概要
『星獣戦隊ギンガマン』と言う作品における「今週の怪人枠」。バルバン擁する4大軍団長の下に集う荒くれ者達の総称であり、それぞれがそれぞれの軍団長の意向の下、魔獣ダイタニクス復活に動く。
魔人達は自分達の軍団長に対しては絶対の忠誠を誓っている反面、毛色が違い過ぎる為か軍団間の仲は最悪 で他の軍団の魔人とは常にいがみ合っている。
功績を挙げるとバルバン金貨が一掴み分手に入るという褒美が定められている事も手伝い、褒美欲しさから軍団同士のいがみ合いは日常茶飯事。
顔を合わせればすぐに喧嘩が始まり、時には他の軍団を謀略で陥れる事も平然と行われる(この傾向は特にイリエス魔人族に見られる)。
元はと言えばそうした各軍団の仲の悪さが裏目に出て、3000年前に先代のギンガマンに敗退するきっかけを生んでしまった為、 第二章ではゼイハブがトランプを投げて絵柄がジョーカーだった者、つまりこの場合はサンバッシュが指揮官となり、エネルギーの類を集める作戦に打って出た。
だが第三章ではサンバッシュがブドーから手を引くよう言われたことに端を発して再び争いとなり、船長命令でサンバッシュが「行動隊長」に任命された。
以後ゼイハブの意向により行動隊長制が厳格に定められ、地球でのダイタニクス復活のための活動は行動隊長に任命された軍団長と配下が全権を担い、 それ以外の者は任命された軍団の方針に手も口も出さず、戦果を上げた行動隊長には褒美や金貨を与える方針となった。
巨大化する時には、バルバエキスという液体を飲んで巨大化し、その時の台詞とバルバエキスの容器の形状は各軍団ごとに異なっている。
四大軍団
サンバッシュ魔人団
サンバッシュをリーダーとする荒くれ集団。ブクラテスの助言を元に「エネルギー」を奪い取るという作戦でダイタニクス復活を目論む。
モチーフは昆虫や甲殻類で、服装は暴走族を意識した革ジャンに統一されている。魔人たちの名称は「コルシザー」や「バクター」のように最後は長音で終わる名前で統一されている。
魔人団の魔人たちはサンバッシュと同様にノリと思い付きで行動し、4大軍団の中で最も統制が取れていない。
バルバエキスはウイスキーの瓶型で、巨大化する時は「効くぜ~!」と言う。(言わない回もある。)
ブドー魔人衆
ブドーを大将とする軍団。ギンガの光の在り処を記した巻物と作戦内容を示した川柳に基づいて行動する。
モチーフは水棲生物で、出立は虚無僧や鎧武者といった和風で統一されている。魔人たちの名称はすべて漢字で統一されている。
魔人衆の魔人たちのブドーに対する忠誠は絶対的に厚く、バットバス魔人部隊に匹敵するほどに統制が取れており、特に砂爆盗・氷度笠・砲烈道・怒涛武者の4人は「四将軍」と呼ばれ、魔人衆の中でも最強を誇る。
バルバエキスは瓢箪型で、巨大化する時は「せめて、最後のご奉公!」と言う。
イリエス魔人族
イリエスを隊長とするチーム。魔術を用いてダイタニクスを復活させようと企む。隊長の性格を反映してか、作戦内容は人の心に付け込む卑劣な作戦が多い。
モチーフは世界各地の神や悪魔である。魔人たちの名称は弟のデスフィアスを除いて「メドウメドウ」「ヒエラヒエラ」のように三文字の繰り返しとなるように統一されている。
バルバエキスは原住民の酒入れ型で、巨大化する時は「イリエス魔人族はしぶとい(しつこい)のだ(のよ)」と言う。
バットバス魔人部隊
バットバスを王とする集団。ダイタニクスの心臓の一点集中に定めて、復活を目論む。行動はサンバッシュ魔人団と似ているが、ビズネラがいるため明確かつ理にかなった作戦を行う。
モチーフは武器・兵器類で、魔人たちの名称は「ダングス」「ミザルス」のように語尾が「ス」で終わり、必ず濁音が入った名前で統一されている。
毎回の出撃の時には「作戦失敗した奴は?」「手前で頭を食いちぎれ!」と士気を上げる。
バルバエキスは樽型で、巨大化する時は「作戦変更!」と言う。(言わない回もある。)