概要
大きく分けて1969年~1990年代にかけて連載された第1期と、2008年以降から連載されている第2期以降がある。その名のとおり銀河の守護者であり、構成員のほとんどが宇宙人である。
第2・3期を基にした実写映画が2014年に公開。なお、日本語版の正式タイトルは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(「ザ」がない)。『マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)』の第10作の位置づけであり、2017年と2020年に続編が公開した(する予定)他、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では「アベンジャーズ」と合流する。
1969年版(1期)
初出は1969年の『Marvel Super-Heroes』。作者はアーノルド・ドレイクとジーン・コーラン。
正史(マーベル・ユニバース)とは異なる次元(Earth-691)の物語で、西暦3000年代の未来が舞台。太陽系の侵略をもくろむ宇宙人バドゥーンと戦うために結成された。時空を越えて20世紀の地球に現れ、アベンジャーズと共闘したこともある。
メンバー
ヴァンス・アストロ
マルティネックス
チャーリー27
ヨンドゥ
2008年版(2期)
初出は2008年の『Guardians of the Galaxy』。作者はダン・アブネットとアンディ・ランニング。
正史(マーベル・ユニバース)での結成。クロスオーバー作品『アニヒレーション』『アニヒレーション:コンクェスト』で宇宙規模の危機が起こり、宇宙に異次元の裂け目が発生、これらの脅威から率先して銀河を守るのがガーディアンズの目的。先のクロスオーバー作品の時に登場した囚人部隊が基になっている。1期のヴァンス・アストロヴィクが時空を超えて現れ、チーム名を継承した。
メンバー
スター・ロード/ピーター・クイル
地球人と異星人のハーフ。原作では元NASAの宇宙飛行士訓練生。訓練中に滞在していた宇宙ステーションで、異星人マスター・オブ・ザ・サンから惑星間警察官の印であるスターロードのマントを与えられた事がきっかけで、スターロードと名乗る様になった。
グルート
実は1960年11月発売の「テイルズ・トゥ・アストニッシュ」第13号が初登場と言う小参キャラで、なんと地球人を実験体用に捕獲すると言う設定だった(初登場したのがホラー誌だったので)。それ以降は2~3回ほど登場したきりの超マイナーキャラだったが、前述の「アニヒレーション」で、大出世を果たす。
ドラックス・ザ・デストロイヤー
原作では元々アーサー・ダグラスと言う地球人。映画同様に家族を殺されたが、手をかけたのはサノス。そして自身も殺されたが、打倒サノスのためにサノスの父と祖父によって、魂を強靭な肉体へと転移させられた。
ガモーラ
サノスによって滅ぼされた種族の最後の生き残り。サノスが自身の養女として引き取り、人体改造を施した後に暗殺術を仕込んだ。
協力者
マンティス
ムーンドラゴン
アダム・ウォーロック
クェーサー
2013年版(3期)
2012年に開始した現行誌大規模リニューアル『マーベル・ナウ!』以後のストーリー。2期のメンバーに加え、アイアンマンのゲスト参加、エージェント・ヴェノムことフラッシュ・トンプソンの加入、イメージコミックスの『スポーン』からアンジェラが参戦した。
映画(MCU)版
「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の一環で、2014年に第1作が、2017年に『リミックス』がそれぞれ公開され、2020年に第3作が公開予定である。
2・3期を原作としており、メンバーはスターロード、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルートの5名(『リミックス』で、マンティスが加入した。)ヴィランはロナン、ネビュラ、サノスなど。
詳細については、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を参照。
アニメ
2期以降の人気の高まりや映画の宣伝も兼ねて、MARVELのアニメに複数回登場している。
日本向け作品では2014年の映画公開に合わせて、テレビアニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』の24,25話に登場。
行き違いからアベンジャーズと戦うも、手を取り合って和解。ロナン相手に共闘し、強大な力を持つクリー・マクトをアベンジャーズとS.H.I.E.L.D.に託して宇宙へ去った。
キャスト
スター・ロード - 井上剛
ロケットラクーン - 岡林史泰
グルート - 船木まひと
ドラックス・ザ・デストロイヤー - 園部好徳
ガモーラ - 北西純子
ロナン・ザ・アキューザー - 白熊寛嗣
フィン・ファン・フーム - 平井啓二