演:山崎銀之丞
概要
湊家の心優しい父親で、セレクトショップ「クワトロM」のオーナー。年齢は50歳。
漢字表記は「湊潮」。
多少の物事には動じないおおらかな性格だが、勝手に病院から抜け出した息子達を叱責する等、父親らしい一面も見せる。また、ほとんど無関係な宇宙人の為に体を張るなど、息子たちと同じく優しさと強い正義感を持っている。しかし、店の経営には細かく頭は回っていないらしい。
アメリカのニューヨークで店を構えるという夢を追って服飾のデザインを手がけ、自分のブランド「UshioMinato」を展開し店でも販売しているが、センスはかなり独特(毎回謎の単語・一文が描かれている)で、店内に大量の返品の山を抱えるなど好評とは言い難い様子(第2話では3着纏めて買ってもらう寸前まで漕ぎつけたものの、ブラックキング出現の混乱の影響で台無しになってしまった)。このことは頻繁に指摘されているが本人に全く自覚はなく、「先駆者は周囲の無理解とも戦わねばならない」とある種の開き直りすら見られる。しかし、第4話では逆にカツミの考案した草野球チームのチームTシャツのデザイン(デカデカと根性の二文字が書かれているというもの)に対して「ダサくないか?」とダメ出ししている。お前が言うな。
しかし、あの奇抜なデザインは宇宙人の間では人気らしく、愛染マコトことチェレーザが『汗染み』Tシャツを1万着(金額にして約3000万円)も大量購入したり、『うちゅ~ん』Tシャツを巡ってバド星では『うちゅ~ん戦争』が勃発したと語られ、後にピット星からも大量の発注が届いていた(ウシオには悪戯扱いされたが)。
セレクトショップをオープンしたのは宇宙考古学者である妻のミオを支えるためであり、ミオが謎の失踪を遂げた今でも心から愛している。また彼女とは「どんなことがあってもTシャツを作り続ける」という約束を結んでおり、Tシャツ作りへの情熱はこれに裏打ちされたものである。
末っ子のアサヒが赤ん坊の時に撮ったはずの写真に彼女が映っていないこと、保管していた家族の思い出の品の中にアサヒの物が一つもないことから、その存在に疑問を抱きだす。
そして、アサヒに対して「君は誰だ?」と聞いてしまったことが原因で一大事件を引き起こしてしまうのだが、騒動の終結後は娘に謝罪し、「この瞬間があればそれでいい」と考えを改めた。
カツミ、イサミがウルトラマンであることは長らく知らず、彼らの行動も遅い反抗期だと勘違いしていた。
第22話にてミオが帰還した後、息子2人の口からウルトラマンであることがカミングアウトされた(アサヒは第12話で知り、ミオも次元の彼方にいた際に動向を把握していたため、これで湊家全員がウルトラマンの秘密を共有することとなった)。
ルーゴサイトとの最終決戦では、ミオから言われた通り、カツミとイサミを戦いによる死から守るためにウルトラマンへの変身を止めさせていたが、2人から地球の命を守るための使命があることを聞かされる。その後、アサヒを飛んできた岩からかばって右腕を負傷するが、2人に隠していたジャイロを返却し、ミオにも「子供は俺たちが思っているよりずっと大人」と諭しながら2人の変身を見送った。
作ったTシャツのデザイン
第1話 | うちゅ~ん |
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第2話 | I♡あやか市 |
第3話 | バイブス派(バイブス波の間違い) |
第5話 | 親知らず |
第6話 | あみだくじ |
第7話 | 兄弟 |
第8話 | 汗染み(実際に汗染みの模様がプリントされている) |
第10話 | 〇家(※好きな名前を書いてね) バカンスCHU!! |
第13話 | ニャンちゃってー(猫、お茶、猫の手のシルエット) |
第13話 | べーたかろちん(イサミの子供の時の服) |
第13話 | ウシオ♡ミオ(UshioMinatoブランド第一号) |
第15話 | カレー辛くてごめんなチャイ |
第17話 | はろうぇーい |
第18話 | ☆いとしい HAPPY&BLUE |
第21話 | もう、おしまいです(照明スタッフの泉谷(いずみたに)しげる氏がモデル) |
第25話 | 父の背中を超えていけ |
第25話 | 大円団(大団円の間違い) |
ネタ
その独特のデザインセンスが同時期の仮面ライダー作品のあの人に通じるものがあるため、第1話放映日から早速コラボイラストが投稿されていた。
全部オーダーメイドとのことだったが、まさかクワトロMで作ってもらっていたとか……?
彼のデザインしたTシャツは実際に販売されており、メイン監督の武居氏らもイベントなどで着用している。
関連タグ
アスラン(キュウレンジャー):役者繋がり。主人公の父親である点も共通している。