説明
ガミー達悪い妖精達を操っていたジュリオは良質なキラキラルを生み出すことのできる宇佐美いちか/キュアホイップに興味を示し、黒樹リオとしていちかの通う中学校に潜入する。
リオはいちかに接近して、いちかがスイーツを作る際には興味がないと言いながらもいちかにアドバイスをしている。このことがきっかけでリオことジュリオはいちかがプリキュアであることを初めて知ったのだが、いちかはリオがジュリオであることはしばらく知らなかった。
17話でようやく知ることになるが、その際「わたし、怒ってるんだからね」と毅然とした態度を見せている。
一方でキラパティ内でも彼を「リオくん」と呼ぶ辺り友達としての情も捨てきれずにいる。
また事情をしっかり聞けぬまま向こうから一方的に喧嘩別れしたような形になってしまったのも引っかかっている様子。
そして21話ラストでジュリオは再びいちかたちの前に姿を現すが、以前のような余裕ある態度はなくプリキュア達への憎悪を露わにする。しかし続く22話において戦いの最中にジュリオの心の奥底に秘められた想いを感じ取ったいちかは仲間の支援を受けてジュリオの攻撃を受け止める。そして仲間と共にスイー・ツー・ワンダフル・アラモードを繰り出しジュリオを浄化して本来の姿であるピカリオに戻した。
それでもジュリオ/ピカリオは改心することはなかったが、22話においてノワールに闇に堕ちたキラ星シエル/キラリン(プリキュア)を救うために共に奮闘する。その甲斐あってシエルは立ち直るもののジュリオはノワールの攻撃からシエルを守るために致命傷を負い、シエルがキュアパルフェに覚醒した後いちご山でピカリオとして深い眠りについた。
そのためいちかとジュリオとの関係は一時的にストップした状態になっていたが、39話でピカリオは新たな人間の姿を得て復活したのでこれからの展開に注目されていた…がその後のメイン回はキラリンとの姉弟の絆が描かれ、その後もそれぞれのメイン回が描かれ、後述の誕生会は直後にノワールが襲撃し…とそれどころでは無くなってしまった。
46話はいちかの誕生日会の準備で、ピカリオがさりげなくいちかのシンボルカラーのピンクの飾りつけを持っていた。
最終回、キラパティ最後の日に皆で集まった際に、たくさんの写真を見て思いを馳せているいちかにリオが気づき彼女に声をかけて今までの1年について振り返っていた。
皆を繋げるために世界中に行きたいという願いを持つようになったがそれだとキラパティを続けられなくなると悩んでいたいちかに、リオが「本当にバカだな」と愛おしそうな口調で話した。
長老の肉体との対決でキュアペコリンが妖精達と共にプリキュアを助太刀するが、その時のピカリオには12話でいちかにアドバイスした時の泡だて器を持っている。
集合写真ではいちかの隣にリオがいるなど、1年を通してリオいちの距離感が近くなったのを感じられるショットがあった。
単にジュリオといちかのカップリングタグならジュリいちもある。
line
プリキュアのlineの公式アカウントのタイムラインに投稿されたリオいちのような内容の文章(いちか視点)。本編を踏まえたような文章が投稿される事がある。
- 12話のリオが転校してきた後の話の文章
『あのね、私が通ってる中学校に転校生がやってきたの!
名前は黒樹リオくん!
みんなイケメンって言ってて、スポーツもできるんだ~!
でもね、すごく不思議なことが!
初対面だったのに、私のフルネームを知ってたの!
なんでだと思う・・・?
う~ん気になる
まさか、私って有名だったりして!?
そんなわけないか。』
12話でいちかがリオが自分の情報をなぜか知っているのに戸惑っていたが、その時の心境がタイムラインの文章に反映されていると思われる。
- 17話のリオの正体ばれの話の後に投稿された文章
『「大嫌い」
友達に言われた言葉なの。
すっごくすっごく尖った針みたいな言葉
胸にささってなかなか取れそうにないや。
私はいつも「大好き」を大切にしてる。
「大嫌い」も「大好き」もすっごく影響力が大きくて、どっちも魔法みたいな言葉だよね。
でも、「大嫌い」は、言われた人も言った人も心をすり減らしちゃう怖い言葉。
そんな言葉を言いたくなっちゃう気持ちって、どんな気持ちなんだろう。
私ができることって、何なのかな・・・。
17話でいちかはリオの自分への「大嫌い」な発言にじわじわショックを受けている様子なので、その時の心境がタイムラインの文章に反映されていると思われる。リオの気持ちをよく考えているのが伝わる。
- 22話のジュリオがピカリオの姿に戻った後の話に投稿された文章
『ずっと、きょうだいっていいなあって思ってた。
私はひとりっ子だから・・・。
でも、きょうだいだからってずっと仲良しとは限らないんだよね。
いつも見てるから・・・いつもそばにいるから・・・
だからこそ、お互い嫌になっちゃう時もある。
なんか、難しいな。
ひとの気持ちって、全部はわからない。
今どんな気持ちなのかは、そのひとに聞いてみなくちゃわからないし・・・
聞いたとしても、それが本当かどうかわからない。
だって・・・素直になれないときだって、あるから。
でも、口ではどんなことをいっていても、
心の中になる本当の気持ちは、言葉よりもきっと・・・ううん。
ずっと、ちゃんと相手に届く!
私には、キラリンさんの気持ちも、ピカリオの気持ちも、
本当にわかってあげられないかもしれないけど・・・それでも。
いつかまた、ふたりが笑顔でいられる日がくるといいな』
22話でホイップはジュリオの本当の心に気付いたので、おそらくそれを踏まえた内容である。lineのいちかはキラピカ姉弟の心情に深く思い巡らせ二人がいつかまた仲直りするのを願っている。なおこのタイムラインの文章についている画像が、12話のお菓子作りするいちかにリオがアドバイスするリオいちツーショットの図である。
- いちかの誕生日の回の前日に投稿された文章
『2018年、あけましておめでとーーー!
みんな、どんなお正月を過ごしたのかなぁ?
うちは、お母さんのお仕事が大変で帰ってこられないくて、
今年はお父さんと私のふたりで迎えたけど・・・
道場のみんなと、もちつき大会をしたの!!
そこに道着を着たシエルもきてくれて。
付きそいでリオくんとビブリー。
おとなりのあきらさん、トミさんも参加してくれて・・・
めちゃくちゃ楽しかったなあ♪
つきたてのおもちって、アッツアツでおいしんだ☆
最初は「なんで俺まで・・・」っていいながら
もちをついてたリオくんも、食べてびっくりしてたんだから!( ̄ー ̄) ドヤッ!』
lineでは宇佐美家のお餅大会でリオも参加していたのが判明し、おもちの美味しさにやみつきになるリオにいちかが得意げになるという内容であった。
関係者の見解
皆川純子(黒樹リオ/ジュリオ/ピカリオ役)
『キラキラ☆プリキュアアラモード 増刊号』
キラキラ☆プリキュアアラモード 増刊号の妖精チーム座談会でリオ役の皆川は
「あの屈折したジュリ男(*語尾上りのアクセント)の気持ちに共感できる人もすごく多かったと思うんです。知らずに弟を傷つけていたキラリンももちろん悪くなくて。私も「ジュリ男のつらさ、分かるよ!」ってすごく共感できました。でも関係ない人を巻き込んで闇に染めようとするのはダメ。本当はジュリ男も「間違っているのは俺のほう」って分かってはいるけれど、引っ込みがつかなくなってしまったんでしょうね。でも、そのつらい思いを全力で受け止めてくれたホイップは本当に女神のようでした。私も演じていて、胸を打たれて泣けてしまいました。」
とジュリオのつらい思いを受け止めたホイップは女神のようだと語った。
更にインタビューアーのリオは妙に顔が近い人であるというコメントに対し「距離感がおかしいですよね(笑)いちかにぐぐっと近づいて・・・・・・。」とやたらリオがいちかに顔を接近させるのにツッコミを入れた。
『キラキラ☆プリキュアアラモード オフィシャルコンプリートブック』
キラキラ☆プリキュアアラモードオフィシャルコンプリートブックのスペシャルメッセージ(キャストへのインタビュー記事)にて、リオ役の皆川は「プリキュアに声をかけるとしたら」という質問で、いちかに対して以下のように答えた。
「いちか:本当の意味で強い、女神のような君に、恋をしていたと思います。」
このインタビューで、皆川は、リオからプリキュアへという形式で、各プリキュア一人一人に一言ずつコメントを残している。
以上のことから、前述したいちかへのコメントは、リオ役の皆川からいちかへのコメントではなく、リオから宇佐美いちかへのコメントとして考えることもできるのではないだろうか。
美山加恋(いちか役)
『ブルーレイイベント』
ブルーレイイベントでいちか役の美山加恋が「ジュリオの事が一番好きなんですよ」と告白した。
セイカのぬりえ キラキラ☆プリキュアアラモード
キュアパルフェが仲間入りした表紙のぬりえのP14~15の見開きにジュリオとキュアホイップと悪い妖精の図がある。リオいちがかなり目立っており、ふたりの因縁が感じられる。いちかの「わたしたちはぜったいにまけない!」のコメント付きである。
キラキラ☆プリキュアアラモード2 LINEスタンプ第2弾
「キラキラ☆プリキュアアラモード2 LINEスタンプ第2弾」にかなりパーソナルスペース狭く顔接近しているリオいちツーショットのスタンプがある。
ジャンボシールダス キラキラ☆プリキュアアラモード
「ジャンボシールダス キラキラ☆プリキュアアラモード」でハートで囲っているリオいちツーショットのシールがある。