大喬(正史では大橋)とは、三国時代に活躍した孫策の妻。同じく活躍した周瑜の妻・小喬の姉。
喬氏(正史では橋氏)。
概要
[正史]では、橋公の娘で孫策の「妻」としか記述がなく、戯曲などにおいてはしばし橋公は喬玄と
混同される。[演義]においては、喬国老の娘。その容姿については、『月も光を消してしまい、
花も恥じらってしまう』と称されて、妹の小喬と共に「江東の二喬」と称されるほどの絶世の美女。
妹の小喬と共に皖城を占領した孫策軍の捕虜となり、孫策の妻妾となった。しかし、結婚後に夫で
ある孫策は急逝してしまった。この臨終の際に、妹の夫である周瑜に後事を頼むように遺言された。
結婚後については、二人の間の子供の有無や袁術・劉勲の妻子らと共に呉へ送致された後の消息など
は一切が不明である。
また、[演義]においては、赤壁の戦いの要因の1つとされ、銅雀台を建てた魏の曹操は「二喬」を
側室に迎えることを夢見ていて、その心境を曹操の息子・曹植が詩「銅雀台の賦」に詠んだ。
このことを諸葛亮から聞かされた周瑜は激しく怒り、曹操軍との開戦に踏み切った。
登場作品における大喬
『真・三國無双』シリーズにおける大喬
声:嶋方淳子(しまかた じゅんこ)
武器:扇(~『4』)、双杖(『MULTI RAID 2』)
『真・三國無双2』から参戦した。『2』参戦時には、妹である小喬と性格の区別はあまり
されていなかったが、『3』以降は温厚で多少弱気であるが、夫である孫策の為頑張ろうと
する良き妻としての性格設定となっていった。
容姿は『4』までは、黒髪でツインテールのように大きく二つに髪が結られている。衣装は
上半身の露出こそないが、ミニスカートで脚部を大きく露出されている。両手には武器
である大きな扇を持っている。『MULTI RAID 2』においては、システムの改変と共に
大きくデザインが変更されて、前髪は綺麗に揃われており、結われることなく黒髪の長髪と
なった。衣装も帽子を被り、首元にはケープのようなものを羽織っている。スカートも膝元
までの丈となった。両手には武器である双杖を手にしている。
「真・無双覚醒」後は、天使をイメージされる姿となり、これは小喬と対になるようにデザイン
されたものと思われる。
元々人気の高いキャラクターの一人であったが、『5』では小喬は登場したが何故か大喬は
登場せずにファンを落胆させた。その後『MULTI RAID 2』で見事に復活を遂げた。