彼岸花の咲く夜に

ひがんばなのさくよるに

彼岸花の咲く夜にとは、竜騎士07による同人ゲーム。漫画を原作としている。

概要

『ひぐらしのなく頃に』『うみねこのなく頃に』に続く、同人サークル『07thExpansion』制作のサウンドノベル。

上記サウンドノベルとタイトルが似ており、宣伝などでも『「なく頃に」シリーズ第三弾』と銘打たれていたが、実際は世界観に明確な繋がりのない『完全新作』である。

その為なのか、竜騎士07が手掛けた作品には珍しく、ミステリーの要素を持たない。

学校の七不思議の噂が飛び交う小学校を舞台に、七不思議に導かれた人間達と、七不思議の中で蠢く謎の存在『学校妖怪』達が織りなす可憐にして残虐な世界を描く。

漫画を同人ゲーム化した作品であり、原作は竜騎士07が漫画原作者を担当、つのはず壱郎作画、西E田キャラクター原案にて制作されていた。

ゲーム版には漫画版に登場しないキャラクターなどが含まれているが、漫画版を読まずにゲーム版をプレイしてもストーリーを吟味することは可能。

さらにその原作漫画も、『学校妖怪紀行』という竜騎士07の小説を元としている。こちらは世界観に似通った部分はあるものの、登場人物やストーリーが若干異なる。

2016年07月27日にはフリューにて、過去のインディーズアドベンチャー作品を3DSに移植して発信するレーベル『カタルヒト』により商業ゲーム版が発売された。

「ずっと短編を書きたいと思っていたんですよね」

これまでの07th Expansion作品は、全八作(外伝を除く)を通して語られる長編ストーリー作品だったが、本作は一作、一話の単位で物語が完結する短編集の形式をとっており、物語同士で世界観や一部キャラクターを共有してはいるものの、一話一話を新しい物語として読むことができるようになっている。

その為、各物語はそれぞれ主人公となるキャラが異なり、様々な視点からストーリーが語られることになる。