概要
HUGっと!プリキュア第15話にて出会った愛崎えみるとルールー・アムールの迷コンビである。
人一倍心配性でみんなを守りたい気持ちに溢れているが空回り気味なえみる、超高度な分析力と運動神経を持つが心の機微に大変疎いルールー。こんな凸凹コンビ(公式)だが第14、第15話でプリキュアでもないのに思わず身を危険に晒してしまったという共通点がある。
また2人とも音楽が好き(ルールーは第15話まで音楽に触れたことはなかったが、えみるの歌とギターに感動したことで好きになった)。
当初はえみるが(情緒面に乏しいからとはいえ)真っ直ぐすぎるほど自分にぶつかってくれたルールーを一方的に慕っている状態だったが、ルールーもえみるが危険な目に遭うと声を思わずかけるなど、案外まんざらでもなさそうというなんとも微妙な距離感だった。
後にえみるがプリキュアの正体、並びにルールーがアンドロイドであることを知ったことで、(ルールーがクライアス社を抜けたこともあり)やはり半ばえみるの一方通行になりながら共にプリキュアを目指す同志となる。
そして互いを思い合う愛から二人同時にプリキュアに覚醒。プリキュアとしても二人コンビで戦うようになる。
コミュニケーションにやや難がある者同士ではあるが、今後も励まし合いながら成長していくことだろう。
コンビとしてはプリキュアにありがちな「時には仲良し、時には喧嘩、戦う時は一緒」というよりは仲良し姉妹という感じであり、よく見晴らしのいい高台で二人並んでギターを弾いている。
第28話では種族を超えた愛を理解したルールーがその表現としてえみるをハグ、第33話では「世間から何と言われようとルールーと一緒に作り上げたツインラブを続ける」と決めたえみるがルールーをハグ、と深い愛情表現の応酬があった。
どちらも基本的に丁寧口調で真面目な会話はとことん真面目だが、コメディパートにおいてはえみるの暴走する心配事にルールーが真顔で突っ込んだり、ルールーの世間とズレた言動にえみるが常識を説く側に回ったりと、一方的なボケツッコミの関係にならず時にはツッコミ不在の恐怖すら発生している。
えみるが小学生でルールーが長身なので身長差が頭ひとつ分ほどもあり、外見的にかなりおねロリ感が強い組み合わせだが、小学6年生と(表向き)中学2年生のため公的な年齢差は2歳程度と案外離れていない。
もっともルールーは肉体的な成長があるのか怪しい上に実年齢(稼働年数?)が不明で、さらに時間を超えて現代に来ているため、そのあたりを掘り下げると色々とややこしいことになるが。
また、その他も色々と対照的である。
※赤と紫は虹の七色で最も離れた色同士である(可視光の中で最も波長が離れている)
こんな凸凹コンビではあるが、立派なふたりはプリキュアであると充分言えるだろう。
さらに言えば、本編第22話で初代プリキュアの2人とも共演し、プリキュアのバディ同士の信頼のあり方についてアドバイスを受けている。
ちなみに、2人とも演者が「田村」姓であることが共通しており、二人ともプリキュアに覚醒したことでシリーズで初めてプリキュア役の演者の姓が同じ事例が出たことになる。