概要
投稿型web小説サイト「小説家になろう」にて、平成25年7月から連載開始。
約2か月で累計ランキングトップ10入りという快挙を成し遂げ、平成29年10月末の段階でも累計ランキング3位と上位を維持し続けている。
(2位に関してはありふれた職業で世界最強に譲る形となった)
平成29年10月末の段階でも書籍化は一切されておらず、公式のイラスト(仕事絵等)は一切存在していないので、pixivに投稿されているのはそれぞれの投稿者のファンアートである。その為、絵師によって十人十色のイラストが投稿されていると言ってもいい。
ファンの間での通称は「謙虚」「謙虚堅実」。
短くまとまった日常話を少しずつ更新するスタイルの恋愛(?)コメディ小説。
主人公・麗華様の没落回避生活が話のメインだが、それ以外の細かい日々の出来事や事件の描写も多い。
麗華様を始めとした登場キャラの残念な言動で笑わせつつ、時折巧みな伏線回収を行い、話を予想外の方向に転がしていく手腕に定評がある。
一応作品ジャンルは恋愛となっているが、麗華様がとにかく全くモテないため、今のところジャンル詐欺の疑いを持たれている。おいたわしや、麗華様……。
あらすじ
小学校のお受験を控えたある日、主人公は自分が前世で愛読していた少女漫画「君は僕のdolce」の世界に、登場人物の一人として転生していることに気付く。
彼女の名前は『吉祥院麗華』。大金持ちの吉祥院家の令嬢にして、漫画の主人公・『高道若葉』を徹底的にいじめ抜く役割の悪役お嬢様だった。
麗華はその悪行が祟って漫画のラストで見事没落し、身の破滅を迎える。若葉は無事運命の王子様と結ばれハッピーエンド。めでたしめでたし……
となっては困る麗華(の中の人)は、可能であれば没落を回避し、ダメでも一生食いっぱぐれない人生を送る!と決意。存在感をできるだけ消しつつ、極力誰も敵に回さぬよう気をつけ、謙虚、堅実を志しながら生きていくことを誓ったのだった。
登場人物
吉祥院 麗華(きっしょういん れいか)
本作品の主人公。通称「麗華様」。
ロココ調の縦ロールを装備し、圧倒的存在感を醸し出す名家・吉祥院家の令嬢。よくできた西洋人形みたいに綺麗な、優雅な物腰で王者のオーラを放つ大物である。
特権階級集団ピヴォワーヌ所属の超お嬢様として、舞台となる瑞鸞学院では「絶対に逆らってはいけない人」「女帝」「女神カーリー」「女子のラスボス」など様々な通り名で呼ばれ、一般生徒から畏怖されている。
……だが、その中身はド庶民女子だった前世の記憶と人格を持つ転生者にして、ゆえに奇行が目立つ天然お人好しぽんこつ娘。ジャンクフードや駄菓子が大好き。
その場の空気を読む力に長け、次々とその身に降りかかる火の粉を、卓越した調整力・政治力・演技力をもって払いのけてゆく気配りとフォローの達人(別名:苦労人)である。そのためかクラス委員の役を請け負うことも多々ある。
「君は僕のdolce」では皇帝に執着し、若葉に執拗な嫌がらせを続ける悪役だったが、この世界では原作ファンとしてむしろ裏から若葉を応援する立場に回ることになる。
手先が不器用で料理は下手。不器用だが手芸が好き(あくまで好きなのであり得意ではない)で高等部より手芸部に所属し最終的には部長に推挙される。前世から今世まで通して男運に恵まれないことと太りやすいことが悩み。なぜか様々な動物に襲撃される。
鏑木 雅哉(かぶらぎ まさや)
「君は僕のdolce」の王子様役。
吉祥院家を上回る格を持つ鏑木グループの御曹司。通称「皇帝」。
漫画ではいわゆる「俺様キャラ」だったらしいが、この世界では麗華のぽんこつに毒されたのか、元々素質があったのか、それとも単に漫画内では描写されていなかっただけだったのか、色々と残念な方向に成長してゆく。
文武両道かつ容姿端麗であり、何でも出来る万能の超人。瑞鸞学院では女子ほぼ全員が彼のファンなので、何人たりとも彼に逆らえない空気が醸成されている。
ピヴォワーヌに所属しているが、本人は権力や付きまとう女子にはまるで興味を示さず、ファン達が起こすトラブルについても基本的に無頓着。相当な負けず嫌いで思い込みが激しく、無駄に行動力が旺盛。
恋愛に関してはランボーの詩集を愛するロマンチストかつ束縛系ナチュラルボーンストーカー。好きな相手には一途であるが、相手の行動や自己の行動に関する影響を考慮することなく、さらに行動がいちいち心理的に重く、周囲を巻き込む事に躊躇が無い。そのため巻き込まれた方は大抵の場合、大迷惑この上ない。
その影響力と性格から実質的に作中最大のトラブルメーカーとも言える存在であり、漫画での因縁もあって麗華からの心象は最悪。
円城 秀介(えんじょう しゅうすけ)
鏑木雅哉の親友。
やはり大金持ちの息子であり、容姿端麗かつ頭脳明晰。ピヴォワーヌ所属。
「君は僕のdolce」では笑顔で主人公カップルを応援する癒し系のフォロー役だったが、この世界では何かと腹黒的な言動が目立つ。皇帝同様、表立って権力を振りかざすことはしない。皇帝と並び称される瑞鸞の花形である。
麗華のことは愉快な観察対象として認識している模様。身体の弱い弟がいる。
涼野 優理絵(すずしの ゆりえ)
鏑木雅哉の幼馴染のお姉さんであり初恋の相手。「君は僕のdolce」におけるキーキャラクターのひとり。ピヴォワーヌ所属。凛とした輝くばかりの美人で、全学院生にとって憧れの人。
「君は僕のdolce」においては麗華にとっても憧れの人として描写されていた。(が、その状況に対して本作の麗華は「優理絵様から少しは学べばよかったのに」と酷評した)
鏑木からは15年近くも想いを抱かれているが、彼の事は弟にしか見えていない。また鏑木に最も身近な女性でもある事から、彼の(壮絶に重い)恋愛観や女性観を構築させてしまった元凶とも言える人物でもある。
「君は僕のdolce」では鏑木と若葉が親密になった頃と前後して、鏑木に引導を渡していたが、本作の世界ではそれよりも早く鏑木に引導を渡している。結果、鏑木はショックのあまり東尋坊や富士樹海や華厳の滝を巡る放浪の旅に出てしまった。(そして優理絵含む周囲の人々はパニックに陥った)
水無月 愛羅(みなづき あいら)
優理絵の親友。ピヴォワーヌ所属。「君は僕のdolce」のキャラクターでもある。
宝塚の立ち役にもなれそうな、ボーイッシュなショートカット少女。優理絵に次いで鏑木が頭の上がらない人物のひとり。
麗華とはピヴォワーヌのサマーパーティーで知り合い、のち習い事の英語教室も一緒になった。この事で『謙虚堅実』の初期において麗華を可愛がってくれる先輩としての立ち位置となる。
吉祥院 貴輝(きっしょういん たかてる)
麗華の年の離れた兄にして吉祥院家の跡取り。彼自身、瑞鸞ピヴォワーヌのOBでもある。学生時代は弓道部に所属。「君は僕のdolce」では未登場。
人当たりの良い好青年だが、中身は策士で腹黒。とはいえ面倒見はよく、物事の筋も通す人物である。庶民を見下す両親とは違い、部下への敬意を忘れない人間として、立派な吉祥院の後継者となるべく勉学に励み、大学卒業後は吉祥院グループに入り重要プロジェクトを次々に手掛けて後継者としての足固めに邁進している。
無邪気に自分に懐いてくる麗華をシスコン気味に可愛がっている。妹のぽんこつな本性をいち早く見抜き、天然な妹をときどき手のひらで転がして遊んでいる。
親友である桃園伊万里(のタチの悪い女グセ)が昔からの悩みのタネで、瑞鸞時代は生徒会からも泣きつかれて散々な目に遭わされている。そのため当時の事を思い出すと麗華すら怯える凄絶な表情と黒いオーラが漏れ出る事がある。
桃園 伊万里(ももぞの いまり)
貴輝の幼馴染にして同級生かつ腐れ縁の親友。「君は僕のdolce」では未登場。
女性の扱いに定評のある究極フェミニスト。だが、その実態は女性にとっての甘言を自在に転がすホストも真っ青の天然ジゴロ体質の持ち主。寄る者は際限なく受け入れる大きな器の持ち主だが、それは主に女性方向に活かされてしまう、貞操観念皆無の人。学生時代は彼を巡って瑞鸞および近隣校の女生徒たちの間で血の雨が降った(そして貴輝がその収束に全力で奔走した)とも言われる人物。通称・カサノヴァ村の村長。
瑞鸞時代はバスケ部に所属。のちに麗華は瑞鸞バスケ部員の貞操の弱さに関して言及するが、その源流と目されている。
高道 若葉(たかみち わかば)
「君は僕のdolce」の主人公。
超大金持ち学校・瑞鸞学院に特待生として入学してきた庶民の女の子。学力テストで「皇帝」鏑木と渡り合う天才的な頭脳の持ち主にして、根性たくましい好奇心の塊。
実家は町のケーキ屋さん(いわゆる商売人の娘)で弟妹がたくさんいる大家族の長女。自身も幼い頃から家業を手伝い、時にバイトにも出ている。高等科からの瑞鸞外部生で、瑞鸞独特の校風の枠に収まらない型破りな言動が多いエアブレイカー。
この世界では嫌がらせを受けてもまったく気にしない鋼のハートを持つド天然マイペース娘と化しており、漫画の若葉を知る麗華からは「完全な別物」と評された。
「君は僕のdolce」では健気で頑張り屋な普通の少女(家が町のケーキ屋である事は同じ)であり、鏑木と恋に落ち、それが気に食わない麗華から苛烈な嫌がらせを受けていた。本作の世界では麗華が陰ながらも味方側であるために彼女からの嫌がらせは無いが、それでも特待生として優秀であるがゆえの嫉妬やっかみ、エアブレイカーゆえのピヴォワーヌ至上主義者からの怒りを、無自覚に年中無休で買い続けてしまっている。
のちにピヴォワーヌからの風当たりから少しでも保護する目的で、生徒会の役員にされる。生徒会では実家の手伝いの成果もあり、手早い電卓裁きを披露する事務仕事の神である。
水崎 有馬(みずさき ありま)
「君は僕のdolce」において、鏑木と主人公(若葉)を取り合った正々堂々系ライバル当て馬キャラ。麗華からは内心「同志当て馬」呼ばわりされている。
この世界においても理想に燃える熱血男子だが、政治的配慮がいささか足りないため、何かと空回り気味。
中等科から瑞鸞に入学した外部生で、生徒会に所属。のち生徒会長となる。生徒会長としては先々代生徒会長・友柄千寿の方針を範として継承している。
友柄 千寿(ともえ せんじゅ)
麗華が中等科に進学した時の瑞鸞生徒会の会長。麗華より2年先輩。中等科よりの外部生。
クラス委員の用事で生徒会室に顔を出した麗華の前に「ピヴォワーヌから食料をパクってこようとした」という衝撃の(残念な)セリフとともに登場したイケメン。体育祭の騎馬戦では騎馬皇帝鏑木と一進一退の激戦を演じた。
衝撃的な登場とともに、麗華にとって初恋の相手となるも、実は彼女持ちであった。
実は彼女の抱える事情や後々に同様の苦しみを抱えかねない後輩たちのためにも、密かに生徒会(外部生)とピヴォワーヌの融和を願い生徒会を運営していたが、彼の代においてはピヴォワーヌ側の会長が強硬なピヴォワーヌ上位主義かつ生徒会排斥思想の持ち主であったため、それは果たすことができなかった。
卒業後も有馬より尊敬される元生徒会長として、彼に対して麗華を擁護するなど、そこそこの影響がある。
深草 香澄(ふかくさ かすみ)
中等科編から登場するピヴォワーヌメンバーのひとりで、麗華の2年先輩。
実は友柄千寿の彼女。千寿との交際については自身と彼の立場の違いによって誰にも秘密になっている。その事から対生徒会強硬派となっていたピヴォワーヌと、香澄のためにも、それをなんとかしたい千寿の間で板挟みになって苦しんでいた。
千寿との交際を麗華に知られるも、その秘めたる思いを理解した麗華によって交際を応援されて心理的な負担が軽くなり、以降は対外的には実質的な麗華の姉分および相互的な相談相手としての立場を持つ事になる。
蕗丘 桜子(ふきおか さくらこ)
瑞鸞学院と並ぶ名家御用達のお嬢様学校・百合宮女子学園に通うお嬢様。「君は僕のdolce」では未登場。
一見すると大人しく清楚な和風美少女だが、本性はひどい毒舌のガミガミ妖怪。
こっそり買い食いをしたい一心で塾に通い始めた麗華を、同塾に通う想い人を狙う泥棒猫と勘違いして敵対、のち和解した。
お互い本性をさらけ出して話ができる麗華の一番の親友となる。
古東 璃々奈(ことう りりな)
麗華のひとつ下のいとこ。とてつもなく気が強くて我侭な少女。母親が瑞鸞学院ピヴォワーヌのOG。
麗華の兄・貴輝に懐く一方、麗華にはひどく反抗的な態度を取っていた。
小学校時代は登校における時間制限から瑞鸞に通うことができなかったが、中等部より外部生として入学する。
入学当初は母親の存在や麗華との関係性により「自分も本来ならピヴォワーヌであったはず」というトンデモない勘違い・心得違いを起こして騒動を巻き起こし反感を買っていたが、麗華が必死に璃々奈が迷惑をかけた各方面に頭を下げて事なきを得るとともに、円城からそれを知らされて静かに強く忠告され多少ではあるものの認識を改めた。
以降は勉学の実力で周囲を黙らせ、自学年において超党派の最大派閥を作り上げる事となる。ちなみに自派閥の側近からは「実は麗華様の事が好きでしょう」とツンデレを指摘されている。
南 雷太(みなみ らいた)
麗華の一学年下の後輩で手芸部に所属する、手芸少年。専門分野は刺繍。公開学園祭で手芸部の作品を見て瑞鸞に入学した外部生。
基本的に大人しい少年で、手芸趣味を揶揄されイジメられそうになった際に麗華に「手芸部の可愛い後輩」として庇われ、その事を聞きつけた璃々奈によって自らの派閥に誘われ、麗華および璃々奈の側近として行動するようになる。のち手芸部ではエースかつ次期部長候補に至る。
璃々奈の派閥内では「丁稚」と呼ばれるが、ぞんざいな扱いをされているワケではない。のち璃々奈に好意を抱くようになっていく。
委員長
本名不明、瑞鸞学院の一般男子生徒。言動の端々から乙女な空気を漂わせるオトメン。
ひょんなきっかけで麗華に恋の相談をしてから、気軽に話せる良き理解者となる。中等部編の中期から島崎藤村にハマって深刻な病を患うことになり、恋のポエムを学園祭で堂々と貼り出した。その大胆にもホドがある行動は同学年のメンツを揺るがせるも、本命の女の子には全く届かずに(当たり前だ)涙を飲む事となった。しかし、のちに麗華のアドバイスのおかげで見事に両想いとなり、彼女を恩人と崇めるようになる。
用語
- 「君は僕のdolce」(きみはぼくのドルチェ)
前世の麗華がガチハマりしていた少女漫画で、本作の舞台はこの作品がベースとされている。通称・君ドル。主人公は高道若葉、正ヒーローが鏑木雅哉。健気な少女である若葉が学園の「皇帝」鏑木と出会い、身分違いや嫉妬やっかみ嫌がらせなど、様々な障害を乗り越えるとともに障害を与える者たちを因果応報の形で排除し、結ばれる物語。
ちなみにドルチェとはデザート(スイーツ)類の事。同作のタイトルは若葉の家がケーキ屋(スイーツショップ)である事と、鏑木が密かな甘味好きである事をもって、鏑木にとって若葉が自身の生において至高の「ドルチェ」である事を意味している。
『君ドル』内での吉祥院麗華は若葉を徹底的にイジめ抜くとともに、悪どい政治的手腕を用いて鏑木の許嫁の座を射止めるも、最終的には状況の裏表の全てを知った怒れる鏑木の手によって全てをひっくり返され、家業ともども人生そのものを破滅させられる悪役として登場した。
ある意味では本作(『謙虚堅実』)主人公の麗華にとっては予言と教訓の書であり、この作品で描かれてしまった結末を回避して謙虚かつ堅実に生きる事が、彼女の目標となっている。
ちなみに麗華の中(前世)の人はガチの若葉派であるため、結末の回避も若葉を陰ながら支持し助ける方向性での行動として出ている。
- 瑞鸞学院(ずいらんがくいん)
この世界の上流階級子女が数多く通う、小中高一貫の超大金持ち学校。本作の主な舞台。
およそ常識では考えられないほど充実した設備と広大な敷地、豪華絢爛な校舎を誇る。
生徒は初等科から通う良家の子女が中心だが、学院の偏差値維持のため、中等科・高等科では「外部生」として高額な奨学金で外から秀才を招いている。
なお成績トップクラスの外部生に対しては独自の給付奨学金制度を備え、その成果に応じて給付学費が上乗せされる。(つまり給付奨学金の外部生にとっては「好成績をとる事が学院に与えられた金を稼ぐための仕事」であり、ゆえに成績に関するプレッシャーはハンパなく、口さがない者はその状況を「成績を金で買っている」と揶揄する)
- 牡丹の会(ピヴォワーヌ)
十分な血筋・家柄・財力を兼ね備え、かつ初等科から瑞鸞に通う生徒だけが所属することを許される瑞鸞学院中等科・高等科の特権階級集団。
学内に専用のサロンを持ち、学院から様々な特別待遇を受けている。
一般生徒からは憧憬半分畏怖半分の目を向けられており、迂闊にメンバーとトラブルを起こそうものなら本人はおろか家族まで社会的に抹殺されかねないため、基本的にアンタッチャブルとして扱われている。
麗華・鏑木・円城たちが所属。初等科には次期ピヴォワーヌメンバーが集う組織「プティ・ピヴォワーヌ」がある。
- 瑞鸞生徒会(ずいらんせいとかい)
瑞鸞学院の生徒会。実質的には外部生および一般生徒による学院自治組織。ピヴォワーヌメンバーを含む学院所属全生徒の平等・公平(ピヴォワーヌの特権により一般生徒が理不尽を被らないよう配慮すること)を運営方針として打ち出しているため、特権階級であるピヴォワーヌとは表立ってではないが対立関係にある。
クラス委員は生徒会と協力関係にあるため、それを引き受けている麗華も実は生徒会と表立ってではないもののコネクションを持つ。
有馬・若葉らが所属。
- 恋愛ぼっち村(れんあいぼっちむら)
我らが麗華様が名誉村長を自ら名乗る、恋愛においてぼっちな人のヴァルハラ。
実際は麗華の脳内において(勝手に)ラベリングされている恋愛に無縁なヒトをまとめたカテゴリ。麗華様によって「コイツは恋愛に無縁」と認識されると(麗華様の脳内で勝手に)村民として迎え入れられる。
基本的に麗華様の独断と偏見による認識上のモノなので、実際(麗華様の認識外の状況において)はそうでもない人もいたりする。