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トールギスの編集履歴

2019-01-23 18:40:33 バージョン

トールギス

とーるぎす

『新機動戦記ガンダムW』に登場するモビルスーツ。

機体解説

基本情報

型式番号OZ-00MS
頭頂高17.4m
重量 8.8t
装甲材質チタニュウム合金(小説版では『ガンダニュウム合金』)

ガンダムW世界の全モビルスーツの原点とされるモビルスーツ。

本編より20年ほど昔に、ガンダムを造った科学者達と、後にデュオと共に行動するハワード博士らのグループが造ったモビルスーツ。


そのコンセプトは防御力・機動性・攻撃力を並立させた最強兵器という、後のウイングガンダムウイングガンダムゼロと変わらないもの。但し、ガンダニュウム実装前のトールギスではチタニュウム合金の重装甲化で防護性能をクリア(サンクキングダム司令部に突撃、体当たりしても傷一つ無いくらい)しているために、それをカバーするためにバックパックバーニアで重量以上の大推力を叩きだす力技で解決している。火力は直撃すればガンダニュウム合金を破壊し得るドーバーガンを装備し、抜かりはない。


一方で機体をフルスロットルにした場合、15G以上まで達するためパイロットに『殺人的な加速>』による負担を発生させる。同時にスペックを盛って行った結果機体は大型化してしまい、後の量産型リーオーでは非対称戦争を想定していた事から大いにデチューンされたのだった(そのため、本機は俗に『プロトタイプ・リーオー』とも呼ばれている。ちなみにガンダムタイプに似たフェイスガードを外すとリーオーと同じ四角のカメラセンサーが現れる。)。一方で、このトールギスの問題点を無理矢理に改善した機体がウイングガンダムゼロであったりもする。スラスター技術も後にエアリーズにフィードバックされたため、一応無駄にはなっていない。


量産型のように汎用性や扱いやすさ重視ではないその極端な設計思想ゆえに、20年後の本編でも、最先端技術のガンダムたちと拮抗し得る性能を持っている。


元々この機体のカラーも、現在のリーオーのような色合いの迷彩柄になるはずだったのだが、

開発現場に立ち会っていた、若き日のトレーズ・クシュリナーダの進言により、現在の白いカラーに変更されている(トレーズは、当時の技術主任であったハワードに本機を「エレガントな色に」と注文している)。


武装

ドーバーガン、ビームサーベル、シールド、となっている(新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光では、ワーカー特士の遺したデータから大型ヒートランス『テンペスト』も開発され、使用されている)。

ドーバーガンは大型の火器で複数のMSを一射で消滅させ、ガンダニュウム合金製のガンダムにもダメージを与えられる威力がある。ビーム弾説と実弾説があってイマイチ判然としない装備。


劇中での活躍

ガンダムに対抗する戦力を欲したゼクスに、同じくスペシャルズ所属のワーカー特士がコルシカ基地にて発見しゼクスに譲渡するべく復元作業を行っていた。


ゼクスの部下であるオットー特尉がテストパイロットを務める。

モビルスーツ操縦技術や耐G能力も高いはずのゼクスですら初陣では性能に振り回されて負傷し、その後基地制圧のためにゼクスの代わりに無断出撃したオットーは、その強烈なGによって命を落としている。


しかし、ゼクスは乗る度にダメージを受けながらも、ついにはその性能を最大限発揮できるようになり、ガンダムと互角の戦闘を行えるまでになる。


南極でのヒイロとの決闘の際にOZより送り込まれた70機の刺客を単機で殲滅し、一時行方不明となる。


その後、ミリアルド・ピースクラフトに名を戻したゼクスと共に宇宙へ上がり、モビルドール部隊を相手にしても引けをとらない戦闘を見せる。

しかし、ゼクスの操縦技術や反応速度の成長が著しくなり、次第にトールギスのその性能をもってしてもゼクスの反応速度に追いつけなくなっていくことになる。


最後は漂流していたウイングガンダムゼロに乗り換える際に、モビルドール部隊への囮として自爆し、その役目を終えた。

自爆前にゼクスはトールギスに対して敬礼を行っていることからも、彼のトールギスに対する信頼が伺える。


なお、新機動戦記ガンダムW Frozen Teardropでもトレーズ・クシュリナーダの過去を描いた『トレーズ・ファイル』に未完成の本機が登場している。

当時、少年士官だったトレーズはコルシカ島で本機と出会い、技術者であったハワードとも意見を交わしている(この時に彼が構築した理論が、後に本格化するモビルスーツ部隊の戦術を生み出す基盤となった)。

EW版

トールギス(EW)トールギス

パッと見分かりづらいが、スーパーバーニアの接続が肩からバックパックに変更されている。これにより腕を引き出した時にバーニアの向きが変わってしまうという矛盾点が解消された。

一方、バーニアの接続アームが細過ぎるという声も少なくなく、細いアームであのバーニアの出力にどうやって耐えられるのかという新たな謎も生まれてしまった。


それ以外では特に変更はないが配色にところどころ黄色がアクセントで加えられている。逆にシールドにあった黄色い鳥のシンボルは小さくなってしまっている。また、バックパックのスーパーバーニアも黒ではなく白。これをエレガントと取るかどうかは人の好みにより大きく分かれる。

実はこのカラーリング、リアルタイム時に掲載されたビジュアルの一つに全く同じカラーリングのものが登場しており、これを元ネタにしたものと思われる。

ちなみに同ビジュアルにトールギスと共に描かれた後ろ姿のウイングガンダムにもアレンジが加えられており、こちらはウイングの形状が現在のアーリータイプに近いものとなっている(この頃にはアーリータイプの概念はなかった)。


「敗者たちの栄光」では上述のテンペストを抱える他、ウイングガンダムゼロカスタムあの翼をバックパックに装備したトールギスF(フリューゲル)も登場している。


トールギス始龍

老子Oがシェンロンガンダムと同時に造った機体。機体色が濃紺、頭部がリーオーのものである以外はほぼゼクス機と同様。張五飛の婚約者である龍妹蘭がOZの侵攻を阻止するために搭乗し、やはりその強烈なGにより命を落としている。



立体物

TVアニメ放送当時は1/144のみが発売されている。

その後EndlessWaltzOVAの商品展開に合わせトールギスⅢとのコンパチ仕様で発売され、劇場版公開時は同じくコンパチ仕様でHG 1/144が発売された。

またHG1/144にはパーツをクリアカラーとメッキに変更した特別仕様も一般販売されている。この類は限定販売が多いだけにかなり珍しい。


2008年にはハイコンプロ、2013年にはロボット魂で発売された(トールギスⅢのロボ魂はそれよりもっと前に発売済み)


2012年にはEW版の方がマスターグレード化され、後にプレミアムバンダイ限定ではあるがトールギスⅡトールギスⅢもMG化している。一方で本家トールギスのTV版はEW版とそこまで違いがないのが祟ってか未だMG化されていない。

幸いTV版との違いは上記の三点くらいなので塗装環境や技術のある人はスーパーバーニアの接続に不満さえなければ塗装するのもいいかもしれない。


ちなみにイベント限定ガンプラとしては、W勢の主役のガンダム達を差し置き各部にメタリックカラーやチタニウムフィニッシュなどの豪奢な色変えがなされたMG トールギス(EW) スペシャルコーティングが販売されている。通常版では賛否あった黄色のアクセントがここで良い意味で生かされており、まさにエレガントの一言に尽きる。


最初にイベント販売された時は、通常版の倍を優に超える8000円という超高価格帯にもかかわらず、真っ先に売り切れるほどの人気を誇った。その影響もあってなのかイベント限定ガンプラでは現在でも生産が打ち止められる事なく続いており、ガンダムベース東京でもイベント限定ガンプラの一環として販売されている。


そして、スペシャルコーティングの反響を受けてか、トールギスⅡの方のスペシャルコーティングもイベント限定ガンプラとして発売されることが決定した。


関連イラスト

トールギス(TV)Wガンダム アーリーモデル vs トールギス

TALLGEESE[C84] SH11

関連タグ

ゼクス・マーキス ミリアルド・ピースクラフト トールギスⅡ トールギスⅢ 殺人的な加速 ガンダム開発者(新機動戦記ガンダムW)

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