概要
『ドラえもん』に登場するひみつ道具。中に手を突っ込めば、地球上のどこにある物でも、他の星でも、別次元や亜空間内にあっても取り出すことのできるバッグ。初登場はTC11巻「とりよせバッグ」。
外見はハデな婦人用肩掛けバッグのようなデザインで極めてダサく、初登場時にはのび太が「僕はこれでも男だぞ!」と憤慨し、ジャイアンが「やぁねのびちゃんどこへお出かけなのかしら、おほほ」と揶揄ったほどカッコ悪い。
しかしこの道具、例え他人の物であっても取り寄せられるという恐ろしい道具であり、とてもカバンの口を通りそうにないようなものであっても、腕力で引っ張り出せるものであればワープさせることができる。つまりは泥棒し放題。なんてひどい道具だ。実際『続ドラえもん全百科』では、ジャイアンがおやつを食べるためにこれを借りようとして「いくらおやつが食べたいからって、これを使うのは泥棒と同じ」とドラえもんから批判される回がある。
ちなみに初登場エピソードのラストのオチではのび太のママが逃げたのび太を取り出しているので、生物に対しても有効である。
取り出す際には手探りでしか出せないため、高速で移動する物体を捕えるのは困難である。映画『南極カチコチ大冒険』では取り出すものの真上をワームホール越しに手が追尾していることが判明した。
余談
- このエピソードではのび太がジャイアンの家の庭に干してあった布団を取り出している。しずかちゃん曰く「ぬれてるわ。」
- ハドソン発売のFC版「ドラえもん」では、本来1個しか持てないアイテムを2個同時所有できるアイテムとして登場する。
- 同様の道具にとりよせつぼというものもあり、こちらはマイクに欲しい物を言っただけでワープしてくる。