プロフィール
概要
ヒーロー育成の名門校『国立雄英高等学校』ヒーロー科に所属する生徒の1人。
主人公緑谷出久のクラスメイトの一人。
人物
口田甲司に次いで高い身長、しっかり鍛え上げられた筋骨隆々の肉体、眉毛を吊り上げた厳めしい顔相を持つプロレスラーのような巨漢。作者曰く「古き良き」といった感じのデザイン。
上鳴や瀬呂と共にクラスの賑やかし要員で、性格は単純明快、良く言えば素直といった印象の青年。対人戦闘訓練で爆豪を相手に奮戦する緑谷を見て素直に感心し、体育祭前、爆豪が他クラスの生徒を挑発した際にも、思わず納得したような様子を見せている。
その見た目や個性からアホキャラと思われがちだが、校内模擬戦の見学時には意外なほどしっかりと戦況分析を行っている。ただそれでもやはり頭を使うタイプではないようで、期末試験では切島共々セメントスに完封され、赤点を取ってしまった。
ケーキに限らず甘味全般を好み、学生寮『ハイツアライアンス』の自室にもオーブンなどを持ち込み、菓子を自作している。本人曰く個性の訓練も兼ねているらしく、「出来合いのものをいちいち買っていると出費がバカにならない」とのこと。
入寮以前から菓子作りに勤しんでいたためかその腕前は確かであり、思い付きで唐突に始まった「第1回部屋王決定戦」では、クラスメイト全員で食べる予定で作っていたシフォンケーキを振る舞って峰田と上鳴電気両名から「模範的意外な一面かよ!!」とツッコまれた。
最終的に「ケーキ美味しかった」という本来の趣旨をガン無視した理由で女子票を集めた結果、得票数5票を獲得し、圧倒的大差で「第1回部屋王」暫定1位に輝いた。
個性
糖分10g(角砂糖約3個分)の摂取につき、3分間だけ通常時の5倍の身体能力を発揮する『シュガードープ』を持つ。
出久の個性『ワン・フォー・オール』に似た性質を持つ増強型の個性であり、同系統の個性の中でも破格の性能を誇る反面、糖をエネルギーとする関係上使いすぎると脳機能が低下して凄まじい眠気や倦怠感に襲われるという強烈な副作用も抱えている。これに加え3分という持続時間などの都合で非常に燃費が悪く、持久戦や消耗戦を苦手とする。
このため、個々の個性強化を目的とした林間合宿では発動限界の拡大+肉体鍛錬を狙った「個性発動に必要な甘い物を食べながら筋トレしパワーアップを図る特訓」を敢行し、同じく摂食によるエネルギー供給を個性発動の源とする八百万百と共にテーブルに座って3段ショートケーキを手掴みで食べ続けながら黙々と訓練するという珍妙な一幕を見せた。
コスチュームは後頭部、目、口元のみ露出した黄色の全身タイツ型スーツに、白のロンググローブとミドルブーツという、戦隊ヒーロー、あるいは覆面レスラーを彷彿とさせるシンプルなもの。
腰に装着したベルトには個性発動のエネルギー源となる甘味を携行すると思われる複数のポシェットが装備されており、アニメでは期末試験の際、そこから取り出したと思われる砂糖(粉末状)を口に入れるシーンが追加された。