概要
水嶌は幼い頃に身寄りをなくし、立神家に引き取られた(養子ではない様子)。
そのため、あおいとは兄妹のように一緒に育った仲。
成人した水嶌は家を出て、立神コンツェルンに入社し、現在は立神家執事として、あおいを見守っている。
それ以来、水嶌は立場をわきまえるようになりあおいに対して常に敬語で振る舞うようになった。あおい本人も立場上、水嶌を執事として割り切って扱うようになり常に苗字呼びしている。
しかし2人とも本心では、お互いを兄と妹として今でも大事に思っている。
作中の展開
- 14話「お嬢さまロックンロール!」
あおいの「ワイルドアジュール」の野外ライブに、執事服の男が乱入。水嶌というその男は「あおいの保護者代理」を名乗り、あおいをお姫様だっこして(当のあおいは顔が真っ赤)会場から去ってしまう。
心配したいちか達が後にあおいの家を訪ねてみると、改めて水嶌が自己紹介と立神コンツェルンについて説明。立神家執事である水嶌は、あおいに立神家の立派な後継ぎになってほしいと、多忙なあおいの両親に代わり、彼女のバンドなどをやめさせようと考えていた。
水嶌がしばらく休暇をもらっている間にあおいはロックバンドを始めていたのだが、「ロックをやって何が悪い」「立神家の跡継ぎに必要なのは社交界のマナー」と両者の言い分は平行線。
水嶌も、立神家への恩義とあおいへの情、二つの板挟みになりながらも気持ちを殺して、「パティスリーから身を引いていただくつもり」と全員に宣告する。
あおいは諦め掛けていたが、いちか達は逆に「あおいの気持ちはきっと水嶌にも伝わるはず」と、皆でスイーツを作り、立神家でのパーティーに忍び込んでキラパティをオープンし来客を喜ばせる。
流石に水嶌はこの事態を看過できずキラパティの面々を詰問するが、バルコニーを即席ステージにしたあおいの歌が聞こえてきた。
そして水嶌に、いちかがあおいのアイディアから生まれたイルカゼリーを差し出す。ゼリーを口にした彼は笑顔になり「そんなに叫ぶな…わかっている」と呟いた。
だが、あおいに「どう水嶌!あたしの歌は」と問われてもなお「ロックはレディーのたしなみではありませんので」と態度を改めようとしなかった。
そこへ、あおいの音楽を聞いて大勢の人の心に生まれたキラキラルに目を付けたジュリオが出現、キラキラルを奪われた人々は昏倒してゆく。
ジュリオは、よりパワフルなキラキラルが残っているのを見つけ奪おうとするが、キュアジェラートの一撃に阻まれる。そのキラキラルは水嶌の心から、あおいの声となって響いていた。「なんだよ、あたしの歌思いっきり届いてるじゃんか、しっかりとさ!」
「その分からず屋のキラキラルなんか必要ないだろ」と言うジュリオに「これ以上手出しはさせない、あたしの大切な家族に!」と叫ぶジェラートは、水嶌のキラキラルの力を借りてジェラート・シェイクでジュリオを退けた。
その後、あおいは水嶌に、パーティーを滅茶苦茶にしたと怒られ、あおいも反省した。だが、お互いは本当の気持ちを理解しており、「でも水嶌がほんとはどう考えてるか あたし知ってんだからなあ〜」と笑って返したあおいに水嶌も笑みを浮かべる。
水嶌は、あおいが成績を5位以内にキープし続けること(あおいにとっては今まで通り)を条件に、あおいにバンドもキラパティも続けてよいと許したのだった。
- 25話
ダンスでゆかりを持ち上げようとして失敗したナタ王子にあおいが「リフトはね、信頼し合っているパートナーでなくちゃできないんだよ」と言うシーンがあるが、彼女の発言によりお姫様抱っこしたみずあおは信頼関係があるのが垣間見れた。
- 27話
水嶌があおい達をブルーロックフェスまで車で送る手配をしてあおいをサポートする。ライブでお客さんが少なくてショックを受けたあおいに水嶌が、「落ち込む事はないでしょう。ド新人が、憧れの人と同じイベントに出られたんですよ。この夏、最高の思い出じゃないですか?」と多少辛辣ながらも励ますシーンもあった。
- 35話
ひまりがあおいとの発表会に向けて水嶌からスイーツマナーを教わるが、エレガントに食べるあおいを「立神家のお嬢様として当然です。今はもっと本格的なレッスンをしていますよ」と
優しい眼差しで褒めていた。
最終的にひまりに「これからも、うちのお嬢様をよろしくお願いいたします」とあおいの事を彼女に託す。14話ではキラパティ活動を反対していた水嶌であったが、その時とは違いキラパティの仲間であるひまりをあおいの大切な友達として受け入れる姿勢を見せるようになった。
- 42話
歌の世界で生きようとしているあおいの事で彼女の両親に申し訳なく思う水嶌に対して、あおいの父が「跡取りならいるじゃないか」と水嶌を励ました。養子でもない水嶌に跡取りにしようとするのは、見ようによっては将来水嶌があおいと結婚して婿として立神家の会社を経営する将来を匂わせるようなシーンかもしれない。
line
プリキュアのlineの公式アカウントのタイムラインに投稿されたみずあおのような内容の文章(いちか視点)。本編を踏まえたような文章が投稿される事がある。
- 14話のみずあお回の話の後に投稿された文章
『こんばんは~!
今日はみんなでアフタヌーンティーをしたの~!
あおちゃんのお庭で
執事の水嶌さんが用意してくれた
スコーンとクロテッドクリーム、美味しかったな~』
おそらく14話で最終的にあおいの活動を水嶌が受け入れてくれた事を踏まえて、lineの水嶌はあおいの友達を丁重に接していると思われる。
- 27話のあおい主役の回の話の前日に投稿された文章
『今日はみんなで、あおちゃんのライブに行ってきたの!
くぅー!「青空Alright」、これがまたいい歌なんだなー!
聴いてるとなんだかスカッとするんだよね♪
あおちゃんのライブはもう何回か行ってるけど、最近お客さんも増えてきて、ますますいいカンジ☆
そういえば今日、会場にすっごくかっこいい人がいたの!
お手製?のワイルドアジールのTシャツ来ててね、真顔で縦ノリしてて・・・。
でも、あれ?見たことあるかも~?って思ってたら、そのひと、こっちに気付いて慌てて帰ろうとして、
ポケットからメガネ落としちゃって・・・。
すぐに拾って帰ってい ったけど、 あれは・・ ・
も、もしかして・・・(メガネの顔文字)』
この文章に14話の水嶌にお姫様抱っこされて赤面しているあおいの画像が付いているのといちかの話の内容により、水嶌が密かにあおいの大ファンであるのが窺える。
- あおいの最後のメイン回42話の前日のlineの内容
『今日はみんなであおちゃんの家に遊びに行ったの!
あおちゃんが「暖炉の前で食べるアイスは格別だよ♪」
っていうから、アイスを持っていったんだけど・・・
私がアイスに添えたウエハースをかじってたら、
「マナーいはぁぁぁんっ!!!」という声が!?
なんとなんと水嶌さんがやってきて、
スイーツマナー講習が始まっちゃったの!
それによると、ウエハースは
「冷たくなった口の中を温めるためのもの」だから、
先にかじって食べたり、アイスをつけて食べたりしないで、
「アイスと交互に食べる」のが正解なんだって!
そうなんだぁ・・・!
ありがとう、水嶌さん!』
14話ではキラパティでの活動をあおいに反対していた水嶌であったが、現在の彼は
すっかりあおいの友達のいちかにスイーツマナー講座をするぐらいあおいのスイーツ絡みの行動と友達を受け入れている様子が見られる。
関係者の見解
村中知(あおい役)
『アニメージュ2017年7月号』
アニメージュ2017年7月号であおい役の村中がインタビューで
「とにかく執事の水嶌が大好きです!登場シーンから、佐藤拓也さんが視聴者の心を鷲掴むお芝居をしてくださいました!」
と水嶌が大好きであると告白した。
この村中のインタビューの文章の上にドレス姿のあおいと水嶌が並んでいる図がある。
セイカのぬりえ キラキラ☆プリキュアアラモード
キュアパルフェが仲間入りした表紙のぬりえのP18に水嶌とお嬢様姿のあおいがペアになっている図がある。いちかの「あおちゃんっておじょうさまだったのー!?」のコメント付きである。なおこの時のあおいは頬を染めている。
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