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ワゴンRの編集履歴

2018-02-16 21:58:35 バージョン

ワゴンR

わごんあーる

ワゴンRとは、スズキを代表する軽自動車である。また、マツダには「AZ-ワゴン」、2012年からは「フレア」という名前でOEM供給されている。

概説

軽乗用車に「軽トールワゴン」というジャンルを定着させた立役者。屋根と座面を高く取ることで、衝突安全性と一定の走行安定性を確保しつつ、窮屈さを感じさせず開放的な室内空間を実現した、革新的なモデルである。


使い勝手の良さが受けて瞬く間に購買層が広がり、需要に生産が追いつかず、数ヶ月で生産ラインを拡張したほどである。


ほかのメーカーにも影響を与え、ダイハツムーヴ)・ホンダライフN-WGN)・三菱トッポ/ekワゴン)・スバルプレオ/ステラ日産(オッティデイズ)が次々追随して軽トールワゴンを出した。特にダイハツのムーヴは長らくのライバルである。


本車種はマツダにもOEM提供され、4代目まではAZ-ワゴン、5代目はフレアとして販売されている。


登場以来、一貫して日本の自動車市場の売り上げ上位を占める人気車種であり、2000年代後期には日本でもっとも売れている自動車だった時期もあるが、2009年からはエコカーブームの影響でトップシェアの座をトヨタプリウスに奪われた。現在では軽自動車一位の座もホンダN-BOXに奪われている。


なお、初の軽トールワゴンは、1972年に登場したホンダ・ライフステップバンであるが、こちらは乗用車ではなく商用車であり、積載性がワンボックスに劣る中途半端な存在とみなされて全く売れなかった。


世代別の特徴

1993年の発売開始から5年毎にフルモデルチェンジが行われた。


初代(CT、CV系)

四角を基調としたシンプルな外観。機能的な道具感と乗用車的なスタイルを絶妙にマッチさせたデザインで、当時としては非常に新鮮に受け止められた。実は1987年頃すでに原型はできあがっており、最初は若い男性向けの軽自動車としてデザインされていたが、機能的なコンセプトがバブル崩壊後の世相にマッチし老若男女に受け入れられる大ヒット作となった。


当初は全グレードNA、AT車は3速、後席ヘッドレスト無し、右後部ドアなしの4ドアという構成だったが、販売が好調だったことから、後にターボつき、4速AT、5ドアモデル、後席ヘッドレストつきなど、多数のバリエーションが生まれた。

2代目(MC系)

軽自動車の規格改定にあわせてフルモデルチェンジ。

幅が少し大きくなり、全体的に丸みを帯びたスタイリングになった。

この代もバリエーションが多く、特別仕様車も多かった。

3代目(MH21、22S)

1代目のように再び角を強調したデザインになった。

また、スポーティモデルの「スティングレー」が追加されたのもこの代からである。

4代目(MH23S)

デザインの路線を若干変更し、つり目になるなどスタイル重視の外見となった。

ドアが大きくなり室内居住空間が拡大した。その煽りで荷室空間は狭くなったが、リアシートにはスライド機構が追加され、シートアレンジの自由度や日常での使い勝手が一層向上している。

5代目(MH34S)

「発電」をキーワードに、さまざまな新機構を搭載して低燃費化が図られた。

ブレーキを踏んで時速13km/hになるとエンジンが止まる新アイドリングストップシステム、通常のバッテリーとは別にリチウムイオンを搭載、大容量、高効率のオルタネーターを使い、減速時のエネルギーを発電に利用してガソリンの使用量を抑える「ENE-CHARGE」、アイドリングストップ中、蓄冷材を通した冷風を室内に送ることで室内の温度上昇を抑える蓄冷技術「ECO-COOL」などを全車標準装備。

この代のみ、4年でフルモデルチェンジされている。

6代目(MH35S/55S)

2017年、アルト(8代目)のプラットフォームをベースにモデルチェンジされた。デザインは初代を現代風にアレンジしたものとなった。新プラットフォームにより最大70kgの軽量化を達成。パワートレインは、廉価版以外は前モデルのエネチャージを発展させたマイルドハイブリッド仕様となった。


安全面では衝突軽減システム「デュアルセンサーブレーキサポート」などを軽自動車で初めて装備したほか、これらを表示するHUD(ヘッドアップディスプレイ)を搭載している。

このほか、後部ドアに傘立てやユーロウインカー(ウインカーレバーを軽く触ると3回点滅する)も装備している。

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