演:入江甚儀
概要
『仮面ライダージオウ』の登場人物で、仮面ライダーキカイの変身者。
『「オーマの日」でオーマジオウが倒された未来』の2121年で戦っている。
ヒューマノイズと呼ばれる人の姿をした機械生命体でありながら人の心を持ち、自分を兄のように慕うマルコら身寄りのない子供達を守りながらヒューマノイズと戦う。
しかし、戦闘後はエネルギー不足になるようで、太陽光発電衛星からエネルギーを充填する。
劇中では常磐ソウゴが見る予知夢を通じて彼と対面。2019年に現れたアナザーキカイを倒す為のヒントを得ようと何度も夢の中に入るソウゴだったが、衛星からエネルギーを得ようとしたレントが突然暴走。ヒューマノイズと同じ台詞を告げながらソウゴに襲い掛かり……。
余談
演じる入江甚儀氏は『キカイダーREBOOT』でジロー/キカイダーを演じており、入江氏は特撮で再びロボットのキャラクターを演じる事となった。
初登場回である第23話のサブタイもモロにキカイダーであり、衣装も旧ジローが着ていた物に近い(おまけにキカイダーREBOOTの脚本を担当したのも、現在ジオウ本編のメインライターを務める下山健人氏である。そのため今回も白倉Pは癒着ネタを公式サイトに掲載していた)。
苗字の真紀那はラテン語で機械を意味する「マキナ」から来ていると思われる。
そしてレントは、指輪物語に登場する種族「エント(トレント)」が由来と思われる。神の手で植物を守るべく樹木より生みだされたこの種族は非常に長命な木人であり、同じく人間を守る長命な機械生命体のレントに重なる。
更に原典におけるキカイダーは、元々自然環境保護ロボットに用いられる技術を流用して作られた存在であり、それへピノキオにも例えられることも踏まえれば、キカイダーもまた守護の木人=エントの一種であると解釈ができる。
また、入江氏は『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』でザミーゴ・デルマも演じており、奇しくも入江氏がキカイを演じると発表された一週間前に倒されたため、「戦隊に倒された怪人が1週間後の次回予告(言いかえれば2週間後の放送)でライダーとして復活」というなかなか珍しい事態となった(「#ギャングラーから転生したらキカイだった件」というハッシュタグを本人はつけていた)。未来ライダーは戦隊経験者が演じる法則となっているが、今回はまさかの悪役側からの出演である。
ちなみに発表前の変身者予想では、フューチャーリングキカイの変身音に「ゴーカイ」のフレーズがあることから、ゴーカイジャーのメカニック担当・ハカセことゴーカイグリーン役の清水一希氏が有力だった。
関連タグ
ゴジラ・アース:エントに似た特性を持つアニメ映画版のゴジラ。他生物を脅かす文明へ怒りと敵意を持つゴジラの習性により地球から人類文明を駆逐後、2万年の時を掛けて自らを頂点とする生態系を作り出して地球環境を保全・守護する存在となった。