ズルズキンとは『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。
基礎データ
進化
ズルッグ → ズルズキン(レベル39)
概要
『ポケットモンスターブラック・ホワイト』(第5世代)で初登場したポケモン。
分類の「あくとう」は、悪党と悪・格闘の複合タイプであることをかけてあるのだと思われる。
ズルッグ時代の頭部の皮の名残か、首周りにくしゃくしゃになった頭巾が付いた。
目が据わり、頭は真っ赤なモヒカンになりヤンキー度アップ。
本作が発売されたばかりの頃はズルッグの評判の良さから進化前の面影こそは残しているものの進化後の姿にがっかりした物も多かったらしい。
しかし、後に公式絵が公表されると評価は一変。
ズルズキンが微妙だったのはドット絵が微妙だっただけで、そのズルッグの可愛さも引き継いだ外見からズルズキンも可愛いと評するプレイヤーが増え、現在ではズルッグと共に高い人気を誇る。
ゲームにおける特徴
ズルッグがレベル39になると進化する。
気怠そうな外見とは裏腹に非常に器用なポケモン。
悪タイプのお陰で、格闘タイプの天敵であるエスパー、ゴーストのポケモンを前にしても有利に戦える等、
多くの相手に対応できるポテンシャルを持つ。
攻撃技の種類は中々あり、一致技の2種と格闘サブでおなじみの岩技に加え、遺伝で3色パンチを扱える。
種族値や変化技の良質さからフルアタは勿体無いので、そこまで広いわけではないが、
ハピナス(輝石ラッキー)&グライオンの組み合わせを冷凍パンチで突破できる可能性のあるポケモンの1体。
補助技の方はちょうはつやビルドアップに加え遺伝によってりゅうのまいを習得することが可能。
りゅうのまいからとびひざげりにつなぐ攻撃型かドレインパンチとビルドアップでしぶとく居座る耐久型か分かりにくいこともこのポケモンの強さの要因の1つである。
耐久が高めなのでカウンターも遺伝出来る所がまた嫌らしい。
タマゴグループは陸上&ドラゴン。
陸上が入っているのでドーブル対応。優秀な物が多い遺伝技に同時遺伝不可能な物が無いのはうれしい。
ステータス面においては耐久面はあのドータクンとほぼ同じ(タイプの関係でドータクン程ではないが)。
攻撃は格闘タイプにしては90と控えめな数値である物の、積み技で補って行ける。
素早さは最速+りゅうのまいで112族抜き。基本は鈍足なので無振りも多く、型によって分かれる。
しかしもっとどうでもよい特攻はかなり抑えられてあり、無駄の少ないステータス。
特性はどちらも優秀でだっぴなら耐久型の弱点である状態異常も回復できるし、じしんかじょうなら格闘タイプにしてはやや控えめな攻撃力を補え、りゅうのまいなどと組み合わせる事でうまくいけば全抜きも夢じゃない。
当然シナリオを進める上でも優秀なポケモンであり、タイプ相性上四天王のうち三人はズルズキン一匹だけで突破できてしまう。
彼(彼女)の器用さの恩恵に与ったプレイヤーも多い事だろう。
未確認情報だが、ホウエンの四天王であるカゲツはズルッグ系の最終進化系であるという説がある。
RSEのリメイクが出るなら、是非強化版で使用して欲しいものである。あくタイプだしね。