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エリみほの編集履歴

2018-06-03 08:11:39 バージョン

エリみほ

えりみほ

『ガールズ&パンツァー』に登場する、西住みほと逸見エリカの(少しややこしい)カップリング。

概要

 「エリみほ」とは、大洗女子学園戦車道チーム隊長である西住みほと、黒森峰女学園戦車道チーム副隊長である逸見エリカのカップリングである。

 元々、西住まほが率いる黒森峰の戦車道部隊で副隊長を務めていたみほが、一身上の都合で隊を離れ転校。後任としてチームメイトでもあったエリカが副隊長の職を引き継ぎ、他校で戦車道チームを指揮することになったみほと対峙することになる――という複雑な関係。

 少々めんどくさい間柄であることが描き手の創作意欲を刺激するのか、『ガルパン』のCPでもかなりの大手。


 アニメでの絡みは少ないのだが、ドラマCDや小説版、コミック版では過去に何かがあったのだろうと匂わせる描写が多々あり、浅からぬ因縁を強く感じさせる。

 同学年であり、元副隊長と現副隊長。おまけに『MCあくしず』のインタビューによれば、憧れの隊長と完璧な連携を取れるみほの存在は、かつてのエリカにとって羨望の的であったという。憶測に過ぎないが、本編で目につくエリカのみほに対する当たりの強さにも、相応の理由があるのだとすれば納得がいく。


 本編開始より時を遡った第62回戦車道全国高校生大会にて、まほが隊長を務めていた黒森峰の戦車道チームは、北の強豪・プラウダ高校と決勝戦を争う。1年生にして副隊長に任じられたみほはフラッグ車を指揮しており、戦車道の名門流派を受け継ぐ姉妹を要とした黒森峰は大会10連覇に手の届くところまで来ていたはずだった。

 天候は雨、崖際を進む黒森峰はプラウダと正面から対峙する。しかし黒森峰の戦車1輌が滑落し、水没の危機に見舞われているのを目の当たりにしたみほは、車輌から飛び出し単身で乗員の救助に向かう。指揮を失い挙動を誤ったフラッグ車は撃破されてしまい、そのことで師でもあるから強く叱責されたみほは、心に影を落としたまま戦車道を離れ大洗へと転校していった。空席となった黒森峰の副隊長を任されることになったのが、同大会にも参加していたエリカである。

 以上の経緯を踏まえてエリカのみほに対するキツい態度を見ると、嫌っているようにも思えるのだが、彼女はみほが黒森峰を逃げるように去ったことこそ責めても、全国大会でチームメイトを助けに行った判断そのものについては一言も咎めてはいない。

 上述したインタビューにおいても、試合中の行動については 「勝敗はともかく」 「過ぎたことを愚痴っても仕方がない」 と軽く流している。


 エリみほに魅せられた者たちからすると、アニメや劇場版で、ライバル校も含め殆どの幹部級のキャラクターがみほに対して好意的であるのにもかかわらず、エリカが唯一人キツくあたり続けるところに、何かを感じ取ってしまうのかもしれない。

 両名とも、大洗と黒森峰の次期隊長ということもあり、百合CPである以前に、純粋なライバル関係にあたるともいえる。


 身長は1cm違い (エリカ159cm、みほ158cm)。


アニメにて

 アニメ本編でのみほとエリカの関わりは多くない、というか非常に少ない。なぜこのCPが見出されることになったのか不思議なくらい、まともに絡んでいないのである(お姉ちゃんの存在が非常に大きいことも影響しているのだろうが)。

 本編で二人が最初に顔を合わせたのは、戦車喫茶にて偶然鉢合わせたときのこと。

 エリカは出会うや否や、

「副隊長? ……あぁ、元、でしたね」

と、言葉を漏らす。嫌味を込めてそう言ったのか、今の自分がそうであることを忘れて思わず「副隊長」と呼んでしまったのかは不明であり、邪推を働かせてしまう場面である。


 その後も特に会話らしい会話もなく、せいぜい一言か二言を交わすのみ。

 みほに対して一貫して冷淡な態度を見せていたエリカだが、TVシリーズ最終話で西住姉妹が一騎打ちを演じると、まほの援護に向かおうと必死の形相で焦りを表に出すあたり、人格はどうあれみほの戦車乗りとしての実力を高く評価していたと思われる。


アニメ以外でのエリみほ

ドラマCD

 ドラマCDは本編の穴埋めであったり、後日談であったりする場合が多い。

 みほとエリカが会話をするのはドラマCDの第三弾にあたる『あんこうチーム訪問します!』である。第63回大会の後、あんこうチームのそれぞれが各ライバル校を訪れるという内容になっており、みほは古巣である黒森峰を訪れる。

 そこでエリカと対面した際、

「エリ……逸見さん」

と呼びなおす場面があり、過去には名前で呼んでいたことを匂わせる。

 みほにとって他者を名前呼びすることは、「友達みたい」と本人が言ったように大きな意味を持っているらしいことが窺える。一方で当のエリカは前述した通り、「副隊長」とへりくだった呼び方をしているため、(そのエリカの言の真意も含めて)謎を深める結果にもなっている。

 ただし、ブックレットに記載されているみほの報告書には「エリカさん」と書き記されているため、少なくともこの時点からは、友好な関係を築けるようになったと思われる。

 ライバルとしての立ち位置は確かであり、練習試合をする約束等をちゃっかりと取り付けていた。


コミック版

 コミック版ではエリカがヘリで大洗を訪れ、みほを糾弾しにくるという一場面がある。

 また、アニメ版では少なかった黒森峰の描写が追加されており、エリカは戦車道を止めたはずのみほが大洗で再び戦車道をしているのを知って 「私がどんな気持ちだったか!」 と怒りを顕にする。

 みほが黒森峰を去ったことは仕方のないことと納得していたが、戦車道をやめたと思っていた元副隊長がいきなり敵チームを率い、なんとか建て直した黒森峰戦車道チームに皹をいれるのだから、エリカの怒りはごもっともと言えるかもしれない。


小説版

 小説版では昨年のプラウダとの決勝戦で川に落ちた車輌にエリカが乗車していたという、他の媒体と大きく異なる設定が盛り込まれ、みほが戦車道をやめてしまった原因は自分にあるのだという負い目に苛まれていたエリカの姿が描かれる。決勝戦の後で抱えていたものを吐露し、泣き崩れていたところをみほに抱かれる場面も。

 小説版エリカのみほに対する 「戦車道を止めないでくれてよかった」 という台詞はもしかすると、他の媒体で活躍しているエリカたちがずっと言いたかった言葉なのかもしれない。


その他

  • 『ガールズ&パンツァー』のスピンオフ漫画作品である『もっとらぶらぶ作戦です!』ではエリカとみほが(色々とありながら)手を繋いで街中を(実質的に)デートするエピソードがあったりする。
  • 外伝漫画『リボンの武者』では、対大学選抜戦を経て、より遠くに感じたみほの背中に追いつくべく、気持ちを新たにするエリカの姿が見られる。ドラマCD同様、こちらではわだかまりなく、真っ当なライバルとして向かい合おうとしているようだ。それでも若干根に持つところがあるのか、過去を思い出すエリカはやや不機嫌そうな顔をしていたのだが……。
  • アンソロジーでも割合絡みが多く、『side:黒森峰』はエリみほが気になる方々には一読の価値あり。

 なお、エリカのみほに対する二人称は、本編・ドラマCD・スピンオフ各作品で基本的に「あなた」で統一されており、『もっとらぶらぶ作戦です!』2巻では「あんた」と、少し砕けた呼び方に変わっている。


関連イラスト

センシティブな作品ぱんあ12キービジュアル

ガルパンまとめ土曜の昼とかにランチ作るエリみほ



関連タグ

ガールズ&パンツァー 西住みほ 逸見エリカ

ライバル 百合

西住まほ……三角関係要員の筆頭。みほと一緒になってエリカを翻弄することも多い。

秋山優花里……黒森峰の副官エリカに対する大洗の参謀。公式におけるみほの相方

赤星小梅……滑落した戦車の乗員だった生徒。エリみほの橋渡しになったりもする。

声優ネタ

ドキドキ!プリキュア……相田マナ四葉ありすマナありPANZERコンビも参照)

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