概要
氷のように鋭く青い刀身に、紫色の柄が特徴の両刃の片手剣。攻撃時に氷系呪文による追加攻撃が加わる。(この追加攻撃は【耐性があるモンスターには発動されない】ことと【はやぶさ斬り】のような連続攻撃に対応していない)
魔法石が埋め込まれていて、道具として使用すると氷結呪文を発動できる。
各作品では
- ドラゴンクエストⅢ:初登場作品。「攻撃力+80」の能力値を持っており、戦闘中に道具として使用すると氷結呪文(ヒャダルコ)を発動することができる。装備可能キャラが少ないのが欠点。
FC版では、特定のモンスターを倒すことで入手できる(が、その確率は極めて低い) SFC版では「攻撃力+90」と能力値が上がり、武器屋で購入することが可能になった。(購入可能資金は、極めて高い)
- ドラゴンクエストⅤ:「攻撃力+105」の能力値を持っており、武器屋にて販売されている。全体的に能力値が向上されていて、メインウェポンとしての活躍の場が恵まれる。 装備可能キャラが多いのも嬉しい
- ドラゴンクエストⅥ:「攻撃力+105」の能力値を持っており【追加攻撃】の能力を持つ。武器屋にて販売されている。(購入可能資金が高め)
- ドラゴンクエストⅦ:ここからデザインが変更され、水晶のような刀身を持つ剣になる。
「攻撃力+105」の能力値を持っているが、特定のモンスターを倒せねば入手できない代物になった。(入手できる確率が極めて低い)追加攻撃の能力を持っていて、単体攻撃向けの技に対応している。
3DS版のⅤ、Ⅵもこのデザインに変更された。
- ドラゴンクエストⅧ:デザインが変更され、波が凍結したような片刃と雪の結晶の彫刻が施された鍔、Sの字型の柄を持つ剣になった。「攻撃力+90」の能力値を持っていて、武器屋にて販売されている。
追加攻撃の能力は健在(しかし、氷結呪文を発動させることはできなくなっている)、剣による技との相性もよく作中トップクラスの武器に選出されるまでに進化した。
PS2版・3DS版で装備可能キャラが多いのが嬉しい。(実は武器屋の看板に使用されてる剣は、初代の吹雪の剣である
書籍、映像作品では
- 小説版ドラゴンクエストⅤ:スライムナイトのピエールが愛用している。(が、リュカ達と会う前から愛用しているらしく入手の経緯については詳しく描写されていない)
- アニメーション作品「アベル伝説」:メインキャラクター「アベル」が手にする三本目の剣として登場。作中時間の5000年前、世界支配のために侵攻したルドルフ将軍を倒した勇者ガブリエルが彼の喉元に刺して封印した時に使用されたものである。
【かすり傷からでも斬りつけた相手の傷口から凍結し、即死させる】化け物じみた能力を持つが、アークデーモンやシーザーオライオンなどの上級モンスターには効きにくい。
余談
氷雪の属性を持つ魔法剣は(火炎属性のものと並んで)多くの作品に登場している。
氷塊そのものが現実に凶器となりうることも関係しているのかもしれない(凍結路面も多くの人命を奪っている)。
ドラゴンクエストシリーズにおいても『こおりのやいば』というよく似た性質の武器が登場する。
初登場のDQ4では『ふぶきのつるぎ』が登場しないので、そのポジションを受け継いだ形。
『ふぶきのつるぎ』と共演するようになったDQ5以降は、モンスター専用の装備であったり、短剣扱いだったりと、タイトルごとに扱いが異なる。
その他の作品では
- 『アイスブランド』(ファイナルファンタジー他)
- 『アイスソード』(ロマンシングサガ)
- 『アイシングダガー』(Wizardry外伝Ⅱ)
- 『フロストエッジ』(モンスターハンター)
- 『アイスブレード』『フロストブランド』(テラリア)
などが有名。
また実体として持ち歩く武器ではなく、戦闘時に大気中の水分を凝結させて刃を形成する必殺技(特殊能力)として扱われる例も多い。
関連タグ
ほのおのつるぎ:対なす武器。