ドクトルマグス

どくとるまぐす

『世界樹の迷宮』シリーズに登場する職業の一つ。

概要

ガンナー・ペットと共に『世界樹の迷宮Ⅱ』で新たに追加された職業。北米版での名称はWar Magus。

攻撃・回復・補助を一通りこなす万能型の職業で、使用武器は剣と杖。

しばしば、魔法戦士や赤魔道士のような器用貧乏だと思われがちだが、実際には並の前衛職よりも高い防御力を持ち、剣を装備すれば高い行動速度を得られる等、各専門職と比べて優れている点も多い。

攻撃スキルはいずれも状態異常に陥った敵に対して真価を発揮するため、ダークハンターやカースメーカーとの連携が重要になる。

ただし、各種スキルの効果範囲が単体に偏っているのが欠点。

『新・世界樹の迷宮2』では、メディックと同じだった回復系スキルが差別化され、主にターン開始時とターン終了時の2回に分けてHPを回復するスキルと、数ターン敵や味方の行動後に味方全体のHPを回復するスキルに変更された。

ただし、1回の回復量はメディックの回復スキルに劣る。

また、攻撃スキルの追加効果は状態異常の種類を問わずに機能するようになり、扱いやすくなった。フォースブースト「巫剣の力」で手軽に追加効果を付与出来るようになった点も優秀。

加えて、巫剣マスタリーに「杖装備時でも剣スキルを使用できる」という性質が加わった。杖と剣の攻撃力の差は1割程度であり、「杖装備時は全ての属性攻撃力が上昇する」という追加効果も合間って、武器を選ばなくなった点も評価できる。

ただし、素のAGIがかなり低いので、最速発動するスキル以外は後手に回りがちなのが欠点。防御力も中衛程度に下がったので、普段は後衛で補助を担い、体勢が整ってから前衛に出るという運用が基本となった。

『世界樹の迷宮X』でも登場。ガンナーが旧世界樹Ⅱ仕様に戻されたのに対し、こちらは完全に新・世界樹2仕様を踏襲している。

今作には状態異常を付与する職業や何かのついでに回復ができる職が多いため、それらと連携することで高い性能を発揮できる。

余談だが、今作では杖の打撃性能がやたら高く、最強装備なら魔法杖ですらも剣とほぼ互角、打撃杖なら砲剣と張り合える物理攻撃力を誇る。そのため、「作中最強の剣を装備できるのはドクトルマグスである」ということになる。

シャーマンや魔女をイメージした服装で、剣と杖を組み合わせたような独特の形状の武器を持っている。また、公式イラストをよく見ると腕に刺青がある。

♂1		褐色肌とドレッドヘアーが特徴の男性。通称「黒ドク」。
♂2		薄紫色の髪と髭を生やし、右目にモノクル（片眼鏡）を掛けた老人。通称「ドク爺」。
♀1		大人びた雰囲気を漂わせる黒髪ロングの女性。通称「ドク姉」。
♀2		ウェーブのかかった金髪に縦ロール、八重歯がチャーミングな女性。通称「ドク子」。