概要
CV:皆口裕子
劇中では「魔人」と呼ばれており、人間離れした凄まじい戦闘力を誇る。非常に強い闘争心の持ち主であり、常に強者との戦いを望んでいる戦闘狂。アークスの英雄である主人公との闘争を望んでおり、いずれ一騎討ちでやり合いたいと述べている。
その「魔人」っぷり
「使徒」の中でもダントツの戦闘能力を誇る彼女。なにせ初登場時には、
・短距離ならば瞬間移動を行える
・手を炎の刃と化して攻撃してくる
・斬り付けられても平然と素手で受け止める
・そしてそのまま数十m投げ飛ばす
・隔離領域からの離脱もひとっ飛び
・作中で「最大戦力」と呼称される、プレイヤーを相手にエーテルを使わず互角に渡り合う。
更にEp4第5章Act.2においては
・彼女にとって本来使役できる立場であるはずの大型幻創種ベガス・イリュージアをいともたやすく撃破している。本人曰くつまみ食いしちゃったとのこと。
・「欲求不満なんです」と現場に駆けつけたプレイヤーとヒューイに交戦宣言するや、創世器を扱うヒューイを片手で吹き飛ばし、体制を立て直した彼の一撃を眉一つ動かさず上段蹴りで受け止める。
・攻撃パターンも強化されており、HPが一定以下になると当たり判定が非常に大きい爆炎を生む飛び蹴りを繰り出す
どこぞのスーパーヒロインか何かですか貴女。
さらに彼女はこう言ってのけるのだ。
登場当初はその言動から「闘争おばさん」「ゲッテムハル子」なんて呼ばれていた…が、蓋を開けてみたら更なるトンデモ要因だった訳なのだが。
実際にEP4設定資料によれば、当初は男性としてデザインされていたが【巨躯】とかぶるとのことで女性に修正されたことが明かされた。
容姿端麗・自由奔放
性格はトコトンなまでのマイペースで、マザー・クラスタの誰も彼女を制御出来ない。どんな時でも決して絶やさない笑顔に時折覗く獲物を捕らえる鋭い目線。
まあ見事なまでにドSなお姉様である。その戦闘力でマザーそっちのけでマザー・クラスタを支配する、なんてことは一切考えず、ただ単純に強そうな相手に気ままに戦いを挑む。登場当初はアースガイドの支部を次々と襲撃し潰していたという。
黒尽くめのドレスはスカートのフロント部分がガラ空き、何よりそのたゆんたゆんなおっぱい。
・・・・迂闊に近づいてはいけない、戦う意思が無ければ黒焦げだ!!
EP4-4 悲しき再会
エンガの銃弾を難なく弾いたり、歴戦の勇士のはずのプレイヤーの背後を取ったり(寸での所で攻撃をかわしているが)と初登場からトバしている。
「皆さん勘違いしていますが、人間だってこのぐらいはできちゃうんです。
一番恐ろしいのは、理解できないもの臭いものに問答無用で蓋をする人々だと思いますけどね。
(中略)皆さん、もっともっとご自分の力を誇るべきなんですよ。
人間には、このくらいの事ができますって私たちが示さずに、誰が示すというのです?」
……その体型を維持しつつ、人外じみた強さに至るにはどう鍛えればいいんですか?
打ち合いの中見込みあり、と見たヒツギが生身の人間相手に躊躇しているのを感じ「私を一度、好きに斬らせてあげます。当たり所が良ければ私をそのまま殺せるかも知れませんよ?」と迫る。
エンガの介入もありヒツギが人を殺すことはなかったが、ヒツギの迷いはこれで一層大きくなった。
また、この一件でプレイヤーを気に入ったようで「近い内に、一対一(サシ)で闘いたい」と告げて去る。
なお、撤退の際に隔離障壁をパリンと事も無げに割って跳んでいく。しかも空中で空を蹴って方向転換のオマケ付き。
EP4-6 想いのかたち
自分の作戦が思い通りにいかないオフィエルに対し、いきなり殺しに掛かっている。完全に殺す気だったようでオフィエルからも「何のつもりだ!」と反論されているが、人類の支配者になろうとしているオフィエルに「嫌な匂いがする」と述べた上で、「マザーともアークスとも異なる、私がもっとも嫌いな匂いがする」と。トドメを指す寸前でオフィエルは撤退。「あれはいつでも殺せる」と言い放ち捨て置いたが、これが後に仇となる。
そして、成長していくヒツギ達を見て「全力の貴方がたと相まみえる機会が楽しみでなりませんよ」と呟き、立ち去った……。
EP4-7 母なる願い
マザーを殺害し、自らに取り込んだアーデムに対しライダーキック一閃!
一通り戦ったのち、ただならぬ挨拶を交わすふたり。
ファレグ「施設丸ごと蹴とばしたこともありましたっけ。」
アーデム「確かパラケルススのころだっけ?なつかしいな。」
・・・・もしかしてあの方とかあの方とかより長生きしてませんか貴女。
・・・・おや、誰か来たようだ。
EP4-8 壊れた進化
アーデムという共通の敵を得たことでプレイヤーたちとは一時休戦。アーデムとの関係を問われ「人類で一番長いケンカ相手」と答え、詳細は明かさなかった。アーデムを殺すことを提案するファレグに対し、ヒツギはアーデムを殺さず止める、と覚悟を口にする。その後、ファレグはプレイヤーにエスコートされる形で地球へと帰還。そこでアースガイドの人間が天使型の幻創種へと変貌する様を目撃する。アークス最大戦力とマザー・クラスタの魔人が組めば敵はなく、幻創種たちは殲滅された。これがアーデムの仕業だと知ったファレグは露骨に嫌悪感を見せ、プレイヤーにいざという時はアーデムを殺してでも止めることを提案し、「生き残った末には決着をつけたい」と告げその場を立ち去って行った。
・・・・つか何さりげなくアークスシップ艦橋まで来てるんですか貴女。
EP4-8 世界終焉の具現
突入時にはヒツギらがオフィエルの空間隔離により足留めを食らっていた所に、隔壁をパリンと叩き割って乱入。オフィエルのエーテル隔壁を「本人と同じで薄っぺらい」と痛烈にこき下ろし、プレイヤーと共に叩き割って先に行かせる。彼女はその場に残り、「勝手に人類に絶望している痴れ者の再教育」としてオフィエルの足留めをする。誰のせいで絶望しているのか解っているのだろうか?
「マザー・クラスタ、火の使徒、ファレグ=アイヴズ。人類の可能性の極致、それが私。
この拳も、この脚も…私の身体の全てが、貴方の信じられなかった人類の可能性の結晶です。
とくと味わっていって…もらえますよね?」
何がすごいかってこの人、改造とか魔法とかそういったものを全く使わない普通の人間の努力の範囲でここまで来たと言ってのけてるのだ(モニターの前の君も努力すれば彼女のようになれるぞ)
オフィエルの身体能力はエーテルを扱えるとは言えあくまで常人よりタフな程度。
そして彼を殺害寸前にまで重傷を負わせた。
なお、オークゥ・フル・アラトロンを月面基地から脱出させてくれていたようで、追いすがる元アースガイドメンバーを足止めしてくれている。火の使徒さんありがとう。
後日談
いよいよ我慢できなくなったのか、プレイヤーに決闘の申し込みをしてくる。曰く「私の強さを受け止められるのは貴方しかいない」とのこと。彼女に勝たないと見られないムービーがあるので挑戦を受けざるを得ないのだが・・・・・・。
勝利した場合はファレグが倒れ、打倒主人公という目標ができたことで今より強くなれることを喜び飛び去って行く。これにはプレイヤーも異様な疲労感を見せている。
敗北した場合は倒れ伏したプレイヤーに「今よりもっと強くなれる」ことを告げ、立ち去っていく。時間切れになった場合は疲弊したプレイヤーの背後に回り、手刀を打ち込んで気絶させるというムービーが展開される。時間切れまでファレグの猛攻を防がないといけないので、このムービーの存在を知らない人は多いと思われる。
プレイヤーの腕次第とはいえ、主人公の敗北が明確に描かれたのは今のところこのエピソードのみ。
彼女との一戦にはプレイヤーに大きなハンデが課せられる。イージーモード無し、スケープドール・ハーフドール使用禁止、体力回復も大きく制限される(回復量大幅低下)。この場面だけ彼女相手の3D格闘ゲームになると思っていただければよい。
ハッキリ言おう、彼女はとんでもなく手ごわい(抜け道はいくつかあるが、攻略サイト等で調べよう。ちなみに彼女は氷属性に弱い)。
撃破時のメインクラスで称号獲得できる、と言うこともあり縛り撃破動画があちこちで上げられている。ジャストガードでの反撃縛りや武器縛りに低レベル縛り、はたまた今作では貧弱な性能の素手攻撃縛り(ナックルと比べ攻撃の速度が遅い。フォトンアーツも1つだけ使えなくはないが出が非常に遅い)…と、ある意味マザー・クラスタのメンバーで一番倒されているお人かも知れない。
普段はオフィエルを使役しつつ、適当に人生を楽しんでいるようである。
・・・・ってちゃっかり寮の大風呂に入りに来てますね貴女。OGでもなんでもないのに。
なお、コオリに年齢を訊かれた際にはさらっと流している。シエラの覗き見にも感づいていたとも取れる態度を見せているが、真偽は不明。
彼女の衣装やアクセサリー群は「フォージ」シリーズとしてアーデムと同時期に配信。NPCでも数少ない強キャラと言う事もあり、プレイヤー間で売買できるマイショップでは大半の品に500万メセタ以上の高値がつく。
更にその後
緊急クエスト「戦道2017」ではエマージェンシートライアルにて二つ名「猛者」がついた状態でファレグが出現。主人公たちに再び勝負を挑んでくる。多くの場合は調整前の【仮面】のようにメインではメセタしか落とさないが、たまーに強力なスロットがついた装備品を落とす事も。地球とは別次元の惑星なのにどうやって来たんですか?なんて聞いてはいけない。まあ、別次元の地球にダーク・ラグネやゼッシュレイダも呼んじゃうニャウのワープだし。
2018年に実装されたエクストリームクエスト「独極訓練:狂想と幻創」では、再現されたデータとして主人公の前に立ちはだかる。当然システム上、ストーリーで戦った時よりもはるかに手強くなっている。
更に「ワイルドイースター2018」では、なんとオフィエルを連れて登場。強者との闘争やオフィエルの「再教育」試験も兼ねて主人公たちに勝負を挑んでくる。見当も虚しく敗北したオフィエルに対し、ファレグは「当然失格です」と厳しい結果を突きつけた。しかもこの後、更なる「再教育」を施すという。オフィエルがファレグから逃げられるのはまだまだ先のことになりそうである。合掌。
正体
人類の祖アダム(アーデム)の妻。人間に対する考え方の違い(アーデムは人類進化の為に積極的に介入、ファレグは人類の自力での成長と進化の可能性を尊重)から対立していた。
マザーとは取引を交わしており、マザー・クラスタの邪魔をしない代わりにアーデムの情報をもらうという約束をしていた。そのために火の使徒の地位を与えられていた。
前述に述べた彼女の強さは数万年に及ぶ努力の賜物とのことで、いわゆる努力チートである。アーデムが魔術なのに対しファレグは物理(チート)とどことなく対照的。
余談
ニコニコ生放送によれば、ファレグはフォトンを扱う力がないのでダーカーに侵食されるとのこと。またパートナーカードの実装予定はないという。理由はパトカにしてしまうとどうしてもシステム上「弱く」なってしまうため。