概要
「としょかんコンビ」とは、『けものフレンズ』におけるコノハ博士(アフリカオオコノハズク)とミミちゃん助手(ワシミミズク)とのコンビタグ。
アニメ版でもアプリ版でも、「博士と助手」という関係性は変わらず、常に揃って行動している。
アプリ版、アニメ版ともに「〜です」「〜なのです」という可愛らしい慇懃無礼な敬語で接する。ちなみにアプリ版の助手の回想での博士は長老のような口調で喋っている。
アニメ版では、二人で図書館の主、そしてフレンズらの「長」を務める。
フレンズやセルリアンなど、ジャパリパーク内の事に精通しており、二人揃って「我々はかしこいので」が口癖。
しかし、かばんに文字を読ませたり、料理を作って貰う為に彼女を利用する。更にカレーの食べ方でかばんから突っ込まれたり、カレーが辛いと言いながらも完食した際には、ああ言えばこう言う図々しい態度を見せるなど、本当は「我々はずる賢いので」の方がしっくりくる様な気が……。
そのためかPixivに投稿された作品やコミックアンソロジーでは他のフレンズをうまく騙したり持ち上げたりして利益を得るなどずる賢さが強調されている。
他にも、意図的に他のフレンズの知力を弱体化させ、自分たちが賢い様に仕向けているのではという考察もある。
また、料理に使っている食材は、ジャパリまんの原料を作っている畑から「チョイ」、つまり無断拝借してきたものである。
博士と助手は「ジャパリまんは食べ飽きた」と語っているが、他の多くのフレンズにとってジャパリまんは唯一の栄養源である。その原料をチョイし続けるとジャパリまんの生産に支障をきたし、フレンズの生態系にも悪影響がでる可能性は十分ある。しかも一度だけでなく料理の度にチョイして来ていると思われる。
そのため、フレンズの生態系を管理しているラッキービーストからお仕置きされているイラストも投稿されている。
また、フレンズ化したばかりの者に自分が何のフレンズかを教えているらしいが、かばんに至っては既に自分がヒトでは無いかと確信していたので、ヒトだと伝えてもあまり驚かなかった彼女に、少々つまらなそうな態度を見せていた。
口調や思考まで似ており(アプリ版ではワシミミズクが博士と出会った第一印象は、「キャラが被っている」。それ故か助手の立場に甘んじつつ美味しい所だけいただく黒い言動が多く、互いの存在が牽制し合う妙な関係にある)、容姿もあってほとんど双子に見える。というか、アニメ版のCGモデルに到っては彩色以外ほぼ使いまわしである。
同じことはゆきやまコンビにも言えることだが、一枚絵の場合コピペ&色替で作画されてる絵師さんも多い。
ジャイアントモアのキャラクタークエストでは、彼女の大きくなるトレーニングに参加するが、よく動きよく食べる中で、食べるだけだったりと図々しい。
そのマイペース(というより自分勝手?)な振る舞いにより、一部のフレンズからは呆れられたり反感を買ったりもしている。特にアプリ版ではアニメ以上に図々しい一面が出ており、羽根をむしられたクジャクなど存在を快く思っていないフレンズもいる。
しかしその頭脳は本物であり、襲撃してきたセルリアンに冷静沈着に対処しフレンズの危機を救ったり、アニメ版最終回においては大勢のフレンズを率いてサーバルとヒグマに加勢、セルリアン撃破には至らなかったがかばん救出に一役買った。
ただし現実のアフリカオオコノハズクはワシミミズクよりずっと小さい(アフリカオオコノハズクが全長19~24cmに対し、ワシミミズクの全長は3倍近い72cm。「ばすてき」では助手に「お前達は小さい」と言われたフェネックが「ほぼ変わらない」と反論していたが、極端な話アニメに登場したフレンズの中では、そのフェネックをはじめとした30cm前後のオグロプレーリードッグやパンサーカメレオン、アリヅカゲラを抜いて断トツに小さい)。それを反映してか、博士の方が声のトーンは高く、アニメではカレースプーンもお子様持ちだった。
また、カレーを食べるようすから、カレーの鳥と形容されるようにもなった。
そうしたキャラもあってかどちらか単体にピックアップされることは少なく、二次創作でもどちらかが出るならもう片方も一緒に出るというほど一心同体度が高いが、逆に互いの感情に触れた創作は少ない。
(ただし中には(前述のサイズ差を意識してか)助手が博士に下克上を図ったり、ドッキリを仕掛けるなど弄って楽しんだりしてる創作も時折見かける)
むしろ、揃って他のキャラと絡むことが多いようだ。
また、リアルのワシミミズクはアフリカオオコノハズクを捕食する事もある為、喰う側と喰われる側のコンビという事になる。
また、現実のコノハズクには嘴の根元に髭にも見える羽毛が生えており、これがコノハズクが博士になった由来だろう。
関連イラスト
両者のサイズ差