながらも必ず動こうとする。
とくに彼女が自身以外から危害を加えられそうになったりすると、他の女の子の場合は烈火の如くオーバーに怒るのに対し、静かに怒るという、彼らしからぬ態度をするのだった。
このため、長年彼と付き合いがある連中は、ランスよりよっぽどランスの中でのシィルの存在の大きさに気づいてたりする。
戦国ランス以降、呪いで氷漬けとなっており、ランスの旅の目的のひとつに彼女の封印を解くことが加わった。
大切な「奴隷」の呪いを解くため、ランスは一人、当て所のない旅路を行く・・・・・・
なんてことはない。
いつもどおり、まだ見ぬ女の子とのセックスのため、「ガハハハ」と高笑いしながら次の目的地へ向かうのだった。
「・・・ま、本当の本当に忘れる、ちょっと前には顔を出してやるから安心しろ」
「・・・・・・」
「では、行ってくるぞ」
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ダーク・シュナイダー…中の人つながりにして、「剣士」と「魔術師」の違いこそあれ「強さに限界なし」「敵に対しては容赦なし」「女性に対しては見境なし」「欲望は底なし」と言う四つの「なし」をはじめ、なんだかんだで「やる時はやる男」である事、ポジション的に善悪の端境に立っている事など共通点が多い。