概要
DQシリーズで長らくメラ系最強だった呪文。燃え滾る特大の火球を、敵一体にぶつける。お手軽最弱呪文であったメラが、単発火力でほぼ最上位に君臨する呪文まで昇華するという、ドラクエでも稀代の出世魚。作品にもよるが、一発で150〜180程度という大ダメージを叩きだし、よほど耐性でもない限りは大抵のザコモンスターを一発で撃滅しうる威力を誇る。DQ9からはさらに上位呪文のメラガイアーが登場している。
英語版における名前は以前は「Kafrizzle」であったが、メラガイアーの登場以降はそちらがKafrizzleになり、メラゾーマは「kafrizz」となった。
ちなみにゾーマとは何の関係ない。
天井知らずの派生形
週刊少年ジャンプで連載されていた『ドラゴンクエスト〜ダイの大冒険〜』では、メラゾーマの上位版が2種類も登場する。
フィンガーフレアボムズ
魔王軍氷炎魔団団長フレイザードの十八番。「メ・ラ・ゾ・ー・マ」の発音とともに5発のメラゾーマを発動させ、相手にぶつけるという前代未聞の反則技。ただし使用者にもリスクを伴う、禁呪法に近いもの。
カイザーフェニックス
大魔王バーンの正式なメラゾーマ。過去にポップは彼が放った呪文がメラゾーマではないかと思っていたが、直後にバーンはそれがなんとメラであることを明かした。それほど大魔王バーンが放つ呪文は強烈であり、したがって彼がメラゾーマを使用すると、絶大な破壊力を生み出す「カイザーフェニックス」となり、その威力は「大魔王のメラ」の数十倍にもなる。
そのほかにも、各ドラクエ作品のストーリーごとに『オリジナルのメラゾーマ』が開発されることがあり、その可能性を着々と広げている。