「・・・それにわっちも 人に頼るばかりじゃなく
自分で捜してみる気になったのさ
─────てめーの太陽(おひさん)というやつを」
概要
地下都市吉原桃源郷の自警団「百華」の頭領で、「死神太夫」の異名で恐れられる吉原最強の番人。網タイツにスリットの入った片袖の無い着物を纏い、前髪を簪で留めている。武器は苦無や小刀。また、喫煙者であり、煙管を愛用している。
幼くして吉原に連れてこられ、生きることに絶望していた所を日輪に救われ、日輪と彼女が住む吉原を守るために番人となることを選び、初代百華頭領地雷亜に弟子入りした。その際、“女”を捨てるために自ら顔の左側に縦横2本の大きな傷跡をつけたが、それでも上玉と言われる程の美人である。
幼い頃から地雷亜によって武術の訓練を施され、遊女としては育てられていない。そのためスタイルが良く、性知識も豊富であるが座敷に上がったことはないらしい。
吉原が解放された現在は、日輪や晴太らと共に暮らしている。
また、遊女の螢とは同期であった。
人気投票篇で10位を獲得して以来、何かと猿飛あやめに突っかかられることが多いが、一緒に登場したり猿飛が「ひのや」を訪れていたりとなかなか仲がいい様子。
作者曰く、「とにかく吉原らしくもカッコイイ女を描こうとした結果、保健体育満点のおぼこになっておりました。」とのこと。
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性格
口数は多くないが吉原桃源郷とそこに住む人々を心から愛している。以前より客がとれなくなったり、吉原から脱走しようとしたりした遊女達を粛清したように見せかけて百華に紛れ込ませることで匿ってきたため、彼女もまた部下達から非常に慕われている。責任感も強いが、同時に自分のことを省みない所があるため、日輪に心配されることも。
クールで無愛想な見た目だが、場の空気を読むことに長けており気遣い上手。しかし、自分のことをいじられるのは苦手。
主人公の坂田銀時と出会ってからは、女性らしい感情や表情を見せることが多くなっており、胸を揉まれた際に赤面してジャーマンスープレックスをかけたり、バレンタインデーにチョコを渡すのを恥ずかしがっていたりする。銀時に想いを寄せていると思われる描写が多々あるが、それをはっきりと表に出すことはない(もっとも日輪など近しい人物には感づかれている模様)。そのため顔芸こそ少ないが、クール系で通っている割には表情が豊かである。
真面目な性格のため基本的にはツッコミ役だが、長年吉原で生活していたためか一般常識にやや疎い面があり、特に風俗関連のネタではボケに回りやすい。ツッコミの際には苦無を投げる事が多い。
また、ウィスキーボンボン一個で酔っ払うほど酒に弱くオマケに酷い酒乱で、酔うと廓言葉ではなくなり一人称も「私」になる。
小説版
小説『3年Z組銀八先生』ではアニメのEDで本編に先駆けて教師役として登場し、小説第5巻で保健教師であることが発覚した。もとは吉原商業高校で勤務していたが、異動になって銀魂高校に赴任したとのこと。美人で生徒(なぜか女子が多い)からの人気も高いが、ローションに異様にこだわる。なお、本作でも苦無投げは一切自重していない。