「Enter The GAME!Riding The END!」
「ガシャット! 」
「天を掴めライダー! 刻めクロニクル! 今こそ時は極まれり!」
CV:諏訪部順一
概要
『仮面ライダーエグゼイド』に登場するアイテム「ライダーガシャット」の1つ。メインカラーは黒と黄緑。初の量産型ライダーガシャットである。
これまで仮面ライダーたちが使用してきたガシャット(CV:影山ヒロノブ)から起動時の声が変わっている(CV:諏訪部順一)。
ラベルにはエグゼイドを始めとする仮面ライダー達が描かれている。
マスター版と市販品として販売された複製版の2種類が存在する。
マスター版の初登場は第22話終盤。檀黎斗が幻夢コーポレーションを占拠した際に手にしていた。その後、第23話でパラドが黎斗を殺害して奪取した。
第23話時点では未完成だったが、第24話ラストにて完成した。その後は天ヶ崎恋の管理下に置かれた。
第25話より、マスター版を元に量産された複製版が告知なしの一般販売という形で日本全国で発売開始。飛ぶように売れ幻夢コーポレーションの急激な株価の高騰が起きた事を花家大我が同話で確認している。
一般に幅広く出回りながらもその本質はやはりライダーガシャット、起動した時点でプレイヤーはゲーム病に強制的に感染させられるという恐ろしい機能が搭載されている。これによってプレイヤーはライドプレイヤーの能力の低さも相まって、一度ゲームを始めてしまうとゲーム病で消滅するか、ゲームオーバーとなって死ぬか、殆どその二択に陥ってしまう。
恐ろしいことに、劇中で確認できる仮面ライダークロニクルのCEROレーティングはA(全年齢対象)であり、金さえあれば誰でも容易に手にできてしまう。
ただ、第26話にて衛生省が回収・使用禁止令を発令し記者会見で真摯に国民に訴えたり、ドクターとして人々を救う為に奮闘する仮面ライダー達により命を救われた事が切っ掛けで、このガシャットを返却する者も現れ始めている。
第27話では西馬ニコが複製版のガシャットを使用してライドプレイヤーニコに変身。
なお、イラスト中央に描かれているライダーは「仮面ライダークロノス」と呼ばれており、「仮面ライダークロニクル」に登場するラスボス「ゲムデウス」に唯一対抗できる伝説の戦士とされている。
しかしクロノスの力を扱える者はあらゆる種類のバグスターウイルスの感染をものともしない完全な抗体を身につけた者のみである。
開発者の黎斗をして「クロノスに変身できる人間が現れる確率はもはや奇跡に等しい」と語るほどだったが、第32話にて自身の父親であり、16年前に「世界初のバグスターウイルス」を自身に感染させ完全な抗体を身につけた檀正宗が天ヶ崎からバグルドライバーⅡと一緒に横取りしたマスター版を使用したことでクロノスへの変身を成功してみせた(結果的に黎斗が生み出したマスター版は、紆余曲折を経て父の手に渡ることとなった)。
マスター版にはゲームキャラクターとして登録されているバグスターを自由に消去・復活させることができる機能があり、これにより所持者である正宗はクロノスの能力も相まってバグスターの生殺与奪を完全に支配する立場となった。
「人間をバグスターによる死のゲームに引きずり込む」ガシャットから「バグスターを殺せる存在」が誕生した瞬間である。
第40話ではエグゼイドとパラドクスの協力プレイによってクロノスが敗北した際、遂にマスター版ガシャットが破壊される。
しかし、敗北を認められない正宗が「私こそが世界のルールだ!!」と豪語した瞬間、それに呼応するかのように彼の体内のバグスターウイルスが活性化しリセットが発動。ハイパームテキガシャットが完成する直前まで時間が巻き戻り、破壊されたはずのマスター版ガシャットが破壊される前の状態へと復元された。
そして最終話にて、クロノスがエグゼイドに敗北した事でマスター版ガシャットも損傷。最後は正宗が破損寸前のマスター版ガシャットを自身の胸に突き刺し、消滅者のデータを道連れにする形で今度こそマスター版ガシャットは粉々に砕け散った。
ゲーム内容
このガシャットには、黎斗が完成させようとしていた究極のゲーム「仮面ライダークロニクル」の力が込められている。
このゲームの詳細については個別記事を参照。
玩具版
DXバグルドライバーツヴァイとセットで2017年5月13日(土)より発売。
その後、食玩版とガシャポン版が発売されたが、ライドプレイヤーへの変身音はオミットされたクロノス専用のものとなっている。
さらにプレミアムバンダイ限定アイテムとしてライドプレイヤーver.の発売が決定。
- ライドプレイヤーの変身解除音と西馬ニコの台詞を各種新規収録
- 端子部分の発光グラフィックをクロノスからライドプレイヤーに変更(開発者ブログによれば市販版という想定)
- 本編に登場したものとほぼ同デザインの幻夢コーポレーション製ボックスが付属(ゲームではなく玩具のためCEROマークはつけられなかったため、その部分のみ黒で塗りつぶされている)
という仕様となっている。
エグゼイド本編の仮面ライダークロニクルガシャット同様に事前予告もないまま予約が開始されたが、(上記のようにDX版以外はライドプレイヤー音声がないため)クロニクル難民が多かったこともあってか、一次受注分は即日完売している。
関連タグ
仮面ライダーエグゼイド ライダーガシャット 仮面ライダークロニクル