概要
『キラキラ☆プリキュアアラモード』のメインキャラクターである剣城あきら/キュアショコラと琴爪ゆかり/キュアマカロンのコンビ、カップリングタグ。
共にいちご野高校の2年生で、プリキュアシリーズでは初となる高校生プリキュア同士のコンビ。
OPやEDでは2人がセットで動くカットが多く、色味やキャラクターのデザイン面でも中学生トリオとは明確な区別化が図られている。
高校生プリキュアが二人の体制や性別は女子なのに男子にしか見えないあきらとクールビューティなゆかりという男装麗人と深窓の令嬢のコンビで、高い注目を詳細な情報がまだ不明な放送開始前から集めていた。
共通点
各話での動き
■第7話
第6話で以前から同じ学校の同級生であることが示唆されていたが、第7話にてようやく両者の会話シーンが登場。何故かかなり近い距離で隣同士にいるカットが多く見られた。
以前から知り合い同士だったらしくプリキュアになったことを多少驚いている。
本作はプリキュア同士でも価値観は違うということを重視する作風になっているが、特にゆかりとあきらは正反対の価値観の持ち主になっている。
違うタイプすぎて二人とも今まではそこまで仲良くしてなかったようで、友人というより知人の関係性でしかなかった。第7話から9話までは互いに相手がどういうスタンスでキラパティに参加しているのか探るため牽制しあっているような緊張感もあった。
その後の第10話はこの2人が互いを理解しあうきっかけとなったエピソードで、紆余曲折の末お互い下の名前で呼び合うような間柄になったり、あきらがゆかりの手を引いて走ったり、あきらのことを「あなたの彼氏、かっこいいわね」といった老婆に対し「ええ、そうね」と否定しなかったゆかりなど、カップリング視点で見たときの馴れ初めにあたるストーリーが展開された。
■第15話
あきらへのサプライズプレゼントのチョコケーキを作るみくと中学生組をフォローするため、あきらを少しの時間キラパティから遠ざける計画に協力する。いちかから「お二人はしばらく散歩でもしてきてください」と言われ戸惑うあきらに対し、ゆかりは「いいじゃない。行きましょ、あきら」と手を繋いで引っ張っていった。
因みに夕方までにちゃんと戻りましたし、行き先も公園のベンチでしたのでご安心を。
■第18話
ビブリーが流した悪い噂の一部に「キラパティのスイーツを食べると恋人と別れる」というものがあったが、その噂の内容を説明した時のイメージカット絵が紫のドレスを着たゆかりと白いスーツを着たあきらというものだった。この回の戦闘でビブリーと二人で交戦の末、ノワールの存在を聞き出した。本話以降、敵の目的や行動についての見解を出す役割をあきゆかが担うことになる。
■第25話
公式が最大手を体現した伝説的ガチ回。
ストーリープロット自体は「浮世離れした異国のプリンスであるナタ王子が来日中にゆかりに一目惚れし求婚。しかも、あきらのことを”ゆかりを巡る恋のライバル”と勘違いされ、どちらがゆかりにふさわしい男かを巡って対決することに」というコメディタッチのもので、各種対決のシーンは王子が子供番組らしい道化役として呆れられ笑われる役どころになり、逆にあきらは自分がゆかりを守る本物のプリンスのようなかっこいい役どころにされていた。
そしてダンス対決では本物の王子様と王女様みたいと中学生組から感嘆されるほど、二人は完璧なカップルとして描かれていた。
これだけでも、あきゆかネタの宝庫のお話だったのだが、これはまだ前半Aパートの展開。後半に差し掛かると誰も予想だにしなかった展開が発生する。
あきら本人が「ナタ王子を笑い者にして侮辱する」ことに自分が間接的に協力させられていることに不快感を催し、「ゆかりが素直に求婚を断れば誰も傷つかなかったはずなのに、なぜ他人の心を弄ぶようなことをするのか」と彼女に苦言を示したのである。
テンプレ展開がもたらす無邪気な差別意識に対してメタ的な視点で異を唱えたとも言えるだろう。
すると、あきらの言葉に対してゆかりはつまらなそうに「それならばあなたはもう対決なんてしなくてもいい、私は王子について結婚する」と言い切った。さすがにこれにはあきらも「何でそんなこというのかな」と本当に困惑した表情で不満を示し、二人の間が微妙な感じに・・・
ゆかりの心が分からなくて悩んでいたあきらだったが、シエルが「ならばゆかりの本心をちゃんと彼女から聞くべきだ、相手のことをわかったつもりになっていたら最悪の結果を生むだけ」とアドバイスを与えたことで、あきらは自分がゆかりに対しては無意識に心に踏み込みすぎないように距離を置いていたことに気づく。別にそれはゆかりを避けていたわけではない。ただ、ゆかりの性格的に自分のテリトリーにズケズケ入り込んでいくようなことは嫌うだろうと自然に思っていたのだ。
そしてあきらは一念発起し、本当のゆかりを知ろうと彼女に積極的にアプローチしようとするのだが、いつも学校の女の子たちをメロメロにするようなジゴロっぽい雰囲気がどうしてもゆかり相手には出すことはできず、あきらにしては珍しくたどたどしい姿を見せる。そしてそんなあきらの様子にゆかりもどこか恥ずかしくなりいつもの調子が出ない。滅多に見られない二人が照れ合う初々しい様子が描かれた。
そしてあきらとゆかりが二人きりになった時、ゆかりはいちかたち中学生組には絶対に見せられなかった醜い心理をあきらに吐露する。
それは奇しくも16話でジュリオに指摘されたゆかりの本質そのもの。「好き」がない空っぽの自分が誰からも受け入れられないのではという根源的な恐怖。16話でジュリオによって暴露されたゆかりの闇は正しかったのである。それを暴かれることで自分が傷つくことを恐れたゆかりは、先んじてわざとジュリオの心を傷つけた。自分の領域に近づこうなどと二度と思わせないために。
これが16話のさすゆかの真実。ゆかりはジュリオを手玉にとっていたのではなく、自分を守るために必死だったのである。
あの時にゆかりが本当の意味で余裕を見せていたら、ジュリオを傷つけることなくもっと違った結果を生んでいたはずだ。もしかすると、ジュリオが肉体を失い魂が休眠状態になるなんて悲劇も起こらなかったかもしれない。
弱さを気づかれたくないために、自分のテリトリーに入り込もうとするものの心をいたぶり排除する。ナタ王子に対してやっていることも基本的には同じこと。
なのに、誰もが自分のそんな醜さに気づくこともなく、ゆかりを「超然とした大人の自立した女性」のように見ている。それは当たり前。ゆかりがそう思わせるように自分をプロデュースじているのだから。
「がっかりしたでしょう?」自虐的に笑うゆかりに、あきらはいつものようにまっすぐな瞳でゆかりに囁く。
「見せてよ、ゆかりの気持ち、全部受け止めるから・・・・」
ゆかりが逃げられないように肩を掴むあきら。互いに見つめ合う二人の顔は自然に近づいていき、今にもキスしないとおかしいレベルの絵面のカットになったが、作中ではそのままシーンはフェードアウトした。
さすがにここまでやられればもうお腹いっぱいだし、終盤はいつも通りのバトルの流れになるかと思えば、これはまだ序の口だった。
この後に2人はエリシオの襲撃を受けるのだが、ゆかりはスイーツパクトを落としてしまいあきらだけがキュアショコラに変身。ショコラはエリシオの攻撃からゆかりを守るべく盾となるが、エリシオはショコラが防戦一辺倒になっていることを利用して、巨大な針山を地面から生やして彼女の行動を封じる。
串刺し寸前の状況で焦るショコラに対し、エリシオが「なぜそこまで他人のために頑張れるのか」とふとした疑問をぶつける。他人を助けるのは当たり前と優等生的な答えが返ってくるかと思いきや、ショコラはシエルのアドバイスを忠実に実行する。「わかったつもり」で安心するのでなく、ちゃんとした言葉を伝えるということを。
「好きだから・・・ 大好きだから・・・ それ以外に理由なんて、ない!」
あきらは偽りない自分の本心をストレートに語りながら渾身の勢いで針山の檻を破り、その言葉に呆然としていたゆかりの元に駆けつける。
そして、「泣かせてごめん」のセリフとともに、泣いていなかったゆかりの目元を拭う。それと同時にゆかりの瞳からは一筋の涙が流れる。
この後は中学生組が駆けつけてきていつもどおりの逆転な展開に。あきらとゆかりの二人の間に交わされた会話は全部二人だけの秘密。いちかたち中学生組の前では決して見せないゆかりの姿は、あきらだけが知っているのだ。
なお、この話はいわゆるシリアスな笑いを狙ったような演出が意図的に多用されているため、視聴者の間ではあきらとゆかりの百合っぽい雰囲気を「いつものようなギャグ演出」と笑って片付けるには重すぎる描写が多いと困惑の声が広がった。どう解釈するかは見る人次第だろう。
また、小友の間では幼稚園であきらが男子なのか女子なのかで論争が起こっているとの報告があるような状況下で(参考1)、プリキュアでどこまでやっていいのかについて製作陣からもいろんな議論があったようで、プリキュア水着解禁を押し切った神木優プロデューサーでさえ今回ばかりは判断しかね、シリーズの生みの親である鷲尾天に確認しに行ったということ(参考2)。
■第29話
番組が始まって早々、ゆかりとあきらが学園の薔薇園で一緒に英語の勉強をしているという、無駄に耽美なシチェエーションが描かれ、これからの展開をいやがおうでも期待させる。
ゆかりがその時に教科書で目にした英語の例文"I always stay so close to you,but why does my heart stay so lonely?"(こんなにあなたの側にいるのに、わたしの心はなぜさびしいのでしょう?)に表情を曇らせる。それはまさにここ最近のゆかりの心を表していたから。
ゆかりは25話であきらへ自分の弱さを告白したが、一方で、あきらはそんな弱さなど感じさせない「みんなに頼りにされるヒーロー」である。そのことは自分とあきらは住む世界が違うのではないのかという形にならない焦燥感をゆかりに生み出していた。
そんなある日の放課後、二人で帰路の途中で街のみんなが二人に挨拶をしてくるのだが、あきらに対してだけ安心した笑顔で接してきているのをゆかりは気づいてしまう。もちろん街の人たちに悪気がある訳では決してなく、ゆかりを無視しているわけではない。だが、それでもゆかりとあきらに対する態度は異なるのだ。二人は別人なのだからそれは当たり前なのだが、その時のゆかりは言葉にならないショックを受けてしまいそのままその場を走り去ってしまう。
夕日が照らす丘の上でゆかりが一人佇んでいると、必死にゆかりを探していたあきらがやってくる。あきらは走り回っていただろうにつかれたそぶりは見せず、いつも通りの笑顔で「どうしたの?」と問いかける。ゆかりはたまらず「どうしてあきらはそんなに優しいの?」と呟いてしまった。
かつてのあきらならその言葉に謙遜してそんなことはないよと言っていたのかもしれない。しかし、あれからのあきらはゆかりに本音で向き合うことにしていた。だから照れることなく自分の心からの思いを告げる。
「みんなの笑顔を見ると幸せなんだ。人が健やかに自由に暮らせるのって、当たり前ではないから……」
「こうしてきれいな空が見えることも、こうして小さな花が咲いてるとか見つけられることも……全部幸せ。単純なのかな?」
その言葉はゆかりの心を暖かく満たすが同時に苦しみを生み出す。ゆかりには自分の心がわからない。ただ、ジュリオの言葉を借りれば、このイヤな気持ちこそが心の闇なのだろう。
「どうしてわたしはこうなのかしら」と吐き捨てるように言って、あきらの元からも走り去ってしまう。
翌日、ゆかりが一人で自宅の池で物思いにふけっていると、なんとあきらが勝手に庭に入ってきて、ごく自然なスタイルで笹船を流したり石切りをして遊び出す。人ん家で何やってんだという感じで半ば呆れるゆかりに、あきらは「ゆかりもやってみて。面白いよ」と少年のような笑顔で石切りを勧めるが、ゆかりはつれない態度。「わたし、そういうことで笑顔になれるタイプじゃないわ」と言うゆかりに、あきらはごく自然に笑顔を向ける。
「ゆかりといると楽しいよ。キラパティのみんなも同じ。ゆかりの周りにも楽しい事がたくさんあるのに」
そう、ゆかりの心を悩まし続けるものはずっと変わらない。あの時にジュリオが指摘したことだ。キラパティのみんなのように「大好きの気持ち」がない空っぽの自分が誰からも受け入れられないのではという根源的な恐怖。あきらは、ゆかりが何も言わなくても彼女の気持ちを察して励ましてくれた。
だが、ゆかりの顔は晴れない。あきらの励ましは嬉しくもあるが、だからと言ってそれで自分の中にあるドロドロした不安がなくなるわけではない。ならば実践というわけで、あきらはゆかりの祖母のしのがお茶会で出す抹茶マカロンを作ろうという名目でゆかりをキラパティに強引に連れ出し、みんなでスイーツ作りをする。いつも通りの光景でいつも通りにみんなで賑やかにスイーツを作るが、あきらの言葉がゆかりの心の中に響き、みんなの笑顔を作っている要因の一つに自分がここでいることもあるかもしれないと少しだけ思ってしまう。あきらの術中にはまったといえばそれまでだが、ゆかりの表情は多少は和らぐのであった。
そしてゆかりが出来上がったマカロンをしのの元に届けに一人で出て言った時、その道中にエリシオが現れる。エリシオはゆかりの心に闇があることを正確に見抜いており、「自分の本当の心を知りたくありませんか?」と大きな鏡を作り出す。それはゆかりの心の中を具現化した世界への入り口。明らかに罠だったが、エリシオの「怖いのですか? 自分の心が」という煽りに乗ってしまい、「面白いわ」といつもの態度でその中に入ってしまう。自分の中の闇を乗り越えたいという気持ちはゆかりには確かにある。ならば、今がそのチャンスだと感じたのだ。
鏡の中に入ったゆかりは、小学生時代の自分と相対する。かつての自分は当時に心に秘めていたドス黒い気持ちを無邪気に口に出す。
「わたし、いつも1人なの。誰も友達じゃない。きれいだとか何でもできるとか、みんな本当のわたしをわかってくれない」
「いつも幸せそうに笑っている人、バカみたい。嫌い……大っ嫌い!」
かつての気持ち? いや、違う。これはゆかりが心の奥で今も思っていること。キラパティのみんなと一緒にいるときさえどこか仲間に対して感じている気持ち。自分の醜さを見せつけられたゆかりは、自分のことをとてつもなく恥ずかしくなり、こんな自分が一番嫌いだと思ってしまう。その思いはこの心象空間の中では物理的な現象となり、無数なイバラがいまのゆかりを締め付け、電撃を放ち彼女を痛めつける。
その頃、現実世界ではゆかりの帰りが遅いことでみんなが探しており、エリシオの鏡に閉じ込められたゆかりを発見。プリキュアの姿に変身した途端、あきらは「マカロンに何をしたんだ!」と激怒し突撃。しかしエリシオはこれは彼女が望んだことで、自分を攻撃しても何も変わらないと言い放つ。
一方、そんな頑張るみんなを鏡の中から見ながらも、ゆかりは苦痛の中で自分の心の闇に敗北し、屈服してしまう。
そうだ。自分の中には闇がある。何が面白いのかいつもケラケラ笑う楽しそうなみんなには正直ついていけない。だってわたしは「好き」や「楽しい」がまだよくわからないから。
ゆかりが自分の闇を認めてしまった以上、もうそれを捨てることも乗り越えることもできない。ゆかりはもはや闇に染まってしまった。でも。でも……!
「確かにわたしの心の中には闇がある。でも光もあるの!」
でも、やっぱりみんなと一緒にいたいのだ。もしかするとゆかりはいつか仲間たちへ理不尽な苛立ちをぶつけてしまい傷つけてしまうかもしれない。そんなことになったら自分は自分のことを嫌いになって二度と立ち直れないだろう。でも。そうであっても今はみんなと一緒にいたいのだ。
そんな生き方はいつか破綻すると幼女時代の自分はそう警告するが、ゆかりは幼女時代の自分を優しく抱きしめ、その存在を肯定する。「あなた……好きよ」
それと同時に、鏡の外ではキュアショコラが鏡の前で手を差し伸べ叫ぶ。
「マカロン、いや、ゆかり! 戻ってこい!」
そして脱出したゆかりをショコラがお姫様抱っこでキャッチした。
ちなみにこの時点でのゆかりは実際はキュアマカロンに変身している。プリキュアシリーズでは、変身後のプリキュア同士が相手の本名を呼ぶのは本当に特別な絆を表すシーンでしか使われない。わざわざ言い直している演出はプリキュアシリーズ全体でも初めてのこと。
そして自分の闇を乗り越えた、いや、受け入れたゆかりは、あきらとのコンビネーションでエリシオを撃退する。
これからなゆかりは、自分の弱さを表に見せることはもうないだろう。
克服したからではない。それを見せないことに決めたから。キラパティの中で求められるゆかりの役割は、いつも余裕ぶった気まぐれなお姉さん。だから、後輩たちの前ではそういなくてはいけない。
でも、そんな自分が隠している弱さを一人だけはわかってくれる。何も言葉に出さなくても励ましてくれるお節介な王子様。そんな人が側にいてくれるなら、今のところは十分に耐えてやっていけるはずだ。
今回の話は25話の続編的なエピソードといえ、この2話分でゆかりとあきらの関係がある種の完成を見せ形である。
そしてこの2話分で二人の絆が強まったのはある意味でエリシオのおかげともいえ、実は彼は二人をくっつけるためにわざと煽っていた百合厨じゃないかとして百合シオのタグが生まれることに・・・
■第30話
今度はあきらがエリシオの罠に嵌められて心を試されると言う言うお話。
大切な妹一人だけの命と、無差別に選ばれた何十人もの命の、どちらを救うかを決断しろとエリシオに突きつけられたあきらがとった選択は…(詳細はあきらの項目の各話リスト30話参照)
あきらの「”みんな”への思い」がベースとなるお話だったのであきゆか要素は薄いが、前回の話とは逆に、異空間に閉じ込められたショコラを救いにきたマカロンが、心身ともにボロボロになったショコラを見て「ずいぶん好き勝手してくれたようね」とエリシオに啖呵を切るシーンが印象的。
これがうちの旦那に手を出すな的なニュアンスに聞こえてしまった人も多かったようで…
■第33話
消えたクリスタルアニマル達をm雨が降る中みんなで捜索。当然のごとくあきらとゆかりは一緒に行動し、雨中デートの趣に。
本編以外での動向
『鍵のプリキュア』を探すべく、あきらとゆかりはサクラの手により共にノーブル学園へ飛ばされ(中学生3人は宝石のプリキュアを捜索中)、あっさりと学園の空気に馴染むゆかりにあきらは顔芸で驚愕。
更にこの後あきらは七瀬ゆいに壁ドンして赤面させ、Goプリメンバーにナンパした男として怪しまれ、その時ゆかりは何とも言えぬような表情で目元に影ができている。見方によってはあきらに壁ドンされたゆいに嫉妬しているようにも見える。…どう見ても修羅場案件です本当に(ry
予告編やポスターではゆかりが登場。オールスターズと銘打つ以上最低でもモブ的にはショコラが登場すると思われるが変身前のあきらが出るかどうか、声入りかは不明であった。
歴代プリキュア20作で上映時間約70分を均等に割り振るとアラモードキャラの持ち時間は3~4分。
宣伝で出ているゆかりがかなり尺を取っている、と考えるとあきらの出番はかなりきつい、と当初は考えられていた。しかし……。
ネタバレ防止の為これ以上の詳細は伏せるが是非映画を見てほしい。きっと、あなたは濃厚なあきゆかを見ることができるだろう。
■漫画版
いわゆるふたご版では、あきゆかの描写にふたご先生の本領がこれでもかと言うほどに発揮されている。
TV本編での二人は価値観が相反していて微妙な距離感もある関係が味になっているのだが、例年通りにふたご版では糖度が何倍にも強化され、初登場時からカップルにしか見えない状態。ゆかりは自分たちを覗いているいちか達に気付いたり、いちかの勘違いをからかう目的があったようだが、いちゃいちゃ(実際にオノマトペでそう表現された)したり、いちかからのチョコに喜ぶあきらに「かんたんにシッポふっちゃイヤ」と発言するなど、とにかく見せつけて意図的な修羅場を展開させていた。
ちなみにこれはほんの一例であり、他にもあきゆかが強調されている話が存在する。特に単行本1巻目描きおろしでは、ネタバレ防止のため詳細は省くが本編25話に引けを取らないガチストーリーが展開されている。
補足しておくとあきゆか一辺倒というわけでもなくいちあき回も存在している。というより、ふたご版プリアラは全体的にあきらの出番が多い。
■ぬりえ
セイカのぬりえでは、ドレス姿のゆかりと王子様姿のあきらが隣り合ったページに掲載されている。(証拠画像)
■ヴォーカルアルバム
ボーカルアルバム『キュアラモード☆アラカルト』では、この2人のデュエットが収録されている。
曲名は『愛とときめきのマカロナージュ』。…単に変身時の掛け声と専門用語(マカロン作りの際、空気を抜きながらメレンゲを混ぜる作業工程)を合わせただけなのに、なんだか、とてもいかがわしい。
しかも公式ページには、
「この夏をもっともっとアツくさせてくれる、吐息まで聴き逃せない禁断と宿命のラテン・ナンバー。情熱のラブ・ゲームを制するのはゆかりなのか、あきらなのか…。」
という明らかに女児向けとは思えない紹介文が記載されており、もはや公式がはっちゃけているレベルである。
■マルイコラボストア
秋映画公開を記念したマルイとのコラボストアでは、プリキュアへ変身する6人に対して「大正ロマンver」と「ぬいぐるみver」の新規絵柄2種類が描き下ろされたのだが。
2人の「大正ロマンver」には、ちょうど前年の先輩の中の人がリメイク版ヒロインを演じる名作のカップル衣装が当然の如く用意されていた。
余談
その容姿も含め1990年代に活躍した『美少女戦士セーラームーン』シリーズの天王はるか / セーラーウラヌスと海王みちる / セーラーネプチューンのかの有名なコンビを彷彿とさせるため、ヴィジュアル公開当初から大きいお友達からの反応も少なくなかった。
どうやら公式も意識した節があるようで、スーパー等で買えるカードグミでは立ち姿・手足の角度・その他諸々を含めどう見てもウラヌスとネプチューンの公式イラストを模したようにしか見えないマカロンとショコラのツーショットカードがラインナップされている。
更には演じている中の人達も「いいぞ、もっとやれ!」とノリノリなうえ、他の共演者達も「二人はよくイチャついているし、あきら役の森なな子が他のキャストと仲良くしていると、ゆかり役の藤田咲がヤキモチを焼く」と証言している。
まさに公式が最大手。
10月7日に行われたライブイベントでは前述の「愛とときめきのマカロナージュ」を歌い切ると、森ななこと藤田咲が惚気た。
惚気の内容はこちら。
更に、藤田咲の誕生日には森なな子がマカロンを、ひまり役の福原遥は「やっぱりセットだと思って」(秋映画舞台挨拶での発言)マカロンとショコラをプレゼントする空気の読みっぷりである。
関連イラスト
表記ゆれ
百合のCP表記においては順番=攻め受けと限らないのと、プリキュアの姿であってもコンビ、カップリングタグは変身前の名前を使用したものが多いために複数存在する。現状はあきゆかが最も多い。
関連タグ
キラキラ☆プリキュアアラモード キラキラ☆プリキュアアラモードカップリング
ももゆり:プリキュアシリーズにおける高校生カップリングの先輩。こちらは片方はプリキュアではない。
こむユキ:後年における犬キュアと猫キュアのコンビだが、彼女達は本物の犬と猫であり、人間ではない。
ラッキー(キュウレンジャー)、ガル(キュウレンジャー):昨年の1時間違いの世界のニチアサのネコ科とイヌ科のコンビ。