九州内における旧国鉄バスを承継した一般路線バスと、九州内及び九州発着路線を中心とした高速バスを運行するバス会社。JR九州の100%出資子会社である。
国鉄分割民営化時にはJR九州直営で承継されたが、2001年7月1日に分社化された。
車両
塗色はすべてJR九州本体のカンパニーカラーである赤一色にロゴを配したもの。ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治によるデザインである。
車体に書かれている大きな数字は「デザイン番号」と呼ばれ、デザイナーが2桁の数字から見た目が良いものを選び、その中から選択される。なので番号の重複は当然のようにあるし、車両称号とは特に関連がない。
シンボルマークは国鉄バスからの伝統を受け継いだツバメだが、JR九州バスでは車両前面に小さな金属製のエンブレムが取り付けられている。
国鉄バス時代はいすゞ・三菱ふそうの車両が多かったが、民営化後は日野・日産ディーゼルも増加している。更に国鉄時代には導入されなかった西日本車体工業製の車体を架装した車両も導入されている。2001年から2007年まで一般路線車は中古車による置換えばかりで、新車導入はなかったが、2008年以降は新車の導入が再開されている。
車両称号
国鉄バスの附番法則をそのまま使用していたが、2004年11月以降は以下の付番法則に切り替えられた。ただし国鉄バスの付番法則で導入された車両の改番は行われていない。
7 | 4 | 8 | - | 05 | 5 | 50 |
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車種 | 形状 | メーカー | 年式 | 装備 | 固有番号 |
車種
1:全長7000mm以下
2:全長8400mm以下(中型バス)
3:全長9000mm以下(中型バス)
4:全長9800mm以下(大型ショート系)
5:全長9800mm超(大型バス)
6:中長距離・観光・高速車
7:観光・高速車
形状
1:横向き座席
2:混合(半分以上が前向き)
3:前向き座席
4:リクライニングシート
メーカー
1:いすゞ
4:ふそう
7:日野
8:日デ
年式
西暦の下二桁
装備
1:前扉・板ばね
2:前中扉・板ばね
3:前後扉・板ばね
4:3扉・板ばね
5:前扉・空気ばね
6:前中扉・空気ばね
7:前後扉・空気ばね
8:3扉・空気ばね
0:その他
固有番号
01〜29:一般路線車
30〜49:一般路線車(中古)
50〜69:高速車
70〜89:貸切車
90〜99:その他
以上の法則から、748-05550は、「リクライニングシート装備の高速車で日産ディーゼル製、製造年は2005年で、前扉・空気ばね装備の車両の第50号車」ということになる。
ICカード
ICカードは直方線に限りnimocaが導入されており、交通系ICカード全国相互利用サービスによりSUGOCA等も使用可。
ICカード乗車時の注意点
ICカードは鹿児島エリアの路線でも導入されているが、鹿児島県内でしか使えないRapiCaとなっており、いわさきICカードでも乗車できるが、SUGOCAなどの交通系ICカード全国相互利用サービスに対応したICカードは使用できないので注意。
関連タグ
ジェイアール九州バス(表記揺れ)